sympathy
「sympathy」とは・「sympathy」の意味
「sympathy」とは、他者の感情や状況に対して共感や同情を示す概念である。日本語では「同情」と訳されることが多い。反対語には「antipathy」があり、これは他者に対して反感や嫌悪を感じることを意味する。「sympathy」の発音・読み方
「sympathy」の発音は、/símpəθi/である。アクセントは最初の音節に置かれ、第二音節は弱めに発音される。「sympathy」の語源・由来
「sympathy」は、ギリシャ語の「syn」(共に)と「pathos」(感情)が組み合わさった言葉である。これは、他者の感情を共有するという意味を持つ。「sympathy」の類語
「sympathy」の類語には、「compassion」(共感)、「pity」(哀れみ)、「sorrow」(悲しみ)などがある。これらの言葉は、他者の苦しみや悲しみに対して理解や共感を示す意味で使われる。「empathy」と「sympathy」の違い
「empathy」と「sympathy」は、共感や理解を示す言葉として使われるが、意味合いに違いがある。「empathy」は他者の感情や立場に寄り添い、その状況を理解することを指すのに対し、「sympathy」は他者の感情や状況に対して同情や共感を示すことを意味する。「sympathy」を含む用語・関連する用語
「no sympathy」とは
「no sympathy」とは、「同情心がない」という意味で使われる表現である。他者の苦しみや悲しみに対して理解や共感を示さない態度を指す。「how to pronounce sympathy」とは
「how to pronounce sympathy」とは、「sympathy」の正しい発音方法を知りたいという意味の表現である。英語学習者が発音を練習する際に使われることが多い。「sympathy(相対性理論)」とは
「sympathy(相対性理論)」は、アインシュタインの相対性理論に関連する用語ではなく、誤解を招く表現である。正しくは、「relativity(相対性理論)」と呼ばれる。「sympathy」の使い方・例文
1. I have sympathy for the victims of the disaster.(災害の被害者に同情する)2. She expressed her sympathy to the grieving family.(彼女は悲しみに暮れる家族に同情の意を示した)
3. His story touched my sympathy.(彼の話は私の同情心をかき立てた)
4. The community showed great sympathy and support for the affected people.(地域社会は被災者に対して大きな同情と支援を示した)
5. Your sympathy is much appreciated during this difficult time.(この困難な時期にあなたの同情は大変ありがたい)
6. They have no sympathy for the homeless.(彼らはホームレスに対して同情心がない)
7. The sympathy card was filled with heartfelt messages.(同情のカードには心からのメッセージが書かれていた)
8. She felt sympathy for the abandoned animals.(彼女は捨てられた動物たちに同情を感じた)
9. His lack of sympathy made him unpopular among his peers.(彼の同情心の欠如が、仲間の間で彼を不人気にした)
10. The charity event was held to raise sympathy and funds for the cause.(チャリティイベントは、その目的に対する同情と資金を集めるために開催された)
シンパシー
「シンパシー」とは・「シンパシー」の意味
「シンパシー」とは、「同情」や「共感」「あわれみ」といった相手の感情に寄り添って自分事のように考えることを表すカタカナ英語のことを意味する表現。なお、シンパシーとよく似た言葉に「エンパシー(empathy)」がある。エンパシーは「共感」という意味で、シンパシーと混同されやすい。あえて違いを挙げるなら、シンパシーは「相手を気の毒に思ったり、気にかけたりすること」で、エンパシーは「相手と同じ気持ちになること」だ。基本的にはいずれも健全な行為として語られている。ただし、シンパシーは「理解できない相手を大切に思えない」ことでもあると指摘されてきた。エンパシー能力の高い人は属性や経歴に関係なく、相手の気持ちをポジティブに尊重できるとされている。「シンパシー(ウマ娘のスキル)」とは
ゲーム「ウマ娘」に登場するキャラクターのスキルのひとつである。シンパシーが日本で広まった理由のひとつにゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」が挙げられる。シンパシーのスキルを持つキャラクターたちが同じレースに出場すると、お互いの能力が高まる。このことから、シンパシーは重要なスキルとして認知されていった。「シンパシー」と「テレパシー」の違い
「テレパシー(telepathy)」はシンパシーに似た言葉であり、並べて使われることも多い。テレパシーとは「相手の気持ちを察知できる能力」のことである。いわゆる超能力の一種であり、感情だけでなく思考や想像まで読み取れる場合がある。たとえば、頭の中で想像していた単語を、別の誰かが完璧に読み取ってみせたなら、それはテレパシーだといえるだろう。あくまでも感情の動きを意味するシンパシーやエンパシーとは違い、テレパシーは個人の能力の一種だ。実際のところ、テレパシーには科学的な根拠がなく、心理学や人間観察を応用したスキルであるケースが大半だ。しかし、シンパシーやエンパシーの度合いが強いと、テレパシーを使っているような現象が起きる。日本語ではこの状態を「以心伝心」と呼ぶ。
「シンパシー」の熟語・言い回し
シンパシーを感じるとは
「あわれみを覚える」「同情する」という意味で「シンパシーを感じる」というフレーズは使われてきた。誰かの感情の動きに対して、気の毒に思っている状態が「シンパシーを感じる」である。たとえば、家族を亡くしたり、仕事に失敗したりした人がいて、あわれに思うなら「シンパシーを感じている」ことになるだろう。基本的に、「シンパシーを感じる」のは相手を思いやる行為である。そのため、ネガティブな感情について使われることが多い。一方で、誰かが追い込まれたネガティブな状況、評価について自分と重ね合わせ、「シンパシーを感じる」こともある。シンパシーを感じる人とは
「シンパシーを感じる人」という表現の意味は、主に2つだ。まずは「あわれむべき人」「かわいそうな人」である。何らかのネガティブな状態にあり、肯定的には解釈できないとき、第三者は「シンパシーを感じる人」だと思う。次に、「自分と境遇が似ている人」だ。生活環境や思考回路、趣味など、重要な部分が自分と似ているなら、対象の人物を「シンパシーを感じる人」だと認定できるだろう。この文脈だと本来は「エンパシーを感じる人」が正しいものの、日本では「シンパシーを感じる人」という表現が定着した。2つ目の意味の「シンパシーを感じる人」は非常に大切な存在であり、親友や恋人、尊敬する人に使われることも多い。
シンパシーを抱くとは
「シンパシーを抱く」は「シンパシーを感じる」と同じで、「あわれに思う」「同情する」という意味である。「感じる」を「抱く」と表現するのは、やや文学的だといえるだろう。あるいは、二重表現を避けるために「シンパシーを抱く」にしているケースもある。「シンパシーを感じる」を日本語に置き換えると「同感を感じる」になりかねない。「感」の連続は二重表現であり、日本語の誤用である。そこで、「感じる」を「抱く」に置き換え、文法を正している。ただし、シンパシーには「あわれみ」「同情」などの意味もあるので、「シンパシーを感じる」という言い回しが絶対的な間違いではない。文脈や文体、発信者の好みなどによって「抱く」と「感じる」は使い分けられている。
誰が為シンパシーとは
「誰が為シンパシー」とは、育成シミュレーションゲーム「アイドルマスターシャイニーカラーズ」に登場する西城樹里のプロデュースアイドルカードである。「アイドルマスターシャイニーカラーズ」はプレイヤーがプロデューサーになり、アイドルを育成するゲームだ。ミッションや課金を通してアイドルが成長すると、プレイヤーは特典のプロデュースアイドルカードを獲得できる。「誰が為シンパシー」は西城樹里にとって8枚目のプロデュースアイドルカードだ。西城樹里はボーイッシュなビジュアルと、素直になれない性格でプレイヤーからの人気が高い。「誰が為シンパシー」も魅力的なデザインがなされており、反響が大きかったカードとなった。「シンパシー」の使い方・例文
シンパシーよりもエンパシーの方が人間関係に重要だという説もある。シンパシーだけでは、考えの合わない人とうまくやっていけない。大切なのは、立場の違う人の気持ちもしっかりと受け止めてあげることではないだろうか。勝手にシンパシーを抱いてしまって申し訳ない。でも、課長の決断はとても苦しかっただろうと思う。僕も昔、同じような状況に追い込まれてしまったので、少しは理解できているつもりだ。
どうして恋人とうまくいかなくなってしまったのだろう?確かに喧嘩はたくさんしてきた。好みも合わない。ただ、一番の原因は、会社にとらわれてしまっている彼へのシンパシーを感じることができなかったからだろう。
私がシンパシーを感じる人には共通点がある。まず、他人から怒られやすいこと。次に、誤解されやすいこと。何よりも、反省していないと勝手に決めつけられてしまうことだ。実際はまったく、そんなことはないのだが。
受験勉強にシンパシーは不要だよ。君が頑張れば頑張るほど、他の誰かは不合格に近づいてしまう。だけど、そんなの仕方ないじゃないか。君が代わってあげられるはずもないのだから、自分の勉強をひたすら頑張りたまえ。
彼女は非常に困惑していた。今まで、彼女は成功を手にし続けてきた。勉強でもスポーツでも、他人より劣っていると思ったことはない。それなのに、たった一度失敗しただけで周りからシンパシーを抱かれる存在になってしまったのだ。
その地方球団は泥沼の10連敗を続けていた。このままだと球団史上のワースト記録を更新してしまう。少し前までは、応援席から激励の声もあった。しかし、シンパシーを感じ始めたファンたちは、もはや沈黙するようになっていた。
シンパシーは判断能力を狂わせてしまう。だから、私はデータを重視するようにしている。その人の人格に感銘を受けてしまえば、冷静な判断を下せない。数字や実績だけを見れば、感情を動かされずに済む。
確かに、あなたは立派だ。シンパシーもエンパシーも抱かず、目的のためだけに働いている。おそらく、あなたは信じられないほどの金を稼ぐのだろう。それでも、人間的な魅力はまったくないと思うよ。
かつてその才能で世間を騒がせた男が、今ではくだらないテレビ番組で笑いものにされている。私はシンパシーを禁じえなかった。傲慢な司会者に彼の功績を説明してやりたかった。しかし、どれだけ強く言っても、彼の素晴らしさを理解などしてくれないだろう。
シンパシー (曖昧さ回避)
(sympathy から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 09:14 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動シンパシー(sympathy)は、英語で同情を意味する。
誤解される事が多いが共感(empathy)ではない。
日本語には正確に表現出来る単語はないので、カタカナで シンパシー と表記するのが より正確である。
また、以下の作品の題名である。
- Sympathy (中林芽依の曲) - 中林芽依のシングル曲。
- Sympathy (Larval Stage Planningの曲) - Larval Stage Planningのシングル曲。
- sympathy (高橋瞳のアルバム) - 高橋瞳のアルバム。
- SYMPATHY (ARBのアルバム) - ARBのアルバム。同名曲を収録。
- シンパシー-失われたささやき - 槇村さとるの漫画。
- Sympathy - 原理恵子のイメージDVD。
- sympathy (バンド) - 日本のガールズバンド。
- sympathy (back numberの曲) - アルバム逃した魚の収録曲
- sympathy (下野紘の曲)
同情
(sympathy から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 22:58 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動同情(どうじょう)、シンパシー(Sympathy)とは、他者の苦境に対し共感する感情の同一性を指す。
同情の一般的な用法としては、不幸な状況や、苦難に対しての感情共有の際に用いられることが多い。しかし、ポジティブな感情に対しても用いられる事もある。広義の用法としては、共産主義賛同者(communist sympathiser)のように、イデオロギーや政治的な引用もされ得る。
英語におけるSympathy(同情)の語源としては、ギリシア語より由来し、共に苦しむこと、感情が同一になることを指している。これより転じて、同情とは他者の苦しみに応答して、自らも苦しむような感情を持つ。
動物行動学・社会科学の例
人や動物の同情行動は生得的に備わった心理的能力と考えられ、動物行動学や心理学など社会科学の研究テーマの一つとなっている。
チンパンジーの社会では、闘争に負けた個体に対して親密に身体に接触する同情行動が見られる[1]。一般にオスの個体よりもメスの個体の方が同情行動を取る回数は多いが、社会的ランクの高いオスはメスよりも積極的に同情行動を取る傾向が見られ、闘争が和解せずに終わった場合は和解した場合よりもより多くの同情行動が行われる。
言葉を発する直前の段階である生後10か月の乳児を対象とした実験では、色の属性だけを持つ攻撃者が、別の色を持つ犠牲者を一方的に攻撃し破壊する抽象的な映像を見せた後に、両者と同じ色属性を持つ2つのぬいぐるみを提示させたところ、犠牲者側の色のぬいぐるみを触ろうとする行動が見られた[1]。
脚注
- ^ a b 三浦佳世・河原純一郎(編著)『美しさと魅力の心理』 ミネルヴァ書房 2019年、ISBN 978-4-623-08659-7 pp.58-59.
関連項目
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