園児の保護者
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「クレヨンしんちゃんの登場人物一覧」の記事における「園児の保護者」の解説
風間 みね子(かざま みねこ) 声 - 玉川砂記子(第21話Bパート~)(1992年9月21日~) トオルの母で息子を「トオルちゃん」と呼ぶ(アニメではしんのすけにこの声音をよく真似され、息子がからかわれている)。バブル時代を彷彿とさせる化粧や髪型を好む、知的でスマートな美女。颯爽とした聡明な女性であり、基本的には万人に親切。見栄っ張り。裕福だが倹約家でもあり、スーパーの特売にはトオルや偶然居合わせたしんのすけに手伝ってもらい、お一人様一つの商品を買うなど節約もできる様子。 トオルを溺愛しており、トオルがトイレで用を足した後には尻を拭いている。その一方で教育熱心な一面もあり、塾通いが嫌になったトオルに「塾に行かないといい小学校に行けない」と発言したことがある。しかしトオルが塾のテストで順位が上がらないことに焦りを感じていた時は無理をしないように優しく窘めている。 原作4巻でしんのすけが初めて遊びに来たときには「派手な下着を穿いてそう」と言われ、トオルは泣き叫びながら否定し、本人も赤面しながら否定していたが、実際にはそれ以上に大胆な下着を着用していた。しんのすけにしばしばその行動を真似られ、その度にトオルから「ママの真似はやめろ!」と嫌がられている。 趣味は男装。「やっぱりスキーはカナディアンロッキーですわね」と高飛車な発言をしていたが、スキーは下手。トオルの伯父にあたる、イギリス在住の5つ上の兄(声 - 笹岡繁蔵)がいる。 原作とアニメではデザインが異なり、原作では、30代後半から40代前半ながらも若々しく、アニメでは30代半ばぐらいだが、メイクが濃く少々老けているように描写されている。 風間くんの父 声 - 金丸淳一 本名不明。仕事で豪州のパースに赴任。オーストラリアに住んでいるため、みね子や野原家の前でオーストラリアンジョークを披露して爆笑をさらっていた。息子思いの優しいサラリーマンの父親。かなりエリートらしく、専務まで就任しているらしい。みね子と比べてかなり若く描写されている。妻のみね子よりも年下で、20代後半から30代前半。トオル曰く、春我部交通安全運動協会の役員をやっている。 桜田 もえ子(さくらだ もえこ) 声 - 斉藤庄子(第3話Aパート~不明)→萩森侚子(98話Bパート~) ネネの母。28歳。茶髪のロングヘアが特徴。連載初期はしんのすけからも「美人」と言われており、見た目は清楚。自身を「美人で優しいママ」と自負しており、人前では優しいが裏表が激しく陰湿で気性が激しい上に計算高い性格。知り合いの主婦との会話でもイラ立つことがあり、自宅で「カマトトぶりやがってムカつく」と一人で激怒していた。大体怒った時や機嫌が悪い時は口調が荒くなる。 みさえと同じく見栄っ張りで酒癖が悪く、便秘気味。作る料理は常に「しつこいお味」でしんのすけから指摘されており、みさえ・ひろし・風間くん・風間くんのママ・マサオくん・ボーちゃん・苗木(夫)もこれを認めている。しかし、しんのすけは「この味がクセになっている」と食べることが多い(初期はあまり食べなかった)。また、「食リポに挑戦だゾ」ではちらしずしを作ってネネに食べさせたところ、そのネネ本人からも「し、しつこい…」と言われてしまい、かなりショックを受けていた。一方、裁縫の腕はネネのドレスやティッシュカバーを手作りできるほどで、かすかべ防衛隊メンバーや風間やマサオの母たちからも好評価を受けている。 しんのすけからは本性を見抜かれており、たびたび揶揄される。ストレスを解消するためにうさぎのぬいぐるみを殴ったり蹴ったりしている。「アクション仮面の新必殺技だゾ」では、ストレス解消のために「ロータリーシューティングストーム」という技をうさぎにかけた際、その様子をしんのすけが驚愕しながらも影でビデオ撮影し、それをアクション仮面の新必殺技に採用されたことがある。 しんのすけに対しては表面は優しいママを演じているが、本心は「鬱陶しいガキ」と敵視しており、その図々しさには嫌悪感や怒りを抱いている。その怒りはうさぎのぬいぐるみに向けられ、パンチやキックを食らわす。しんのすけに美味しい所をまんまと持って行かれることがしばしばあるが、ひまわりにも似た目に遭っている。その際もウサギのぬいぐるみにパンチを食らわせている(対象はひまわり)。 当初はもえ子が暴れるとネネが「いつものママじゃなーい」と泣き出すのが定番だったが、ひまわり及び酢乙女あい登場以降はネネも母と同じことを行うようになり、周囲から「いつものネネちゃんじゃなーい」と言われるようになった。その為、アニメではネネと共になぐられウサギから復讐を受けることもある(夢の中という設定で、演出としてはホラー調)。 しんのすけ(時にはみさえも加わる)の図々しさにより、しょっちゅうお茶の時間を台無しにされる(しんのすけに「用意してくれた」と勘違いされて食べられる)、外食などで食事の時間を台無しにされる、花見の席にも割り込まれるなど散々な目に遭っている。これらのことから野原一家(特にしんのすけやみさえ)を嫌っているが、アニメ版では、みさえとは基本的に仲良くやっている。また、野原一家に振り回されがちがゆえに報復を行おうとするが、失敗に終わるケースが多い。 保護者の中ではみさえの次に登場数が多く、単独での登場やメインの回が多い。また、みさえたちの井戸端会議のメンバーの中で一番若い(22歳ぐらいで結婚し、23歳でネネを出産している)みさえと仲が良いのは年が近いことも関係している。 桜田 苗木(さくらだ なえき)[要出典] 声 - 大滝進矢(第44話Bパート~)(1993年3月29日~) ネネの父。クールな性格で、近所で評判の男性。会社員であり、役職は課長である。野原一家とはお花見や花火大会などで会うことが多い。毛虫が嫌いであり、見ると錯乱してしまう。もえ子と比べて登場機会が少なく、みさえがもえ子と対立した際に「影が薄い人は黙ってて」と言われ、ショックを受けていた。 初登場はもえ子よりも早く連載第6回で、アクション幼稚園運動会にてネネをビデオ撮影していた。 アニメでは原作とデザインが異なり、眼鏡をかけたおっとりとした雰囲気の中年男性となっている。外出先で野原一家に鉢合わせても快く同行を受け入れたり歓迎するなど温厚な性格であるものの、それによってもえ子がストレスを溜める一因を担っている事には気づいていない。 ネネちゃんの祖母 アニメオリジナル。2005年6月24日放送の「もえPに大変身だゾ」でネネちゃんに、もえPなりきり変身セットを初めとした服を送ってきた。ネネちゃんのママ曰く「服の趣味は地味」とのことで変身セット以外の服はネネちゃんからもいまいちとされた。両親のどちらの母親であるかは語られず、本人も未登場。 マサオくんの母 声 - 大塚智子(第12話Bパート~)(1992年7月6日~) 本名不明。 少し小太りで、顔はマサオくんにそっくり。 趣味はテニス。みさえとは仲が良いが、しんのすけの図々しさには少々困り気味。 原作の連載初期では姿形が違っている。またアニメでも初期は顔の形が異なっていた。 マサオくんの父 声 - 松山鷹志 後ろ姿のみの登場で、顔つきは一切不明。マサオ曰く「これといって趣味もなく冴えない感じ」の人物。また、彼が登場する以前にも存在が確認されているエピソードが存在するが、マサオママ曰く、みさえは一度も会ったことがないらしい。音楽関係が苦手(「お歌でお悩みだゾ」にて音痴であるところが判明。さらに「ロック魂だゾ」ではエレキギターも弾けないらしい)。 ボーちゃんの母 原作10巻のしんのすけたちかすかべ防衛隊がボーちゃんを探ろうとする話に、一度だけ影のみで登場し台詞も存在する。この時、しんのすけたちはちんどん屋に気をとられ詳細は掴めなかった。 アニメでは姿は登場していないが、映画『嵐を呼ぶジャングル』ではしんのすけたちの親はボーちゃんの母親のことを知っている旨の発言がある。しんのすけ、風間くん、ネネちゃん、マサオくんで顔を想像して描いたことがある。新7巻にも登場したが影のみしか登場しなかった。 ボーちゃんの父 新7巻に登場したが影のみの登場。 ボーちゃんの祖母 ボーちゃんの会話中に、しばしば登場するが、容姿はおろか、どちらの祖母なのかすら判明していない。 黒磯(くろいそ) 声 - 立木文彦 酢乙女あいのボディーガード兼執事、運転手。下の名は不明。サングラスをかけ、黒いスーツを着ている。あいを常にガードしている。 仕事柄、口数は少なく感情はあまり表に出さない。しかし、隠しごと(ゴルフクラブで盆栽やブロンズ像を壊した、豆大福や飼い犬の食事をつまみ食いしたなど)が多くあり、あいに弱みを握られている。 上尾に恋をしており、両想いなのだが、お互い恋愛に奥手なゆえ、進展は皆無。またネネちゃんが一時期黒磯に恋をし、しんのすけにラブレターを渡させたが、名前が書かれていなかったため、しんのすけがラブレターを書いたと誤解したことがある(原作30巻)。このときも、あいに悩みを持っていると指摘された。翌日しんのすけに「自分のことは忘れてくれ」と断ったが、当のネネ本人はすでに黒磯のことを忘れていた。また、その一方でネネがうさぎのぬいぐるみを殴ってストレス解消をする現場を物陰から目撃し、その原因のほとんどがあいにあることを認めている。そのためネネのことを人一倍気にかけており、あいに対する怒りが頂点に達したネネにストレス解消用のうさぎのぬいぐるみを差し出す等をして彼女をフォローしている。カラオケの十八番は『鉄道唱歌』。映画「バイオ・ハザードランプ」シリーズの女優、ミラジョボ・ビッチビチの大ファン。 あいの好物である酢こんぶをつまみ食い(実際は毒見をしていたのをあいがつまみ食いしたと勘違いした)したことが原因で一度はSPをクビにされたが、それでも彼女を心配してあとをつけつづけており、後にあいを助けたことやある気遣いを認められたことで彼女から復職を許される。 ロッテン前田 声 - 浅川悠 クビにされた黒磯に変わって登場したあいの新しいSP。あいからは「ロッテン」と呼ばれている。厳格な性格で、あいを常に守る事や彼女のスケジュールの管理、怪しいと思った人物に容赦無く絡むなどの徹底した行動を見せているが、反面ではしんのすけの下品さに動揺する等のコミカルな一面やあいの命令に忠実になる余りに彼女が逃げ出す隙を作ってしまうなどの抜けた一面もある。また、女性でありながらも黒磯と同様にサングラスを掛けており、黒いスーツを着ている。逃げ出したあいを追いかけた際に泥の水溜りから彼女を助けようとしたが、身を挺した余りにあいを放り投げてしまい、直後に現れた黒磯からSPとしての行動力の無さを指摘されたことでそれを反省すると共に「SPの勉強を一からやり直す」と語り、あいの元を去った。 宇集院夫人 声 - 川浪葉子 魔朱麿の母。下の名前は不明。政治家の宇集院連太郎の妻である様子。金持ちであることを鼻にかけている嫌味な性格。しんのすけには「妖怪厚化粧おばば」、みさえには「豚に真珠」「妖怪成り金ざまあすババァ」「厚化粧」と言われたので、彼らのことを毛嫌いしている。「ざんす」「ざます」が口癖。その性格の悪さから、みさえはおろか使用人のたねからも内心で毛嫌いされている。 家の壁を落書きされた際にはしんのすけを追い回したが、結局捕まえることはできず、自身も何度か転倒し、無惨な姿を晒していた。 パトリシア 宇集院家の飼い犬。オスのプードルで、血統書付きの高級犬。宇集院夫人同様に嫌味な性格で、エサは霜降り牛肉しか食べず、みさえが出した牛肉(スーパーの安物)を蹴飛ばすほどである。ケアもブラッシングが1日5回必要と手間がかかる。しんのすけには名前を忘れられており、「サブちゃん」と名前が付けられた。夫人がフランス旅行中に野原家に預けられた際、しんのすけには頭の毛を引っ張られる等で弄ばれた挙句、頭の毛をカットされそうになったことで家じゅうを逃げ回って隠れるもシロに発見され、最後には抵抗するも、しんのすけは「嬉しい」と頓珍漢な解釈をして、しんのすけの趣向でサブちゃんヘアー(=頭の毛をバッサリとカットされた)にされ、体には「サブちゃん」とマジックで落書きされてしまう。その後、迎えにきた夫人に助けを求めて泣き叫んでいた。このサブちゃんカット事件をきっかけにしんのすけは、顔も合わせたくないほどにトラウマ的な存在となっている。後に尋ね犬として行方不明になり、10万円の賞金がかけられた為野原家に追い回され、その末に宇集院家に戻った。 東松山 たね(ひがしまつやま たね) 声 - 高乃麗 宇集院家の使用人。76歳の独身。大抵は監視カメラのモニター室におり、壁に落書きする子供をマイクを通じて叱る。仕えている宇集院夫人からは(主にしんのすけの事で)叱責を受けることが多く、内心では不満や辟易している事も多く、ストレス解消のため夜中に夫人の悪口(「厚化粧」「イヤミ」「妖怪成金ざぁますババア」「ケチ」など)を屋敷の壁に落書きしたり、彼女を模した石像を踏みつけるなどしている。
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