せ【瀬】
読み方:せ
1 川などの流れが浅く歩いて渡れる所。浅瀬。「—を渡る」⇔淵(ふち)。
2 川の流れの急な所。また、海水の流れ。潮流。「—を下る」「潮—」
3 物事に出あうとき。機会。「身をすててこそ浮かぶ—もあれ」「逢(お)う—」
5 そのような点。ふし。
「かへりて面だたしげなるを、うれしき—もまじりて、大臣(おとど)は御涙のいとまなし」〈源・葵〉
6 場所。ところ。
らい【▽瀬】
瀬
姓 | 読み方 |
---|---|
瀬 | いわた |
瀬 | せ |
瀬 | せさき |
瀬 | せざき |
瀬 | せたか |
瀬 | せら |
瀬 | やなぎうち |
瀬 | やなぎせ |
瀬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 15:46 UTC 版)

瀬(せ)とは [1]
1、河川の中で、流れが速く水深が浅い場所のことを指す[注 1]。淵の対義語でもある[1]。
概説
通常河川は淵と瀬が交互に並んでいる場合が多い。更に詳しく分ければ、上流から淵、とろ、平瀬(ザラ瀬)、早瀬(荒瀬)の順に並びそれを繰り返す。平瀬とは、川底にある石が半分程度あるいはほとんど砂に埋もれ、水面が多少波立つこともあるが水底まで見通すことができる所をいう。一方で早瀬とは、底の石が砂利に埋もれず重なり合い、表面が白く泡立っている場所をいう。後者の方が流れは激しいためこの名がある。
一般的に上流よりも下流は淵、瀬ともに長くなりその形も異なる。上流では滝のように落ち込むこともあり、一つの蛇行区間に複数の淵と瀬がある。一方、中流や下流では1組の瀬と淵しかない場合が多い。この場合、流れが曲がる場所に淵が、直線部分に瀬が位置する[2]。下流では泡立たないこともある。
瀬の重要性
淵と瀬がある環境は、川魚にとって欠かせない。瀬には、魚の食糧となる水生昆虫や川底に付着する藻類が、淵に比べかなり多く存在する。よって、食糧の供給源を担っている。また、多くの魚に産卵場所を提供している。一方で、淵は身を隠したり、夜間に寝る場所として重要な役目がある。
河川改修により淵がなくなったり浅くなったりすると、瀬も消失するか流れが遅くなることが知られている。
脚注
注釈
出典
参考文献
![]() | 出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 |
- 宮地伝三郎、他『原色日本淡水魚類図鑑』(全改訂新版)保育社〈保育社の原色図鑑 32〉、1976年8月31日、26頁。ISBN 978-4-586-30032-7。
- 川那部浩哉、水野信彦『検索入門 川と湖の魚』 2巻、保育社、1990年7月、179-181頁。ISBN 978-4-586-31034-0。 NCID BN04371600。
関連項目
外部リンク
瀨
瀬
瀨
瀬
「瀬」の例文・使い方・用例・文例
- 瀬戸物のカップ
- その鳥は絶滅の瀬戸際まで追いやられている
- 浅瀬に乗り上げる
- 瀬戸際になって計画を変更する
- 山瀬さんは、新しい販売促進チームを組織するのに適任です。
- その国は核による瀬戸際政策を用いている。
- たくさんの鳥が平瀬で餌を食べていた。
- 真の問題は、あなたが瀬戸際戦術を扱うだけの技術を持っているかどうかだ。
- 彼は生きるか死ぬかの瀬戸際にいます。
- 月ヶ瀬の自然の恵み
- 友理子はたまの逢瀬を心行くまで楽しんでしまいました。
- トムが浅瀬をぽちゃぽちゃと歩いて行った。
- 名古屋と言えば、あなたは瀬戸へ行ったことはありますか。
- 負うた子に教えられて浅瀬を渡る。
- 彼は死の瀬戸際にいた。
- 瀬戸大橋の長さはどのくらいありますか。
- 人生沈む瀬あれば浮かぶ瀬あるわけだから、あまりくよくよしないように。
- 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
- 高瀬さんは何時の電車で来るの?
- 広瀬博士はエイズの研究に携わっている。
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