ホログラフィックメモリ
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「ホログラフィー」の記事における「ホログラフィックメモリ」の解説
ホログラフィックメモリは、結晶やフォトポリマーの中に高密度の情報を記録するものである。現在一般的な記録媒体(メモリ)である DVD は面上に記録するため光源の波長に依存する回折限界の制約を受ける。DVDはほぼこの上限に達しておりこれ以上容量を増やすことができない。しかし、メディアの容積全体に記録できるホログラフィックメモリは次世代記憶素子としての可能性を秘めている。 空間光変調を使えば、1024×1024ビットの解像度の異なった画像1000枚を1秒で再生できる。メディアによっては、1ギガビット毎秒という速度で書き込むことができ、読み込み速度は1テラビット毎秒に達すると考えられている。 2004年、NTTはプラスチック製の切手サイズで1GBの記憶ができるInfo-MICA(インフォ・マイカ)を発表。2005年、オプトウェアは記憶容量1TB、直径120mmのホログラフィック・バーサタイル・ディスク (HVD) を製造した。しかし、共に製品化までのアナウンスは聞こえてこない。 2009年4月27日、アメリカのGE社が標準サイズのディスク一枚に、500GBの容量を持つディスクについて発表。将来的には、1TB以上まで拡大も可能だという。フォーマットなどは現行のDVD・ブルーレイディスクと似ており、互換性に優れているという。
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ホログラフィックメモリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:26 UTC 版)
結晶またはフォトポリマーの内部に情報を光学的に記憶する。容積全体を記憶に利用できる。不揮発性、シーケンシャルアクセス式、ライトワンスまたは読み書き可能なストレージ。二次記憶装置またはオフラインストレージとして使用する可能性がある。HVD(ホログラフィック・バーサタイル・ディスク)も参照。
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