ニフティサーブ
ニフティサーブとは、1986年に富士通と日商岩井によって設立されたパソコン通信サービスの名称である。
ニフティサーブは米国のコンピュータネットワーク「CompuServe」をモデルとした会員制の通信サービスであった。会員同士でやり取りできる電子メールや、掲示板、または「フォーラム」と呼ばれるコミュニティなどを提供し、人気を博した。1995年時点で会員数が100万人を達成、最盛期には300万人近い会員数を有する、日本最大のコンピュータネットワークであった。その後、インターネットの爆発的な普及に伴い、ニフティサーブはコンピュータネットワークとしての役割をインターネットに譲る形で使命を終えた。
1999年に、日商岩井が事業から撤退し、富士通系インターネットサービスプロバイダ(ISP)「InfoWeb」に統合されて「@nifty」と改称した。@niftyはISPからポータルサイト、フリーメールといった幅広いサービスを提供する総合ネットサービスとして、現在も展開している。なお@niftyはニフティ株式会社によって運営されている。
参照リンク
ニフティーの歩み1994年以前 - (ニフティ)
ニフティサーブ
(NIFTY-Serve から転送)
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ニフティサーブ(NIFTY-Serve、のちにNIFTY SERVE)は、1987年から2006年までニフティ株式会社が運営していたパソコン通信サービス。
注釈
出典
- ^ “NIFTY-Serve、会員200万人を達成”. PC Watch (1996年9月19日). 2012年5月9日閲覧。
- ^ “ニフティサーブをWWWから見られる「ニフティインターウェイ」がサービス拡大”. INTERNET Watch (1997年9月25日). 2012年9月3日閲覧。
- ^ “パソコン通信「NIFTY-Serve」が限定復活?! ニフティ創立25周年記念サイト”. インプレス. (2011年4月15日) 2012年5月25日閲覧。
- ^ “新「NIFTY-Serve」提供開始、昔のハンドルで“フォーラム”に出入り可能”. インプレス. (2012年5月24日) 2012年5月25日閲覧。
- ^ 松林庵洋風「日本のネットワーク20年を振り返る~スペシャルセッションレポート」(Internet Watch、2004年7月1日)
- ^ 国立国会図書館サーチ:R100000002-I000000082514
- ^ OLTJ、OPEN KITCHEN - 2023年10月5日閲覧。
- ^ a b 新入社員はNIFTY-Serveを知らぬ世代、30周年記念の「社史」で共有するニフティの歴史・我々の歴史、INTERNET Watch、2016年2月16日。
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- ^ ニフティ SUPER INTERNET、@nifty - 2023年10月5日閲覧。
- ^ 国立国会図書館サーチ:R100000002-I000000108276
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- ^ “(原審・東京地方裁判所平成6年(ワ)第7784号,同第24828号損害賠償・反訴請求事件 (原審言渡日平成9年5月26日))” (PDF). 裁判所 - Courts in Japan. p. 4. 2022年6月9日閲覧。
- ^ 平成9年(ネ)第2631号・第2633号・第2668号 損害賠償・反訴各請求控訴事件、第5633号 付帯控訴事件 (東京高等裁判所 平成13年9月5日判決)
- ^ 平成11年(ワ)第2404号 損害賠償請求事件 (東京地裁 平成13年8月27日判決)
- ^ 判例時報1778号90頁、判例タイムズ1086号181頁
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