漆黒の厄災
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:21 UTC 版)
500年前、眞は突如単身カーンルイアに赴き、そして死亡した。その後影はあくまで眞の「影」として、自身の複製である人形「雷電将軍」を制作して政(まつりごと)を務めさせ、自身の意識を眞の遺品である刀「夢想の一心」へと移した。 そして稲妻に侵攻した「漆黒の軍勢」との戦争の折に盟友の1人で鬼族の英雄『虎牙の千代』こと「御輿千代」も魔物に一旦飲み込まれつつ勝利したが、その時に魔物の瘴気を受けて精神汚染した上に天理「摩耗」により自我を失い人々を襲うようになったため、もはや元に戻す事が出来ず影が成敗した。 そして鳴神大社の宮司で、盟友が1人の仙狐「狐斎宮」も「漆黒の軍勢」から稲妻を護るために大規模結界を展開していた際に「漆黒の軍勢」の意識体に飲まれて行方不明になり、6人弟子の1人の「八重神子」が鳴神大社の宮司となり、残る5人も狐斎宮の帰還を信じて自ら石化して待つ者や、狐斎宮を探すべく各地へ旅する者など方々の道へ四散した。 戦争が泥沼化する中、鳴神大社に突如芽吹いた「神櫻」から発する御光により「漆黒の軍勢」の勢力が弱まったのも相成り、多大な犠牲を払った末に「漆黒の軍勢」を退ける事に成功する。それ以降、通常業務は雷電将軍が行い、影は一心浄土で瞑想を続けた。そして影は八重神子に神の心を託して自ら「雷の原神」の座を降りた。 仙狸で狐斎宮の好敵手と自称する五百蔵は、狐斎宮からかくれんぼ対決を提案され、長きに渡って鎮守の森に隠れていたがなかなか探しに来ようともせず、業を煮やして彼女の所持品である白辰のクシを盗み出しておびき出そうとした所、陰陽師の惟神晴之助に封印されてしまう。のちにこの事を知り、実は狐斎宮が五百蔵を戦火に巻き込ませないよう嘘をついたと悟った影は五百蔵に「隠神保生司正」に任命して庇護下に置き、以後は鎮守の森の守護者として任命した。 当時鳴神大社の巫女だった浅瀬響は、「漆黒の軍勢」との戦いによって「摩耗」により化け物になってしまった、想い人である鬼族の高嶺を手にかけたあと、故郷のセイライ島に戻り浅瀬神社の宮司になる。そこで鬼族の赤穂百目鬼に高嶺の面影を見て世話を焼くようになる。そして赤穂百目鬼が海賊を結成して幕府に叛乱を企てることを知ると、鎮圧するために進軍する幕府軍の船を沈めるために大天狗から教わった法術を使って雷鳥の怨念を解き放ってしまい、鶴観島は霧に包まれた「呪われた島」へと変貌してしまい、セイライ島も天候異常で雷鳴轟く危険地帯となる。 この時に響は死去するも赤穂百目鬼は生き延び、響の分まで生きると誓い旅に出る。途中、乗っていた船が金リンゴ諸島で座礁するも救助され、その後の消息は不明。
※この「漆黒の厄災」の解説は、「テイワット」の解説の一部です。
「漆黒の厄災」を含む「テイワット」の記事については、「テイワット」の概要を参照ください。
- 漆黒の厄災のページへのリンク