インビジブル
「インビジブル」とは、「目に見えない・姿を現さない・表に出てこない・隠れている・気づかれない」などの意味で用いられる表現である。 「透明である」「目視できない位置にある」「帳簿に記載されない」といった意味で用いられることもある。
「インビジブル」は英語の invisible に直接由来する表現である。英語の invisible は「in-(不)+visible(目に見える)」という構成の形容詞。「インビンシブル(invincible)」とは互いに誤読しやすいので注意を要する。invincible は「征服できない・無敵である」という意味である。
日本語において「インビジブル」はカタカナ英語として多用されているわけではないが、テレビドラマや映画などの創作物のタイトルや架空の超能力の名称などに用いられることは多い。
「インビジブル」の語を含む言葉
「インビジブルガール」とは
「インビジブルガール」は、堀越耕平のマンガ作品「僕のヒーローアカデミア」(通称「ヒロアカ」)に登場する透明人間キャラ・葉隠透の二つ名(ヒーロー名)である。葉隠透は全身が常に透明で、平時は服を着用している(服の動きで動作が描写される)。透明人間であるため偵察などの活動に向いており、その利点を活かす場面では全裸になる。天真爛漫な女子である。マーベル・コミックのアメコミ作品のひとつ「ファンタスティック・フォー」に登場する主要キャラであるスーザンには「インビジブル・ウーマン」という二つ名があるが、これは当初は「インビジブル・ガール」だった。強敵との死闘の後「自立した大人になる」という意味を込めてスーザンが自ら「ガール」から「ウーマン」へと変えた、という経緯がある。
「インビジブルラブ」とは
「インビジブルラブ」とは、ダンスボーカルグループ・THE RAMPAGEの曲名である。正確な曲名は「INVISIBLE LOVE」という表記であり、「インビジブルラブ」は読み方または便宜的なカタカナ表記であるといえる。愛というものは、目には見えず、人の感情を支配して、欲望を生み出す、といった趣旨の歌詞が歌われている。
「インビジブルレイン」とは
「インビジブルレイン」とは、誉田哲也の小説・姫川玲子シリーズの第4作目のタイトルである。TVドラマシリーズ「ストロベリーナイト」の劇場版、別のドラマシリーズである「ストロベリーナイト・サーガ」内のエピソードのひとつとして、映像化されている。「インビジブルレイン」が具体的に何を意味するのかは明らかにされておらず、読者・視聴者めいめいに解釈を委ねる形となっている。おおかたの解釈としては「インビジブルレイン(見えない雨)=心に降る雨」という見解が支持されている。
「ガトーインビジブル」とは
「ガトーインビジブル」は、フランス発祥の洋菓子の名前である。アルファベット表記は「gateau invisible」であり、この invisible は英語ではなくフランス語の語彙ということになる。ガトーインビジブルは小麦の生地と薄くスライスしたリンゴをミルクレープの要領で重ねて焼き上げたケーキである。「ガトーインビジブル(見えないケーキ)」という名称は、焼き上がった薄切りリンゴの色が淡く透明感もあるため生地とリンゴの境目がぼやけて見えない、あるいはリンゴ自体が目視できない、といった意味で名付けられたらしい。
「インビジブルズ」とは
「インビジブルズ」は、おそらく「インビンシブルズ」の誤りである。「インビンシブルズ」は、サッカーの大会で無敗優勝を果たしたチームを称えて用いられる呼び名である。とりわけ、プレミアリーグの2003-2004シーズンで無敗優勝を果たしたアーセナルFCの異名として用いられることが多い。
インビンシブルズ(invincibles)は「無敵の者たち」くらいの意味の表現である。
invisible
「invisible」とは、目に見えない・人目につかないのことを意味する英語表現である。
「invisible」とは・「invisible」の意味
「invisible」とは、目に見えない・人目につかない・みじめである・無視されていることを意味する英語表現である。名詞として使う場合は、不可視・霊界・神という意味で使われる言葉だ。「invisible」は形容詞であるが、比較級・最上級で表現されることはない。副詞で表現すると、目に見えないようにという意味の「invisibly」だ。英検2級以上、TOEIC L&Rスコアは470点以上のレベルがある。「invisible」の類語には、目立たない・注意を引かないという意味がある「inconspicuous」、みじめな・わずかなという意味の「miserable」、認めることを拒む・無視されているという意味がある「disregard」、目に見えない・霊界という意味の「unseen」、見えなくする・分からないように偽装するという意味がある「camouflage」、見えないところにという意味の「out of sight」などがある。
「invisible」の発音・読み方
「invisible」の読み方は、「インビジブル」である。「ビ」の部分にアクセントをつけて「インヴィジヴォゥル」と発音すると良い。「invisible」の語源・由来
「invisible」の語源は、ラテン語で目に見えないという意味がある「invisibilis」である。ラテン語の「invisibilis」とは、~ないという否定の意味を持つ「in」、見るという意味の「video」、~できるという意味がある「bilis」から生まれた言葉だ。「invisible」は、英語で視覚という意味がある「visual」と語源が同じである。「invisible」の対義語
「invisible」の対義語は、人目につく・主だったという意味がある「conspicuous」、見える・可視のという意味の「visible」、現れる・見えるという意味がある「appear」、見る・眺めるという意味の「look」、見る・調べる・確かめるという意味がある「see」、誇らしい・得意げという意味の「proud」、尊重・敬意という意味がある「respect」などがある。その他には、現実の世界という意味の「real world」、現世・仮の世という意味がある「transient world」、可視化・視覚化という意味の「visualisation」も挙げられる。
「invisible」を含む英熟語・英語表現
「invisible」を含む英熟語・英語表現は、目に見えない力という意味の「invisible agency」、見えない資産という意味がある「invisible asset」、見過ごされている・相手にされていないという意味の「feel invisible」などがある。その他には、不可視領域という意味の「invisible area」、不可視光線という意味を持つ「invisible rays」、貿易外収支という意味がある「invisible balance」、透明人間という意味の「an invisible man」、霊界という意味がある「the invisible」、深層WEBという意味の「invisible web」のような熟語もある。
「invisible」に関連する用語の解説
「invisible」に関連する用語には、「ivsible」、「invisible man」がある。「visible」とは
「visible」とは、見える・可視の・明らかな・賢い・知識という意味がある用語だ。具体的には、彼女の家からは川が見えるという意味がある「Her house is visible from the river」のように使う。
「invisible man」とは
「invisible man」とは、透明人間・見えない人間という意味がある。「invisible man」は、小説や映画のタイトルとして使われることも多い用語だ。具体的には、アメリカの小説家・ラルフ・エリソンが1952年に出版したホラー小説、SFの巨匠と言われるイギリスのハーバート・ジョージ・ウェルズの小説、2020年に公開されたアメリカとオーストラリアの合作映画などが挙げられる。
「invisible」の使い方・例文
「invisible」の使い方・例文は、「本当に大切なものは目に見えない」という意味の「You invisible what's really important」、「空気は目に見えない」という意味がある「air is invisible」、「彼女は天候が悪い場合、姿を現さない」という意味の「She remains invisible when under the weather」、「彼は目に見えない収益を手にした」という意味がある「He made an invisible profit」、「雲で星が見えない」という意味の「I invisible the stars because of the clouds」などがある。その他には、「私は透明人間の存在を信じている」という意味がある「I believe in the invisible man」、「彼女はいつも周囲の人から無視されている」という意味の「She is always invisible by the people around her」、「目に見えない力で世界は動いている」という意味がある「The world moves with an invisible force」、「ビットコインは見えない資産だ」という意味の「Bitcoin is an invisible asset」、「彼女の存在は見過ごされているようだ」という意味がある「Her presence seems to have been invisible」なども挙げられる。2387
インビジブル
脚本はいずみ吉紘。主演は刑事役の高橋一生、および、犯罪コーディネーター・キリコ役の柴咲コウ。このキリコもしくは犯罪コーディネーターという存在の異名が「インビジブル」である。
テレビドラマ「インビジブル」の原作はない
テレビドラマ「インビジブル」は、テレビドラマ用に書き下ろされたオリジナルの脚本をもとに制作されている。既存の小説やマンガ等の作品を原作としてしない。 つまり、「インビジブルの原作」に該当する作品はない。インビジブルの内通者
ストーリーが進むにつれて、警察組織内に、犯罪者「インビジブル」の内通者がいることが明らかになる。 ドラマ内で「リーパー」と呼ばれる内通者が誰なのかが明らかになるエピソードでは、放送終了後に大きな反響があった。「インビジブル」の主題歌
ドラマ「インビジブル」の主題歌としては、Dragon Ashの「Tiny World」が使われていた。映画「インビジブル」は刑事ドラマとは無関係
「インビジブル」というタイトルの作品は他にもいくつかあり、たとえば2000年にポール・バーホーベンが監督をつとめた映画作品も「インビジブル」という。ただし「インビジブル」は邦題であり、英語の原題は「Hollow Man」である。映画「インビジブル(Hollow Man)」では、ケヴィン・ベーコン演じる主人公セバスチャンが透明人間となり、悪行に走り、それを止めようとする人々との対立・対決が描かれる。
原題「Hollow Man」の「hollow」は「中身がない・虚ろな・実態がない」という意味である。日本語として馴染みのない単語であるため「ホローマン」や「ホロウマン」のようにカタカナ表記に直すだけでは分かりにくい、という理由で「インビジブル」に改題されたらしい。
インビジブル
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インビジブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 08:43 UTC 版)
インビジブル(英: Invisible)
映画
- インビジブル (2000年の映画)(原題:Hollow Man) - 2000年のアメリカ映画。
- 臨死 (2007年の映画)(原題:The Invisible) - 2007年のアメリカ映画。
- インビジブル (2015年の映画)(原題:Imbisibol) - 2015年のフィリピン映画。
- インビジブル 暗殺の旋律を弾く女(原題:In Darkness) - 2018年のイギリス・アメリカ映画。
音楽作品
- INVISIBLE (w-inds.のアルバム) - w-inds.のアルバム。
- INVISIBLE (寺田恵子のアルバム) - 寺田恵子のアルバム。
- インビジブル (kemuの曲) - kemuのオリジナル曲。
- invisible - 堂本光一のアルバム「Gravity」収録曲。
- インヴィジブル (U2の曲)
その他
- インヴィジブル (ポール・オースター)(原題:Invisible) - ポール・オースターの小説。
- インビジブル (坂上泉) - 坂上泉の小説。
- インビジブル (テレビドラマ) - 2022年4月TBS系放送の金曜ドラマ
関連項目
インビジブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 18:12 UTC 版)
「死がふたりを分かつまで」の記事における「インビジブル」の解説
トランプの一員。メタマテリアルを用いた特殊スーツにより全身を透明化しており、護以外には視認できない。テボール、チボールの男女二人組のペアで、優れた隠形術と投げナイフを駆使する。
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