紅蓮の獅子王
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シンボルは獅子。シンボルカラーは赤。星取得数は歴代1位か2位のみという優秀な魔法騎士団だが、アスタが入団した年はフエゴレオンが昏睡状態に陥っため5位という結果になった。 フエゴレオン・ヴァーミリオン 声 - 小西克幸 8月5日生まれの30歳。身長188cm。血液型はA型。王貴界出身。好きなものは向上心のある者で好きなことは大浴場にゆっくりと浸かること。魔法属性は「炎」。 「紅蓮の獅子王」の団長。 額にダイヤの入れ墨をした男性。王族ヴァーミリオン家の一員。同団のレオポルドは実弟で、「金色の夜明け」のミモザは従妹(父同士が兄弟)。 正義感の強い熱血漢で、身分差を気にせず対等な姿勢を貫き、団員からの信頼も厚い。戦功叙勲式ではユノやアスタを蔑む魔法騎士をたしなめ寛容な態度で接し、戦闘では兄たちの言葉で萎縮していたノエルを叱咤し、アスタには冷静に戦うことを指導した。ヤミからは「熱血真面目大王」と呼ばれている。真面目な性格故に、3つの卵を異なる熟し具合のゆで卵にするという変わったかくし芸を持っているが、子供達の評判はよくない。 「炎魔法」の使い手で、王族特有の高い魔力から放たれる豪快な魔法と相手の隙を突く繊細な魔法を使い分ける。また四大精霊の一つサラマンダーに選ばれたことで、さらに強力な「精霊魔法」も扱えるようになる。 ヤミとは仲が良いようで小説版で自分が行けなくなった任務の代理をヤミに頼み、ヤミもフエゴレオンを罠にかけて倒したリヒト(パトリ)に「卑怯な手でも使わねーと勝てなかったんだろう」と怒りを見せている。 王都襲撃の際に魔石を所持していたことから「白夜の魔眼」の標的となり、罠にかかって右腕を失う瀕死の重傷を負った。その後は昏睡状態が続いていたが、転生魔法発動によるエルフたちの襲撃の際にサラマンダーに選ばれて目を覚ました。ユノとほぼ同時期に王都に到着後は、エルフに肉体を乗っ取られたカイゼルと交戦。カイゼルの渦魔法で炎をかき消される中、メレオレオナの弟として負けるわけにはいかない確固たる意志を拳に込めてカイゼルにぶつけたことで勝利を果たした。 一連の騒動後は団長に復帰した模様で、ノゼルと共にユリウスの命で魔法裁判所に乱入し、黒の暴牛にユリウスからの命令を伝えた。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、黒の暴牛の一部メンバーと紅蓮の獅子王による、ユルティム火山での合同修業をメレオレオナと共に企画し参加したり、師匠であるテレジアのもてなしをメレオレオナと共にする、デビル・パニッシャーとの交戦を行うなど多々。また、団長限定のクリスタル争奪チーム戦に参加し、ヴァンジャンス・ドロシー・シャーロットとタッグを組んで主にノゼルと対峙。魔法属性の相性や精霊を従えている上では自身が優位に立つはずだったが、精密な魔による攻撃を行うノゼル及び彼をサポートするカイゼルとは互角の戦いとなった。ハート王国の精霊守による修行には、術式との相性や実績から、そして彼の中に未だ潜む迷いを断ち切るきっかけを与えるためにレオを推薦した。 半年後にクローバー王国がスペード王国の漆黒の三極性の一角であるダンテ及びゼノンの襲撃を受けたことから、ナハトにより結成された対スペード王国の精鋭の一人に選考され、スペード王国では城内道中の漆黒の使徒と戦う囮要員を担う。モリスの手でクリフォトの樹による冥府の門が開かれた際には、現れた悪魔と対峙。ルチフェロがクリフォトの樹や悪魔達を依代に顕現しようとした際にはメレメレオナと共に攻撃し、不完全ながらも顕現したルチフェロを相手に単身戦うアスタの元へヤミとヴァンジャンスを除く他の団長と共に駆けつけるも、一蹴される。 魔法一覧 炎魔法 小太陽光芒(ソル・リーネア) 小さな火球からレーザーを撃ちだす。貫いたものを発火させる。 炎創成魔法 大火炎獅子の咆哮(レオ・ルゼーナス) 炎で創り出した巨大なライオンが炎を吐き周囲を焼き尽くす。 螺旋火炎(イグニス・コルムナ) 自身の周りを炎の渦で囲み相手の攻撃を防ぐ。 炎拘束魔法 大火炎獅子の掌(レオ・パルマ) 複数の炎のライオンの手で相手の動きを封じる。 炎精霊魔法 サラマンダーの吐息 サラマンダーの口から強力な火を放つ。エルフに転生した副団長のランドールを一撃で戦闘不能にする威力を発揮した。 レオポルド・ヴァーミリオン 声 - KENN 魔道階域 - 第一域(ハート王国編半年後) 8月13日生まれの16歳。身長164cm→170㎝(ハート王国編半年後)。血液型はO型。王貴界出身。好きなものは面白い男、兄上(フエゴレオン)。魔法属性は「炎」。二等中級魔法騎士。 「紅蓮の獅子王」に所属する魔法騎士。フエゴレオンとメレオレオナの弟。兄と姉を尊敬している。 「炎魔法」の使い手で、兄と同じく圧倒的な威力だと魔法帝に評されている。一方上の二人の高い実力から周りからは凄いが二人と比べるとそうでもないと陰口を叩かれていた。そのためいくら強くなってもやはり二人の方が上だと悲観的に捉えていたが、フローガから耐え忍ぶ強さがあると言われ、考えを改めた。 王族だが差別意識は兄や姉同様なく、魔法帝を目指すアスタに興味を持ち、自らのライバルとしている。アスタのライバルということでユノもライバル認定する。 王撰騎士団選出試験では、ハモン・フィンラルとチームを組む。2回戦ではフラギルの魔法をマナスキンで耐え抜き魔晶石を破壊するが、先に自分たちのチームの魔晶石を破壊されて敗北。 魔石によりエルフが転生した際、紅蓮の獅子王団員を率いてエルフとなったランドールと対峙。最後まで諦めない信念が昏睡状態に陥っていたフエゴレオンに干渉し、炎の精霊サラマンダーを呼び込んだ。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、メレオレオナの企画した黒の暴牛との合同修業に参加し、アスタと張り合いながらマナスキンを更に磨き上げていく。ハート王国の精霊守による修行にはフエゴレオンにより推薦された。叙勲式ではエルフ騒動時での功績により、四等上級魔導騎士へと昇格。精霊守・フローガからは実力・才能共に申し分ないとされ、術式の特訓をこなす。 半年後は、ラックと共に第二域以下のスペード王国の魔導士を撃破するほどに成長した。その後ハート王国が襲来を受けた際にやられたフローガに代わり、シーヴワルと戦う。当初は彼の魔法に翻弄・圧倒されていたが、必死に耐え凌ぎ凄まじい大きさの術式を完成させ倒した。しかし何度でも立ち上がる漆黒の使徒に苦戦を強いられ、ヴァニカがロロペチカを誘拐して去ると同時に呪いの爆弾の爆発に巻き込まれるも、辛うじて生存しパトリらによりエルフの里へ運ばれ、更に強くなるためエルフの究極魔法を用いた特訓を開始し、スペード王国にて戦線復帰。 魔法一覧 炎魔法 螺旋焔(らせんほむら) 両腕から炎の渦を放つ。深炎螺旋焔 ハート王国での修行で得た魔言術式により、自分の周囲から炎の渦を複数放つ。 爆乱焔(ばくらんほむら) 足元から炎の球を放つ。 真炎魔法 紅蓮噴火(ぐれんふんか) 魔言術式により囲んだ範囲に凄まじい火力の炎を噴出。 メレオレオナ・ヴァーミリオン 声 - 皆川純子 7月26日生まれの32歳。身長178cm。血液型はO型。王貴界出身。好きなものは温泉で酒を呑むこと、ジビエ料理。魔法属性は「炎」。 フエゴレオンとレオポルドの姉。いざ戦えば恐らくフエゴレオン以上に強いとされる実力を持ちながらも戦闘・政に興味がないという理由で表に出ることはほとんどなかったが、昏睡状態となったフエゴレオンの代理として紅蓮の獅子王の団長に就任する。 過激苛烈極まりない女傑で、鉄拳制裁は当たり前。雌獅子のごとき咆哮の前では団員はみな震え上がり、ヤミ達団長クラスですら逆らえない。しかし過激な言動の裏には、団や弟に対する誇りや、下の者達の才能を引き出そうという深慮も秘めている。ノエルの亡き母には稽古を付けてもらっていた。ヤミからは「アネゴレオン」「バイオレンスメスライオン」呼ばわりされている。 「炎魔法」の使い手で、魔力を凝縮した拳で殴ったものを焼き尽くす近接戦を得意とした武闘派。王都暮らしが息苦しく感じ、年に300日以上自然界で暮らし魔を浴びつつ生きているうちに、一帯の魔を支配するマナゾーンの境地に達して、空中で動く方向を変えるなどの化け物じみた動きができる。事実、白夜のアジトでの戦闘中ではエルフであるライアが「本当に人間か」と疑うほどの力を見せつけており、エルフ5人に気絶まで追い込まれた後に1日と経たず回復を果たしている。 王撰騎士団団長に任命されて白夜の魔眼のアジトでライアと交戦する。圧倒的な戦闘能力でライアを全く寄せ付けず一方的に殴るが、転生魔法の発動で前世の力を取り戻したライアに加えてエルフ化したリル・フラギル・プーリ・ルベンが合流し形勢逆転されてしまう。アスタとゾラを逃がして5対1で戦い、マナゾーン全開の必殺技を放つが撃退までには至らず、それでも最後まで倒れなかったものの気絶。止めを刺されそうになるが、戻ってきたアスタとゾラのカウンター罠魔法と断魔の剣を使った4倍攻撃によって助けられた。気絶状態から回復した後は、転生復活したエルフのヴェットと交戦。殴り合いの熾烈な勝負の中、フエゴエオンの姉として負けるわけにはいかない確固たる意志を拳に込めてヴェットにぶつけたことで勝利を果たした。 影の王宮崩壊時にザグレドの魔法に飲み込まれる中、怯むことなくマナゾーンの灼熱腕・連撃で応戦していた。この際の攻撃は全く通用していなかったが、この一件は後の更なる強さを求めるきっかけとなっている。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、黒の暴牛の一部メンバーを捕縛して紅蓮の獅子王と共にユルティム火山での合同修業を企画し参加。 半年後にクローバー王国がスペード王国の漆黒の三極性の一角であるダンテ及びゼノンの襲撃を受けたことから、ユルティム火山のマグマに全裸で浸かっている最中でナハトにより招集される。結成された対スペード王国の精鋭の一人に選考され、スペード王国ではゼノンが嗾けた対レジスタンス用の古の魔神を相手に単騎で挑み、魔そのものとなる魔法とマナゾーン最大の攻撃で終始圧倒。そのまま魔神を撃破すると不完全ながらも顕現したルチフェロからアスタを助けるためにヤミとヴァンジャンスを除く団長と共に交戦。一度は一蹴されるも更に魔力を跳ね上げ、ユノと共に再度挑み時間を稼ぐも限界が来てしまう。 魔法一覧 炎魔法 灼熱腕(カリドゥス・ブラキウム) 殴ったものを焼き尽くす猛火の拳。弱点属性の水魔法や同属性の炎魔法さえも燃やすことができる。灼熱腕 連撃 マナゾーンを適用した灼熱腕での連続パンチで対象を破壊。 灼熱腕 煉獄(れんごく) マナゾーン全開の状態で膨大な量の青い炎を巻き起こし、周囲にいるものすべてを焼き尽くす。 灼熱腕 煉獄・深淵(しんえん) マナゾーン全開の状態で放つ巨大な炎をぶつけ、いかなる対象をも焼き払う。 業火の化身 自身が魔そのものとなり、それを表すかのように全身が炎となる。魔そのものとなった状態では、全ての攻撃が格段に強化される。 炎拘束魔法 名称不明 フエゴレオンの大火炎獅子の掌(レオ・パルマ)と同様に、複数の炎のライオンの手で相手の動きを封じる。 ランドール・ルフトエール 声 - 伊藤健太郎 「紅蓮の獅子王」の副団長。魔法属性は「空気」(アニメ版では「大気」)。 「空気魔法」の使い手で、拳法のような構えから、空気を蹴って宙を縦横無尽に動き、見えない空気の塊で攻撃する。 転生魔法発動によりエルフに肉体を乗っ取られて紅蓮の獅子王の本拠地を襲い、レオたちを追いつめるが、サラマンダーが宿り目を覚ましたフエゴレオンに敗北し拘束された。 アニメ版での魔法属性は原作と異なり「大気魔法」となっているが、エルフの属性なのかは不明。ちなみに、リラはかつて落書き魔法であったが転生時にはリルの絵画魔法を使用しているため、アニメ版のランドール副団長の属性が大気である可能性がある。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、エルフに支配されたことを悔やみながら修業に参加した。 魔法一覧 空気魔法 爆裂空波掌(ばくれつくうはしょう) 掌底から空気の塊を放ち相手を吹っ飛ばす。 砕破空圧弾(さいはくうあつだん) 目に見えない空気の塊を放つ。 フォルティ・グリス 声 - 露崎亘 「紅蓮の獅子王」に所属する魔法騎士。魔法属性は「炎」。 王撰騎士団選抜試験ではカータス・リックとチームを組む。1回戦でアスタたちのチームと戦い息の合った遠距離攻撃でアスタたちを追い込むが、ゾラの罠魔法で自分の魔法を跳ね返されて敗北。 魔法一覧 炎魔法 バーストジャベリン 炎の投槍で攻撃する。カータスの石の弩と合せることで強化した。 ベン・ベンファンク 声 - 宮本淳 「紅蓮の獅子王」に所属する魔法騎士。魔法属性は「銅」。四等上級魔法騎士。 王撰騎士団選抜試験ではブラッド・エリックとチームを組む。2回戦で、ユノのチームに敗北。 王撰騎士に選抜され、白夜の魔眼のアジト襲撃に参加。しかし、転生魔法の発動により前世のエルフに乗っ取られる。アスタたちに逃げられた後、王都を襲うが黒の暴牛に敗北した。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、エルフに支配されたことを悔やみながら修業に参加した。 魔法一覧 銅魔法 レッドシャインメイス 巨大な銅のメイスで敵を叩き潰す。 ルベン・シャガー 声 - 露崎亘 「紅蓮の獅子王」に所属する魔法騎士。四等上級魔法騎士。魔法属性は「砂岩」。 王撰騎士団選抜試験ではリル・ニルスとチームを組む。 王撰騎士に選抜され、白夜の魔眼のアジト襲撃に参加。しかし、転生魔法の発動によりエルフの「ロッサ」に肉体を乗っ取られたことでライアに助太刀する形で他のエルフ4名と共にメレオレオナと対峙。バトルの最中でメレオレオナの殺意にルベンの身体そのものが恐怖したことでロッサに一瞬の隙が生まれた。5人がかりでメレオレオナを気絶に追い込むと直後に現れたアスタたちを襲うも彼らに逃げられ、今度は王都を襲うが黒の暴牛に敗北した。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、エルフに支配されたことを悔やみながら修業に参加した。 魔法一覧 連携技 複合魔法 魔調の五重奏(エレメンタル・ク・インテット) エルフに転生した際のロッサが、ライア・リラ・フラギル・プーリと共に5人の魔を込めて発動した直線攻撃。
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