リゲル帝国軍
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ルドルフ(1世) 声 - 菅生隆之 クラスはゴールドナイトLv20。リゲル帝国の第4代皇帝。バレンシア大陸を創造した神の1人大地母神ミラをファルシオンで封じた。 リゲル城での戦いの前に部下に対し、自分が討たれれば潔く降伏せよと命令している。その言葉通りこのマップではルドルフを倒せばクリアとなる。パラメーターでは運の数字が「0」と表示されているが、運が「40」上がるアイテム・天使の指輪を装備しているため武器や魔法があまり命中せず、非常に強敵なのだが、アルムに対しては攻撃してこない。 アルムの実の父親であり、生まれたばかりのアルムをマイセンに託した張本人。滅び行くバレンシアの未来を危惧し、自らが破壊者となることで勇者の出現を促し、新しい時代を築くための捨石になろうと決意していた。アルムに敗れ自分が父親であることを明かすと、ファルシオンでドーマを倒すことを託し息絶えた。この後アルムは一部のリゲル将兵から「ルドルフ2世」として言及される[要出典]。 ソフィア国王夫妻の記述はあるものの、ルドルフの皇妃に関しての記述はこれといってない。 佐野&わたなべ版ではゲーム内の顔グラフィックにはある髭が無い設定になっている。 篠崎版の『紋章の謎』ではジークのエピソードの経緯時に名前のみが登場している。 小説版ではアルムは攻められて命乞いをするような「愚君」を想像していたが、日々鍛錬を怠らぬ心身・首を傷つけられた時でも血が広がらぬよう伸ばされた髭・使う武器よりも遥かに手入れされた自害用の小刀など、戦士のユニティとして理想と呼べるような姿として描かれている。それでもアルムに対してはまるで自分が死ぬ事を望んでいるように抵抗してこない姿を見て、アルムも疑問を感じる事になる。 かつてソフィアから外交使節として来訪したマイセンに産まれたばかりのアルムを託し、城付きの乳母(シルクの母)と共に脱出させた。マイセンにアルムを託す際、ソフィア侵攻の際王族を一人だけ生き残らせる約束も行っており、それがセリカであるという設定にもなっている。『Echoes』 口髭がない代わりに、白い髪と顎髭が特徴となっている。マイセンとは旧友同士。甥のベルクトに対しては、二度アルム率いる解放軍に破れたことから厳しい対応をとっているが、本来は彼のことを心から案じており、自分の真意を伝えることが出来ないが為に大きな負い目を感じていた。 セリカが見た悪夢の中ではアルムと戦っており、アルムがドーマにとどめを刺す時に見せた盾を投げ捨てる動作を彼自身も披露している。また、その際はドーマから力を与えられたベルクトと同様に黒いオーラを全身に纏っていたほか、本来攻撃を加えない筈のアルムに対し本気の攻撃を加えていたことから、セリカが見た悪夢の中でルドルフの身に何かしらの異変が起こったことが示唆されている。 「記憶の欠片」の一つに、マイセンにアルムを預けた際の彼の様子が映し出されたものがある。その中で彼は、親友であるマイセンへの信頼、自らの悲壮な覚悟、そしてアルムに対する深い愛情と別れの言葉を語っている。 ベルクト 声 - 鈴木達央 クラスはパラディン→ゴールドナイト。『Echoes』に登場。 ルドルフの甥。野心家でプライドが高い性格であり、身分を重視する貴族主義者。次期皇帝の座を目指し、武功を立てるべくソフィア王国への侵攻を指揮する。ドゼーが裏切るよう仕向け、ソフィアのクーデターを手引きしたのも彼である。 アルム達がソフィア城を奪還したのち彼の前に立ちふさがり、戯れとして勝負を挑むも敗走する。その失態をルドルフに咎められ、その埋め合わせとして自ら国境の守備に赴く。しかし合戦に敗れ、ヌイババから渡された鏡の魔力を最後の手段として用いるも不思議な力によって打ち破られてしまう。その結果敗走を余儀なくされ、プライドが大きく傷付いてしまう。挙げ句の果てにリゲル城にアルム達が攻め入った際にもルドルフから出陣を許されなかった。 アルムがルドルフの息子だと知り、自分のこれまでの行いが無意味だと痛感し完全に心が壊れてしまう。力を欲せよというドーマの誘いに乗ってしまい、リネアの魂と引き換えに強大な力を得る。ドーマの塔への地下通路でアルム達と遭遇し共にバレンシアを復興しようと説得されるも全く聞き入れず、魔女となったリネアとともに攻撃を仕掛ける。この時にはドーマに与えられた代償の槍「クリムヒルド」を所持し、命中と回避を上昇させるスキル「力の業火」と弓と魔法のダメージを半減させるスキル「妄執」を持ち、更にリネアとも支援効果があるため非常に戦い辛い強敵として立ちふさがる。 最終的には敗北し神の力にすがった自分自身を悔やみ、アルムにバレンシアの未来を託し最期まで己の身を案じてくれていたリネアと共に天へと登っていった。彼の死は、自分自身の父親に続いてやっと出逢えたはずの従兄弟の命までも奪わなくてはならなかったという過酷な事実をアルムに突き付けることとなり、その深い悲しみからアルムは再び泣き崩れた。 リネア 声 - 山村響 『Echoes』に登場。リゲル帝国のとある貴族の娘でベルクトの婚約者。ある日の舞踏会で、家格の低さを気にして会場の隅に控えていたところをベルクトに見初められた。帝国内でも評判の美貌の持ち主で、大人しく控えめな性格。ベルクトが心を許す唯一の存在で、リネアもベルクトを心から愛しその身を案じ戦争に同行する。リネアは皇妃になることにはこだわっておらずベルクトの側にいられればいいと思っている。 後にドーマの狂気に囚われたベルクトによってドーマに魂を捧げられ、魔女として生まれ変わり、直後に駆けつけてきたフェルナンを殺害する。その後ベルクトと共にソフィア解放軍を迎え撃とうとするも敗れ、戦死する。その後力尽きたベルクトを迎え、最後までベルクトの身を案じながら彼と共に天へと登っていった。この時HPが0になる攻撃を受けても幸運の数値の確率でHPを1残すことがある「祈りの指輪」を装備しているが、皮肉にもリネアの祈りがベルクトに届かなかったことになぞらえてか、リネアの幸運は0に設定されておりこの効果は発動しない。 尚、戦闘グラフィックは通常の魔女と異なり、全身黒色で炎に包まれた裸体の女性の姿をしている。一部のダンジョンでも彼女と同じ戦闘グラフィックのユニットがオリジナルには存在しなかった魔女の上位クラスの敵専用ユニットウェスタとして登場する。 フェルナン 声 - 野島健児 クラスはソシアルナイト→パラディン。『Echoes』に登場。元はソフィア解放軍の一員で、クレーベ及びクレアとは兄弟同然に育った幼なじみ。マチルダとも友人にあたり、彼女に対しては淡く想いを寄せていたことを仄めかす描写も存在する。名士で知られている父親と姉、そして父の後妻である義母、そして彼女と父の間に産まれた年の離れた妹と弟がいる。実の母はフェルナンが産まれた後に亡くなっている。 元々の性格は気のいい皮肉屋で、クレーベたちとは非常に良好な関係を築いていた。しかし、数年続いた飢饉で飢えた領民に自宅を襲われ家族全員を失った事件をきっかけに、何よりも貴族を第一に考え平民を徹底的に差別する過激な性格へと変貌する。それ以降解放軍の在り方についてクレーベと意見を違える機会が増え、クレーベがアルムに解放軍のリーダーの座を譲ったことを機に袂を分かつ。 その後はドゼーに捕まるも、丁度ソフィア城に滞在していたベルクトに引き合わされ彼の配下となる。貴族第一主義であるベルクトの思想に感化され、彼に忠誠を誓う。その後ベルクトと共にソフィア解放軍と幾度となく戦うも、一度も勝利をおさめることは出来なかった。 ルドルフが倒れた後、ベルクトによってドーマに魂を捧げられ魔女と化したリネアの攻撃を受け致命傷を負う。逃げ延びた先でソフィア解放軍に会い、アルムにドーマ及び正気を失ったベルクトに関しての警告を伝え、クレーベに後悔の念と詫びの言葉を述べながら彼の腕の中で事切れた。本来敵同士であったものの、かつての仲間だったことからアルムやクレーベらは彼の死を深く悼み、特にクレアは悲しみのあまりその場で泣き崩れてしまった。 有料DLC「解放軍の前日譚セット」では、「ソフィアの港の戦い」及び「ソフィア城防衛戦」にて味方キャラクターとして彼を操作することが出来る。 「ソフィア港の戦い」ではクレーベと共にスレイダーの救出へと向かうが、そのあまりに身勝手な振る舞いに激怒することになる。クレーベとの会話の中では、年の離れた妹と弟に愛情を抱いていることを語る。 「ソフィア城防衛戦」ではフェルナンの家が襲撃され家族が犠牲となった事件からまだ間もない時期だったため、心に大きな傷を負い周囲に辛く当たっていた。ソフィア城が奪われた後は、人質作戦をクレーベとともに立案しそれを自身に知らせなかったルカを侮辱し、怒鳴り散らしていた。 ザクソン クラスはアーマーLv5。「ソフィアのきた」のボス。顔グラフィックはない。『Echoes』 リゲル軍に所属する、顎髭を蓄えた柄の悪い将校。ソフィア解放軍を見下していたが、最終的には敗れ戦死した。 ローソン クラスはパラディンLv3。「ソフィアのもり2」のボス。顔グラフィックはスレイダーと同一。『Echoes』 リゲル軍の将校。グラフィックはスレイダーと差別化され、赤い髪と顎髭を蓄えた中年男性の姿で描かれている。軍人らしく実直で忠義に厚い男。大規模な騎兵部隊を率いる。解放軍に倒された際はルドルフに対し詫びの言葉を述べて息絶えた。 ガゼル クラスはボウナイトLv1。「もりのきた」のボス。顔グラフィックはスレイダーの色違いで、左右を刈り込んだモヒカンのような髪型。髪色はオレンジ。『Echoes』 リゲル軍の将校。グラフィックはほうれい線が目立つ中年男性の姿となった。オリジナル同様の髪型で、髪色は赤褐色に変更されたが、追加された顎髭は茶色で髪色と異なる。無数の弓兵で構成された大部隊を率いる。解放軍阻止に執念を燃やすものの、最終的には戦に敗れ、口惜しさを吐露しながら戦死した。 ブライ クラスは剣士Lv1。「ミラヘの谷」で待ち構える。暗黒の剣を持つ。 小説版ではかつては仲間に対しての面倒見の良い「ユニティの理想」とも呼べる剣士だったが、暗黒の剣に魅入られその力が自分の強さと錯覚した挙句、己を傷つけながら戦う剣士となっていた。セリカ軍に敗れ、その剣を墓標代わりにそこで朽ちると思っていたが、アトラスが密かに暗黒の剣を所持する事になる。『Echoes』 不敵な性格のリゲル軍人。ミラ神殿を制圧している。隻眼ではなくなったものの、赤紫色で均一に切り揃えられた特徴的な髪をはじめ、オリジナルにおけるキャラクターデザインを意識したグラフィックで描かれており、前述のディーンと差別化されている。最終的にはセリカ軍に敗れ戦死するも、最期まで不敵な態度を崩すことはなかった。 シーザス (Seazas)(外伝のみ) クラスはGナイトLv1。リゲルとソフィアの国境に陣取っている。顔グラフィックは先述のスレイダー及びローソンと同一。 『Echoes』では国境を守備するのが前述のベルクトとフェルナンに代わった事で、オリジナルに登場した全てのキャラのうち唯一リメイクで存在を消されたキャラになった。 サイゾー クラスは魔戦士Lv1。「リゲルの森」のボス。顔グラフィックはない。『Echoes』 忍者のような格好をした真面目な性格の軍人として描かれている。ルドルフに忠誠を誓っており、撃破された際にはルドルフに詫びの言葉を述べながら息絶えた。 ジェローム クラスはGナイトLv5。顔グラフィックはドゼーと同一。リゲルの村を統括しており、「リゲル平野」をジークとともに守っている。非常に残忍かつ狡猾な男で、かつてリゲルの村を統括していたときは多くの悪行で村人を苦しめており、ジークの派遣でそれができなくなったときはヌイババと結託してティータを人質にとってジークを牽制していた。『Echoes』 基本的な設定は同じ。グラフィックはドゼーと差別化され、小さな口髭を蓄えた中年男性の姿になっている。貴族であることを鼻にかけており、常に他者を見下している。ジークに対しても高圧的な態度を取り、ティータを人質にとっているのをいいことにこき使っていた。最期は解放軍に敗れ、屈辱を滲ませながら戦死した。 マグナム クラスはバロンLv10。グラフィックはドゼー及びジェロームと似ているが、髪は白髪で口髭も小さく、着ている鎧も青色である。「リゲルの滝」を守っている。倒されると相手を賞賛して逝く。 小説版では腹心のヘステが自殺し、リゲル軍所属のジークもアルム軍に付いた事から恐怖を覚え逃走する。『Echoes』 先に登場したザクソンの外見そのまま、髪や鎧の色を濃くした容貌であり、オリジナルよりも若々しいデザインとなっている。オリジナル同様、倒されると息絶える間際に相手を賞賛する。 ミューラー クラスはボウナイトLv10。リゲル軍。「要塞」を守っている。 小説版では要塞まで攻め入ってきたアルム・ジークと対談するなど寛容な性格でもあるが、ジークの洞察が正しい事を知るとリゲルの滅亡が避けられない事もまた知り、自分の銃弓で喉を貫き自害した。『Echoes』 鋭い目つきをしており厳格な雰囲気を漂わせている軍人。スレイダーとともに要塞を守っており、彼とは対照的に忠誠心が強く実直な性格。撃破するとサイゾー同様、ルドルフに詫びの言葉を述べて息絶える。
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