漆黒の三極性
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ダンテ・ゾグラティス 声 - 小山力也 4月28日生まれ。身長182cm。血液型はB型。好きなものは自分、悪意。魔法属性は「重力」。 漆黒の三極性のリーダー格。比較的冷静かつ温厚な性格だが、人の本性は恐怖・憎悪・復讐・破壊などの「悪」であると持論している。元々はスペード王国軍に所属していたが、当時から強い悪意を持っており、自分の悪意を満たしてくれる者が現れないことに退屈していた。 ルチフェロと契約して「重力魔法」の使い手となり、悪魔の力を一定以上開放すると角が生えるなど悪魔に近い風貌となる。また、「重力魔法」とは別に自身の本来の魔法である「肉体魔法」の使い手でもある。悪魔の力を開放する度に重力魔法や肉体魔法を強力にしている。 アニメオリジナルの修行編では原作よりも早い段階で登場し、部下からラルフが国外逃亡した報告を受けるも、気にもとめていない様子だった。 こちらの世界と冥府を繋ぐために必要となる「クリフォトの樹」と呼ばれる魔法の経路を生み出すのに必要となる冥域の魔導士であるヤミとヴァンジャンスを狙ってクローバー王国への襲撃を目論み、ゼノンが金色の夜明けのアジトを襲撃したのと同時期にスペード王国との国境付近に待機していた黒の暴牛アジトを急襲し、バネッサやゴーシュ、悪魔化したアスタを悉く圧倒、ヤミとも互角以上の勝負を繰り広げ、激戦の末に両者に敗れ瀕死の重傷に追い込まれるが、直後に現れたゼノンにより回収、ダイヤモンド王国から亡命してきた科学者・モリスにより治療及び再生能力の強化が行われ、クローバー王国から侵入してきたジャック及びナハトと対峙、重力魔法で2人を圧倒していくがジャックの裂断魔法が重力に適応してしまったことで戦局が一転したかに見えたが、戦いの最中でクリフォトの樹により冥府の門が開かれ、悪魔の力を100%引き出し戦いを継続、現れた最上級悪魔に歓喜し、ジャックと交戦して圧倒するもマグナとゾラに妨害され、彼らの圧倒的な魔力の低さに失望するも油断してマグナの魔法を喰らい強制的に魔力を均等化されて至近距離での激闘を繰り広げ、重力魔法による攻撃と肉体魔法による再生力を活かして優位に立ちかけたが、マグナの魔法により同格となった故に普段以上に消費が激しい事に加え、魔力を半分奪われた状態でいつものように魔法を使っていたせいで全く予想していない早さとタイミングでダンテ自身の魔力が枯渇し、それによりルチフェロとの交信も途絶えてしまったことで一切の魔法が使えない状態になったことに愕然、動揺しながらも同時に魔力切れとなったマグナとの激しい殴り合いの末敗北した。その後恐るべき魔力回復速度で即座に肉体を再生するも魔法が制御出来ずに暴走し、ジャックによって倒される。 魔法一覧 肉体魔法 ダンテの本来の魔法。 自身の肉体を自在に操る。ルチフェロと契約したことで、自己再生機能が爆発的に高まり不老不死となる。自身を巨大化して素早い動きが可能となるほか、別の腕を生やして伸ばすことも出来る。 無敵とも言える魔法だが、使い手のダンテ自身は「再生時と変形時の姿が醜い」「肉体魔法を使うのは自分が追い詰められている証拠」という理由で使用を避ける。 重力魔法 契約した悪魔ルチフェロの魔法。周囲の重力を操作し、広範囲への攻撃を可能とする。魔王の御前(まおうのごぜん) 自身の周囲に強力な重力を発生させ、相手の魔法ごと押しつぶす。 悪神の加圧技巧(あくしんのかあつぎこう) 重力で浮遊させた巨大な岩石に圧力を加えて剣に加工する。 ヘビーインファイト 自身にかかる重力を操作して強力な打撃を繰り出す。 ヘビーインファイトグラディエイター 岩石から精製した剣を用いた剣撃。重力操作によりスピードも自由自在となっている。 重力特異点 掌に重力を圧縮した黒い球体を出現させる魔法。悪魔の力を80%開放する事で使用可能となる。 放てば山を簡単に抉り取り、掠るだけでも大ダメージを負わせられるほど。また、発生させてからほぼ永続的に維持させる事で、相手の攻撃をもねじ曲げて回避出来る。 ゼノン・ゾグラティス 声 - 鈴木達央 12月28日生まれ。身長178cm。血液型はA型。好きなものは特になし。魔法属性は「骨」。 漆黒の三極性の一角。任務遂行にあたって目標以外の魔導士は殺していいなど、非情な性格で、かつてゾグラティス兄弟が反乱を起こした際にも加担している。徹底した実力主義者でありリアリストで、弱者は部下でも即座に見限る一方で、腕の良いユノやランギルスは見下しつつも実力を認めていた。クリフォトの樹生成計画の指揮を執っており、ダイヤモンド王国から亡命してきた科学者・モリスと協力してクリフォトの樹を生成したり、古の魔神を復活させるなどしている。自身の快楽のために行動していたダンテやヴァニカとは違い、どのような手段を用いても、誰も死なない世界を実現するために行動していた。 「骨魔法」の使い手だが悪魔と契約しており、その魔力で骨魔法を強力な性能にしている他、契約した悪魔の持つ「空間魔法」も同時に兼ね備える。また悪魔の力を一定以上開放すると角が生えるなど悪魔に近い風貌となる。悪魔の力を完全に解放すると身体が骨に覆われたような姿になり、ユノ達との戦いでは悪魔の心臓までも手に入れた。 幼少時は大人しく内向的な人物で、実力も低くダンテとヴァニカからも馬鹿にされていた。周囲からも不気味な魔法を使うとして虐められていたが、偶然そこに通りかかった少年アレンに助けられた事で仲良くなり、魔導防衛隊総隊長になるという彼に並び立つため自身も総隊長になると約束し、アレンとライバルになる。その後も二人で切磋琢磨して実力を磨き、天才と称される程の実力を手にしてアレンと共に入団した。しかし、任務に向かった先で封印されていた悪魔と遭遇し、圧倒される。全力の魔法を当てる事が出来れば勝てるものの隙がなく追い詰められていたが、諦めずに挑んだアレンにより、アレン諸共ならば悪魔を殺せる隙が生まれ、仲間や街の人々の命と天秤にかけた上で涙を流しながらアレンと悪魔を殺害した。この一件で力が無ければ想いも執念も無駄であると悟り、悪魔憑きとなって自身の理想とするスペード王国を作る事を決意した。 アスタたちがハート王国を訪れているのと同時期に単独でダイヤモンド王国を襲撃し、魔導戦士を含む軍隊を壊滅状態にした。その後冥域の魔導士である金色の夜明け団長のヴァンジャンスを狙い、漆黒の使徒のガデロア、フォヤルらを従えて団アジトを襲撃。真っ先にヴァンジャンスと遭遇し、早々に骨魔法を発動させてヴァンジャンスを瀕死に追い込んで拘束した。その後現れたユノ、クラウス、レトゥアも骨魔法でまとめて致命傷を負わせ、ヴァンジャンスを誘拐して去っていく。その中でヤミとアスタの前に敗れたダンテを回収、そしてヤミを撃破して彼も連れ去っていった。クリフォトの樹生成が始まると、スペード王国のレジスタンスに対しては古の魔神を嗾けるがナハトの策によりメレオレオナ一人に倒され、更にクローバー王国の精鋭やスペード王国のレジスタンスの侵入を許してしまい、侵入してきたユノ及びランギルスと対峙。彼らの金色の夜明け団のプライドを賭けた戦いの中でランギルスの空間魔法を完封するが、進化したユノのスピリット・ダイブ・ボレアスにより致命傷を負う。しかし、戦いの最中でクリフォトの樹により冥府の門が開かれ、悪魔の力を100%引き出したことで傷が治癒する。そのまま二人を圧倒したが、マナゾーンに到ったランギルスによって時間を稼がれ、ユノの一撃で致命傷を負う。その際に放ったユノの言葉に自身の過去を思い出しながらもベルゼブブと取引して悪魔の心臓を手に入れ復活。ユノを倒し、ランギルスも追い詰められるが駆けつけたフィンラルに妨害される。それでも圧倒的な力で二人を追い詰めたが、その間に気絶から目を覚まし、星魔法に目覚めたユノが復活。自身と似た境遇にありながらも自身と違う道を進むユノに強い殺意を抱きながら交戦。激闘の末ユノを追い詰めるも、聖域の力まで覚醒させたユノの一撃に敗北した。 魔法一覧 骨魔法 ダンテの本来の魔法。生成される骨は凄まじい強度を誇り、ほぼ全ての物理攻撃を封殺する。無間骨牙(むげんこつが) 自身から鋭い骨を大量に生やして相手に対し攻撃する。その攻撃速度と量は相手に回避する余裕を与えない。 空間魔法 契約した悪魔の魔法。強力な攻撃空間魔法さえも完封する制圧力を持つ最強クラスの空間魔法。空魔掌握 範囲内の魔を支配することで相手の魔法を完全に無力化する。その範囲は大広間一つ分に匹敵。 骨×空間魔法 魔剣ダーインスレイヴ 骨魔法と空間魔法を合わせる事で生成した剣。空間魔法の効果により、ありとあらゆるものを切り裂ける防御不可能の魔法。 空魔断絶 ダーインスレイヴから防御不可能の斬撃を飛ばす。 ヴァニカ・ゾグラティス 声 - 小倉唯 6月27日生まれ。身長166cm。血液型はO型。好きなものは血の滾る戦い。魔法属性は「血液」と「呪符」。 漆黒の三極性の紅一点。メギキュラを宿した狂気的かつ好戦的な性格で、ハート王国のロロペチカに悪魔の呪いを掛けた張本人であり、ノエルの親の仇でもある。自身の部下を悪魔の力で不死にしており、部下からは慕われているようだが、彼女自身は部下は捨て駒程度にしか思っていない。普段は笑顔を浮かべているが、自身の興味のないものに対する態度は冷たい。 「血液魔法」と「呪符魔法」の使い手で、力を解放すると体の半分にメギキュラが現れ、一つの口から別々の言葉がでるようになる。 ロロペチカを殺すためにハート王国に部下と共に襲撃を掛け、ノエルとロロペチカと交戦する。彼女達の連携によって魔法の威力が下がっているにも関わらずノエルを相手に圧倒し、本気を出して殺そうとする。その瞬間を待っていたネロに悪魔の力を封印されかけるも自身の魔法で無効化し、全員を吹き飛ばす。更にウンディーネにも呪いを掛けてロロペチカを無力化させる。それでもまだ戦えるのではないかとロロペチカに声を掛けるもすっかり戦う気力を無くしてしまった彼女に興味を無くし止めを刺そうとする。しかし、ロロペチカを助けようとしたノエルの攻撃に自身がダメージを受けたことから、今度はノエルに興味を持ち、ロロペチカを殺さずにノエルと再戦するための人質として連れ去り、姿を消す。クリフォトの樹生成が始まった際にはクローバー王国から城内へ侵入してきたシャーロット及びリルと対峙。モリスの改造と自身の呪いを施すことで強化したダイヤモンド王国の八輝将の2人を前座として戦わせるが、シャーロットが発現させた改荊魔法により撃退され、自身も呪いを使役する力を持っていたために真荊魔法に包み込まれてしまう。しかし、戦いの最中でクリフォトの樹により冥府の門が開かれ、悪魔の力を100%引き出したことで脱出。更に呪いによってロロペチカを操り彼女達を追い詰める。そして駆けつけたノエルと交戦するがシャーロットによって呪いの力を使えなかったのもあり、聖域の力を手にした彼女に敗北する。更にメギキュラによって半ば強引に体の支配権を奪われる。 魔法一覧 血液魔法 ヴァニカの本来の魔法。血で創った鉤爪で相手を切り裂く。悪魔の力を高めるごとにその威力も増し、血が固まりにくい水の中でも衰えることが無い。紅いケダモノ 血で創った上半身だけの怪物。ノエルの「海竜の咆哮」はおろか、ウンディーネの水魔法をも易々と切り裂くなど、その威力は絶大。紅いケダモノの群れ 下半身もある上記の怪物を数体創り出す。 呪符魔法 契約した悪魔メギキュラの魔法。様々な呪いを使用出来る。単に魔法を強力にするだけでなく、例え致命傷を何度受けても完全に倒されない限り何度でも復活させる凄まじい再生力を与える。衰える世界 自身に影響するあらゆる魔法術式(封緘魔法による封印など)を減退させる。 暴発する命 通称「呪いの爆弾」。自らが他人に与えた悪魔の力を呪いにより増大させ、周囲もろとも爆発させる。
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漆黒の三極性(ダークトライアド)
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「ブラッククローバー」の記事における「漆黒の三極性(ダークトライアド)」の解説
悪魔そのものと契約を交わし、スペード王国を恐怖支配している三名の魔導士で、かつてスペード王国を治めていたグリンベリオール家を追放したゾグラティス兄弟の総称。悪魔の力を最大80%まで引き出し、第零域の魔導士を圧倒する規格外の攻撃を行うことが可能で、冥府の門が開かれた際には100%の力を発揮できる。クリフォトの樹生成のために闇魔法のヤミ、世界樹魔法のヴァンジャンス及び冥域の魔導士を狙って各国に襲撃する。
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