フリーメール(ふりーめーる)
住所、氏名、年齢、性別などの個人情報を登録してメールアカウント(メールアドレスとパスワード)を取得する。その後、プロバイダ契約の電子メールサービスと同様に利用できる。多くの場合、送受信などすべてのメール操作をブラウザ上で行うことになる。
フリーメールは、プロバイダと契約を結ぶわけではないので、その利用にはインターネットへの接続環境が必要である。すでにプロバイダに契約し複数のアカウントを目的別に使い分けたい人、会社・学校のメールアカウントとは別のプライベート用の電子メールを使いたい人に利用されていると言われている。
無料で使える理由は、フリーメールの運営を広告収入でまかなっていることである。フリーメールの管理者は、送受信などメール操作を行うホームページ上に商用広告を出す。その広告が利用者に見られることから広告収入が得られるのである。さらに、フリーメールの登録時に、利用者の年齢、性別、趣味や関心事などの情報を収集することで、その利用者の興味を惹きやすい広告を選択的に出して広告効果をより高めることも期待できる。
現在、Yahoo!JAPAN、goo、infoseekの検索系サイトのほか、MicrosoftのHotmail、Asahi.com のclubAAなど多くのポータルサイトでフリーメールを利用することができる。
最近ではポータルサイトの主導権を握るべくサービス競争が激化しており、フリーメール以外にも魅力的なサービスを準備するところが増えてきた。
(2000.04.09更新)
フリーメール
【英】free mail
フリーメールとは、電子メールアドレスの取得や電子メールの管理機能を無償で提供しているサービスの総称である。または、そのようなサービスで取得できる電子メールアドレスのことである。
フリーメールの多くは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)やポータルサイトを運営している事業者などによって提供されている。電子メールの作成や送受信を行うことができるWebメールが主となっており、電子メールクライアント(メールソフト)を用いなくても、ポータルサイトにアクセスして電子メールを管理できるようになっている。電子メールクライアントを通じて送受信できるように設定もできる。
フリーメールは大抵の場合、審査や加入条件などを必要とせず、申請すれば容易にメールアカウントを取得できる。また、電子メールアカウントから登録者情報を判定することができないなど、匿名性が高い。このため、メールアドレスをIDとともに身元証明のために用いているサービスなどでは、フリーメールによる登録やサービスの利用を認めない場合もある。また、ユーザー側も、連絡相手に自分の素性や連絡先を知られたくない場合の当座の連絡先として、フリーメールを利用する場合がある。そのような場合にはフリーメールは「捨てアド」、「捨てメアド」などと形容される。
フリーメールは、無償で提供される替わりに、本文の末尾部やメール管理画面などに広告が挿入されることが多い。また、一定期間アクセスをしなでいると、登録したアカウントが抹消されるようになっているケースも少なくない。
フリーメールの代表的なサービスとしては、Hotmail、Windows Live Hotmail、Yahoo! メール、Gmailなどを挙げることができる。
フリーメールサービス
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