ブルマの発明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:50 UTC 版)
「ドラゴンボールの道具」の記事における「ブルマの発明」の解説
ドラゴンレーダー ドラゴンボールの発する特殊な電波をとらえることができる小型探知機。地球のドラゴンボールだけでなくナメック星のドラゴンボールにも反応する。懐中時計程度のサイズながら、細かい位置まで的確に表示される。また、縮尺を自由に拡大・縮小することができ、レーダーの縮尺を広げればドラゴンボールがある周辺の地形も大方把握できる。本体上部のスイッチとダイヤルで操作。特殊な部品を使用しているため、いつでもどこでも作れるわけではなく、装置の製作自体にもかなり高度な知識と技術を要する他、製作に急いでも半日は要する。ところがペンギン村で悟空が自分のレーダーをブルーに奪われた際は、則巻ターボが飛行機の部品からあり合わせで元のものとまったく一緒の新品を一瞬で作り直した。 ナメック星では、悟飯がドラゴンレーダーを持ちながらベジータが水中に隠したドラゴンボールを探し出したことから耐水性能もある模様。 また、その特殊な電波は生命体の体内に呑み込まれるとレーダーにキャッチできない。ただし、その設定が出る前に公開された劇場版第1作目の『神龍の伝説』では、敵のボス・グルメスの体内にドラゴンボールがあることをブルマがドラゴンレーダーを使用して確認しているので近くにある場合は感知できる。 同様の装置をレッドリボン軍も保有していたが、こちらはブルマのそれよりも大型・低精度で指令室並みの大規模なものだった。ピラフ一味のものは人工衛星を使用したもので、地球儀型など複数のタイプがあり、精度に関してはブルマのものと同等だが、やや大型で、飛行機内に格納されている。 PPキャンディー なめた者に「ピーピー」と言うと下痢にすることができるキャンディー。効き目は1カ月間有効。このキャンディーで逃げようとするウーロンを強引に仲間に引き入れた。 ミクロバンド 腕に付けて青いスイッチを押すだけで、持ち主の体を手の平サイズに縮小できる装置。また、縮小した状態で赤いスイッチを押すと元の大きさに戻る。腕時計のような外観を持ち、誰でも持ち運びができる。筋斗雲に乗れないブルマが、2度目のドラゴンボール探しをする悟空と同行するために使用。ブルマが潜水艇を亀仙人に借りに行ったところ、それと引き換えに亀仙人に渡した。アニメ版ではその後、亀仙人がブルマとランチがトイレに入るのを覗こうとしていたことに気づき、取り返している。 無人偵察機 カメハウスにあったありあわせの材料から製作した偵察カメラ。アニメ版では「超音速ターボテレビカメラ」と名付けられている。キーボードで遠隔操作が可能であり、飛行速度は筋斗雲を遥かに上回る。レッドリボン軍本部に接近しすぎたため、軍に撃墜された。 通信機 ウミガメの思いつきで、上記の偵察機の指令機から製作した電話。悟空がレッドリボン軍本部に向かったことをヤムチャへ知らせるために使用。 冷凍カプセル 遺体を保存するための冷凍カプセル。ピッコロ大魔王編で死亡したクリリン、亀仙人、餃子や天下一武道会の出場者たちの遺体を、生き返らせるまで腐らないようにするために使用。サイヤ人との戦いで戦死したヤムチャ、天津飯、ピッコロの遺体も収めた。原作とアニメ版ではデザインが異なる。 センサー ナメック星へ行く前に製作した大気成分測定機。外界の酸素の有無を調べる。しかし使う前に、クリリンと悟飯は着陸早々船外に出てしまった。 動物語翻訳機 アニメ版『ドラゴンボールZ』のナメック星編で発明。小動物の首にはめて電源を入れると、その言葉がわかるようになる。 ブルマのタイムマシン トランクスが、悟空に会うために未来からやって来る時に使った未来のブルマが製作した時空転移装置。これを使うことで、ある程度の時間移動を行うことができる。機体下部の球体は飛行用の反重力装置になっており、ハシゴが無いため空を飛べる者にしか使えない。カプセルコーポレーション製なので、ホイポイカプセルにすることもできる。中は1人乗りの広さ。一回分のタイムスリップを行うためのエネルギー充電に8か月必要。『ドラゴンボール超』では、青の15号電気液をエネルギー源として動いており、未来世界ではさらに厳しい機材不足により片道分のエネルギーを抽出するのに1年近くかかったが、現代では往復分を丸1日でフルチャージできる。アニメオリジナルの神殿の時の旅とは違いこちらは肉体ごと移動できる。ブルマは十分な機材のない地下の秘密研究所でタイムマシンを完成させた。鳥山明は飛行機のような乗り物の要素も加えようと当初は考えていたが、作中ではタイムマシンとしてしか使われなかった。機体には、出発前にトランクスが書いた「Hope(希望)」の文字が書かれている。アニメ『ドラゴンボール超』では未来のブルマがタイムマシンの中にタイムマシンに関するノート とメンテナンス用ソフトのディスクを入れていた。17年前の過去に飛んだ未来トランクスを時を越えて追ってきたゴクウブラックによって機体を破壊されてしまう。トランクスが17年前を選んだ理由は、タイムマシンの設定を変えると同じ並行世界に行けなくなる恐れがあり、以前使った設定のままにしていたため。漫画版で悟空がトランクスを置いて現代に逃げ帰った際に、現代で1日経っても同じ日に戻ればいいのではと考えたが、ブルマによりタイムマシンは最初の設定がそのままになっているため未来ではなく並行世界につながっており、現代で1日経てば未来の世界でも1日経ってしまうと説明された。さらにその時点で並行世界とのつながりも弱くなっており、あと1回の往復が最後とされていたが、後にピラフの発見により次元転送装置の周波数を変えれば並行世界にもジャンプできることがわかり、新しいパラレルキャパシターをバイパスしてどの未来にも行けるようになった。未来の全王によって未来世界が不死身のザマスもろとも消し去られた後の空間内でも活動している。 作中ではタイムパラドックスにより、描かれなかった未来でセルに奪われた 全く同じもう1機のタイムマシン が、壊れて約4年放置された状態で登場しており、そのまま放置できないためトランクスによりカプセルに戻されている。未来トランクスが乗ってきたタイムマシンがゴクウブラックに破壊された後、未来のブルマが残したノートをもとにブルマがもう1機のこの機体を修理して使用可能にした。未来世界でゴクウブラックによって機体を半壊されるが、ブルマがカプセルにして持ってきていたガレージにて機体を修理した。劇場版でも同じ機体番号のタイムマシンが登場しており、超と同じ経緯を経て修理したのか、開発に成功したのかは不明だが『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』での会話によると1000年前への遡航でさえ可能であるらしい。 PSPゲーム『ドラゴンボールZ 真武道会2』では、未来のトランクスがいる時間軸においてタイムマシンの研究が進み、複数の人間を同時に運ぶことのできるタイムマシンが開発されている。『ドラゴンボールZ カカロット』では現在のブルマも思い付きで制作し、完成した後は未来のトランクスを連れてきた。 『銀河パトロールジャコ』では、大盛博士が長年タイムマシンの研究を続けていたことが明かされている。また、漫画版『ドラゴンボール超』ではかつて第12宇宙の人間がタイムマシンを作っており、第12宇宙の界王神が保管していることが明かされている。 変身スーツ&変身用腕時計 オレンジスターハイスクール通学時に平穏に暮らしたい悟飯が、周囲にばれないように悪人を倒すために製作してもらった変身スーツ。変身道具は腕時計のような外見を持ち、ボタン一つですぐ変身できる。ブルマが言うにはホイポイカプセルの応用らしく、二時間で作り上げた。服装は独創的なデザインで、周囲には奇怪な格好という印象を与えているが、製作者本人と悟飯、悟天は気付いていないどころか、格好いいと思っている。このスーツを纏った状態の悟飯はグレートサイヤマンを名乗るようになる。顔を隠すためのヘルメットは、天下一武道会に出場する際には、防具禁止ということで、サングラスとターバンで代用した。なお、ビーデルはダサいと言っていたが、悟飯だと知ってからはカッコいいと言っており、自身も同じ格好でグレートサイヤマン2号を名乗るようになる。 電磁柵 アニメ版『ドラゴンボール超』に登場。ビンゴの特賞などの景品(7個揃ったドラゴンボール)の防犯のために設計した。電源はコンセント式のため、コンセントを抜くと電磁柵は消える。 特殊ガラスケース アニメ版『ドラゴンボール超』に登場。このガラスケースの中にドラゴンボールを入れると、ドラゴンボールから出る電波を遮断してドラゴンレーダーに反応しなくなる。 超ドラゴンレーダー アニメ版『ドラゴンボール超』に登場。宇宙にある超ドラゴンボールを探すために、従来のドラゴンレーダーを改造して感度を強力にした。従来の物よりも大型になっており、左右の取っ手を持って使用する。レーダーの範囲に限界があるため宇宙の端にある地球からでは全域を探れず、宇宙の中心に行って使用しないとレーダーに反応しない。 バリアー発生装置 アニメ版『ドラゴンボール超』に登場。悟空が未来トランクスと手合わせする際、街に被害が出そうになったのでブルマが使用した。超サイヤ人2同士になった2人の戦いではバリアーはビクともしなかったが、超サイヤ人3になった悟空の攻撃にはバリアーは耐えきれず破壊された。 タコ型宇宙船 アニメ版『ドラゴンボールGT』に登場。悟空たちの宇宙旅行のために設計した、カプセルコーポレーション製の宇宙船。着陸用に8本の足が付いている。コックピットの他にも、いくつかの船室があり、船体には各部屋の窓もある。重力コントロールドームが備わっており、長い宇宙航行でも日常生活ができるようになっている。ビームで武装しており、燃料は水。鳥山明によるデザインで、特に名称は設定されていない。パンがゲーム専用ビーム兵器搭載型タコ型宇宙船、ギルが敵宇宙船軍団を操作する対戦型シューティングゲームの、ヘッドマウントディスプレイを装着して正方形のゲームコントローラーで操作する3DCGVRゲームも設置されており、勝負がつくとパンとギルの姿が映し出された勝敗画面が船内の壁に表示された。 ブルーツ波発生装置 アニメ版『ドラゴンボールGT』に登場。ベビーに操られたブルマが発明したもので、サイヤ人を大猿化させるブルーツ波を1000倍にして一点に照射する。後に小型化した超ブルーツ波発生装置により尻尾の無いベジータを超サイヤ人4に変身させることに成功したが、直後に超一星龍に破壊されてしまう。
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