黒須組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 18:18 UTC 版)
「地獄の天使 赤い爆音」の記事における「黒須組」の解説
黒須 演 - 成瀬正 黒須組組長。横須賀の歓楽街を仕切っており、寒河江とは兄弟分である事から匿っていたが警察に通報する。 中根 演 - 中田博久 黒須組幹部。組織の金庫番で匿っている寒河江を金銭面で優遇する。 五木田 演 - 町田政則 黒須組組員。横須賀の歓楽街のケツ持ちを任されており、邪魔立てする者を締め上げていたところをヨーコにやられて恨みを持つ。 三島 演 - 亀山達也 黒須組組員。事務所の留守番役。訪ねて来たヨーコを部屋へ入れ、襲われる。 早苗 演 - 津和のり子 横須賀でスナックを経営するクラブママ。ヨーコの旧友。出所まもないヨーコの境遇を知り、ホステスとして働かせる。黒須組と繋がりがあり、ヨーコを裏切る。 名美 演 - 樋口マキ 横須賀の不良グループ「ハマ友会」の番長だったが、黒須組の麻薬売買を断った事から襲われ、シャブ漬けにされ、今では横須賀でホステス(売春婦)として働かされる。
※この「黒須組」の解説は、「地獄の天使 赤い爆音」の解説の一部です。
「黒須組」を含む「地獄の天使 赤い爆音」の記事については、「地獄の天使 赤い爆音」の概要を参照ください。
黒須組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 04:13 UTC 版)
渋谷を拠点とする独立系組織。元は練馬の組織で組の規模は40人ほど。『LEGEND』では六本木に進出している。判明しているものは年齢も記載するが、作中での時間経過の状況は不明。 白川 竜也(しらかわ たつや) 本作の主人公。通称白竜。暴力団黒須組の若頭。一時期組長代行だったが現在は若頭に戻っている。常に冷静沈着で、ほとんど感情を表に出さない。年齢は判明していないが30過ぎとされている。頭の切れる人物であり組の勢力拡大のためなら非情な手段も取るが、一方で組員たちとは家族同然の強い信頼関係にある。 その行動から他のヤクザには恐れられるものの子供好きを思わせる一面もあり、知り合った子供のために示談で得た金を全額渡す、園児のために保育園を利益度外視で豪華に改装するなどしている。都内の一流大学法学部出身で特に法律に精通している。同窓生には役人からヤクザまで居るという。大学時代以降の詳しい経緯は明らかにされていないが、黒須組が練馬区で旗揚げする以前、黒須がタイで活動していた頃から行動を共にしており、ヤクザにならず大学に行くよう指示したのも黒須だった。黒須組長が衆議院選挙に出馬した際、2代目組長に就任するよう黒須より要請されるが、「オヤジさんが戻ってくる場所はいつでも空けておく」と言って組長就任を固辞し、しばらくは組長代行の座についていた。哲学からクラシック音楽、美術などにも造詣が深く、時にそれらをシノギの手段ともする。初期は事務所でゲーム機で遊んでいる姿も見られたが、現在は新聞を読んでいることが多い。女性に対しては淡白な一面、あるいは弱い一面がある。 「LEGEND」の最終エピソードである「地の果て海の始まり」編で、その出自がタイであり、生まれの名が「リュウ」であったことが明かされる。日本人のような容姿の自分の出自に疑問を抱いていたが、同郷の少女メーオのトラブルに関わり故郷を離れ、バンコクで黒須と出会い、メーオを追って来日。自分が通信会社「サイバー・バンク」創業者の狩場曜一郎の子であり、日本人女性の卵子を使いタイの代理母に産ませた子だったことを知る。 なおタイでの事件で名目上「リュウ・シンラット」は死亡しており、不正な手段で取得した日本人としての戸籍上の本名は「野沢義男」。「白川竜也」も黒須が与えた通称名である。 黒須 勘助(くろす かんすけ) 黒須組組長、48歳。白竜に絶対の信頼を置き、侠気あふれる人物ではあるが一方で女好き。他組織との抗争中に組事務所を抜け出して呑みに出かけたり、色情狂な愛人の行動を組員に見張らせるなど、自分の気分や都合を優先して空気を読まない部分もあるが、白竜曰く「人を惹きつける才能がある」とのことで多くの人間から慕われている。高所恐怖症。かつて妻を覚醒剤で亡くしたことから、組内では薬物を扱うことは禁じている。この禁を自ら破ったことの顛末が本作の最初のエピソードであり、これ以降は薬物の禁止体制を継続している。 知り合いからある政治家の資金集めパーティのチケットを購入して出席したが、その席で面子を潰された事に怒りを覚え、衆議院選挙に出馬しその政治家を落として自分が国会議員となり、しばらくは組長を退き議員を務めている。器が大きいため、多くの人から慕われ頼られる事も多い。格闘には弱く見えるが、チンピラ程度なら束になってもかなわないほどの強さをもっている。また、銀座のホステスに挑発された際に本気で店の酒を飲み干そうとしたり、スポーツマンでもある剛野とのサウナ対決では意識を失いながらも1時間以上も耐え抜いて勝利するなど凄まじい根性の持ち主。 黒須組を立ち上げる前は大手組織の系列の組で若頭を務めていたが、自身の親分に愛想が尽き、独立するために一攫千金を狙ってバンコクへやってきた。そこで日本人用の裏カジノを始めようと考えるもその資金を光村に騙し取られる。しかし、成り行きで買ったサーイがきっかけでリュウ(白竜)と接触し、協力関係となる。彼の度胸や頭の回転を高く評価し、白い肌の持ち主だったリュウを「まるで『白竜』だな」と評した。リュウの悲惨な過去を知って涙を流し、残ったわずかの資金でカジノを開業し、店が軌道に乗ったことをリュウに感謝しつつメーオを買い戻すための金を渡した。リュウが冤罪で逮捕された際には彼を救い出そうと手を尽くし、強い信頼を見せた。その後は日本に戻ってリュウと共に練馬で黒須組を立ち上げ、表向きは死亡した彼に日本での戸籍と「白川竜也」という通り名を与えた。 田代 輝人(たしろ てるひと) 黒須組若頭補佐。28歳。頭が固く細かい事に拘るタイプ。少年時代に家庭の事情で家出して黒須に拾われて可愛がられた。そのため20代で幹部を務めている。女性関係には非常に弱く、それが原因で追い詰められた事もある。 佐田安啓二(さだやす けいじ) 黒須組組員。36歳。額に悪の一文字(入墨と思われる)がある。主要な黒須組若衆の中では唯一の妻子持ちであり、息子の有名私立中学受験に際しては白竜に保護者面接を代わってもらった。組員の中では格闘系タイプ。 若菜ケンジ(わかな けんじ) 黒須組組員。24歳。田代の舎弟として登場、組内のご法度である薬物に手を出し、売人も行っていたことを白竜に見抜かれ制裁を受けたが、以降は組の主要メンバーとして活躍する。制裁を受けた際、割れた瓶で白竜に滅多刺しにされた額の傷はその後も残っている。白竜からは男として信頼されており、裏カジノ襲撃事件で剛野組に拉致された時は拷問に耐え抜いた。女絡みや組の慰安旅行の際など本人の意思と関係なく剛野とトラブルになる事が多い。70歳を過ぎた母親が田舎におり、ケンジは8年前に家出してから1度も会っていないという。 浜中ヨシキ(はまなか ヨシキ) 黒須組組員。22歳。野球賭博や相撲賭博の元締めを白竜から任されている。銀行員の男性と結婚している姉がいるという。 畠田 利夫(はただ としお) 黒須組の新入り組員として登場。28歳。3年前まで大手製薬会社「世界製薬」に勤務していたが、新薬開発の名目で行われた人体実験の餌食となり退職した過去を持っていた。 気弱な性格で、学生相手に怖気づく姿を弟分の鮫川に目撃され馬鹿にされることもあったが、白竜から与えられた試練を乗り越え一人前の極道として成長する。 偶然立ち寄った小料理屋「菜の花」の女将・美佐子と恋仲になり結婚。小料理屋を営むカタギとなり、黒須組を抜けた。 『番外編』でも登場し、美佐子がいながらフィリピン人のホステス・ジェニーに浮気をしていた。彼女の借金返済のために極星会と揉め、店を畳もうとするも白竜のお陰で解決した。事件後は美佐子を大切にするように白竜から説教され、心を入れ替えた。 鮫川 順也(さめかわ じゅんや) 黒須組組員。20歳。ヨシキと対立した暴走族のリーダーとして登場。白竜との対決に破れたのち、勝手に組員として参加するようになった。組内では「サメ」と愛称で呼ばせている。兄貴分の利夫の臆病さを馬鹿にしつつも、彼がみかじめ料の揉め事の件で荒巻組に話をつけに行くよう白竜から命じられた際には心配して同行を申し出るなどもしている。 黒須組の若手の中でも凶暴な性格で知られるが、女手ひとつで育ててくれた母親を慕い、旅行に毎年欠かさず連れて行く親思いの一面を持つ。しかしそれ故に、黒須組の壊滅を目論む警察に母親を人質にするかのような脅しの標的とされたこともある。後に医療ミスが原因で母親を亡くしたが、復讐のために破門を願い出たサメに対し白竜がただ殺して終わるだけの復讐を止める代わりに、その事実を元に病院を脅して清掃業者を入れさせ、その会社をサメに任せている。 初登場時は他人を痛めつけたり逆に殺されそうになった時に快感を感じる変態的な一面を持っており周りからは引かれていたが、黒須組加入後は前述の一面はあまり見られなくなった代わりに組員達の股間を触るなど男色の気があることを窺わせた。また、黒須に殴られて泣き出すなどコミカルに描かれることもある(次第にこれらの面は見えなくなった)。 ヒロシ 黒須組組員。組員の多くが逮捕された際に、残っていた新入りとして登場。しばらく白竜と共に行動していたことで立場を強め、以後主要メンバーと肩を並べるようになる。その際、他組員たちとのトラブルでゲイであることが発覚した。剛野がゲイであると予想し篭絡を目論むが失敗、怒りを覚えた剛野に発砲され拘束されたが、白竜の交渉により救出された。腕は確かで、凶暴な一面もあり、ゲイである事を馬鹿にした一般人に暴力をふるい、ケンジに「最強のゲイ」と言わしめた。当初はゲイであることを隠していたのか口調も普通だったが、いつの間にかオネエ言葉になっている。学歴があるのか不明だが数字に強い面を見せており、企業の不正の証拠を探す等で膨大な資料を洗う時は率先して白竜を手伝う事が多い。白竜がシノギを理由に問題に関わる際、その関係者に女性がいた場合は「女性を襲わない」という理由でボディーガードにつくことが多い。気配りが利き、料理などの家事もこなし、子供の面倒を見ることもある。 『HADOU』で高坂浩史という本名と名家の出であることが判明したが、文武両道な異母兄と常に比べられてきたらしく、後妻の子供という理由で冷遇されて家出した過去を持つ。加えてヤクザであることから異母兄には半ば勘当されている。 新田亜利沙(にった ありさ) 黒須組組員。銀座のナイトクラブ・騎士の新人ホステスで白竜の席についても恐れる様子を見せない気丈な美人。元は伝説のレディースとまで言われた暴走族のヘッド。鷲中に犯されたため彼を殺そうとしたが白竜に止められる。白竜の才知と行動力に惚れ込み黒須組組員となったが、その際組加入の条件として白竜に命じられた困難な任務(色情狂である黒須の愛人・ミーナの面倒を見る)を見事にやり遂げている。ただし『LEGEND』の第1話を最後に登場していない。
※この「黒須組」の解説は、「白竜 (漫画)」の解説の一部です。
「黒須組」を含む「白竜 (漫画)」の記事については、「白竜 (漫画)」の概要を参照ください。
- 黒須組のページへのリンク