B'T-X
機械皇国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/10 06:34 UTC 版)
機械皇帝 あちこちから戦災孤児などを集め、皇国の一員とし訓練や教育を施し軍隊様の組織をつくりあげている。しかしながら、孤児達が親や故郷を失った原因の戦争の多くも実は彼の自作自演だった。 機械皇国が作中において圧倒的な技術的優位にあったことにも関わらず他世界に侵攻した描写がないこと、皇国がラファエロに破壊される様を放置していたことから最初からラファエロの完成のみを目的として皇国を作ったと考えられる。 普段は皇国のメンバーの前に姿を見せず、ミーシャがその代理を務めている。実は数百年前のある天才的な(しかし無名な)科学者のなれの果てだが、その本名や素性は最後まで明らかではなかった。 ミーシャ、ナーシャと出会った頃は人間の姿であったが、作品の時点では脳だけになった状態で、宇宙空間にある衛星の中の生命維持装置で生きている存在だった。最後は衛星ごとラファエロと合体するが、鉄兵に倒され生命維持装置を破壊されそのまま宇宙を彷徨うことになる。ラファエロ 本作中での諸悪の元凶ともいえる存在で、定型を持たずあらゆる生き物を食いつくし異様に成長する。 他のB'Tと違い人間と会話をすることもなくただ補食と破壊を続けて巨大化していき、世話にあたっていた皇国のメンバー達をたびたび食い殺していた。しかし機械皇帝は何故かラファエロの破壊を許可しなかった。 終盤にはさらに巨大化し、主要施設を破壊しつくし、やがて脱皮し皇帝のB'Tであったことが明らかになった。 ミーシャ(声:折笠愛) 機械皇帝の代理人を務める少年で外見は幼いが、皇帝に直接他の皇国メンバーが会うことは許されないため、実質的に皇国の最高権力者的な位置にある。念動力を持つ。自分の意のままにならない鋼太郎やロンをアンダーヘル(皇国の大深度地下)に落とすなどわがままで残虐だが妹には優しい一面も覗かせる。 実はルネサンス期頃の欧州に生きていた人間であり、機械皇帝と出会い妹の病を治してもらったことで彼の配下となる。500年の間彼の技術で肉体を交換することで当時と変わらない子供の姿を保っていた。ただしこの手法では本来の人格が一部損なわれてしまうようで、やがてその肉体にも限界が訪れ、自分が皇帝に利用されていただけだと気付き、本来の自分に気付く。最後にナーシャと共同で皇帝の居場所へのアクセスパスワードを打ち込み(彼等双子の同調によってしか打ち込めない)息絶えるが最後に残留思念により打ち込み残したパスワードを打ち終わる。 ナーシャ(声:氷上恭子) ミーシャの双子の妹。体が弱く、常に目を閉じまどろんでいるが、兄の所業に心を痛め、密かに鉄兵の手助けをする(彼女自身も何らかの超能力を持っていたようで、遠く離れている場所にいる鉄兵に自身の姿を見せて手をさしのべるシーンが何度かある)。目もあまり見えていないようで、皇国内に咲く花「E(エビル)・フラワー」で命を永らえている。兄と同じ手法で昔のままの容姿を保っている。最後は兄とともにパスワードを打ち込み、兄が良心を取り戻したことに安堵し息を引き取る。
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機械皇国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:41 UTC 版)
世界征服を目論む悪の組織で、軍事政権国家である。数百年前から存在し、独自の科学力によって各地で死の商人として暗躍していた。世界中から天才と謳われる科学者を拉致したり、各地域を空爆し戦士となる素養のある孤児達を集めるなど、悪辣な手段で規模を拡大している。
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