latitude
「latitude」とは、「緯度」や「地帯」「地域」といった地球の赤道からの距離によって測定される地球上の位置を示す測定値のことを意味する英語表現である。
「latitude」とは・「latitude」の意味
「latitude」とは、緯度や 黄緯、ある緯度の地域・地帯などの意味で用いられる名詞である。また、思想や行動の自由度・許容範囲、自由裁量という意味で用いられることもある。写真用語では、フィルムの露出の寛容度という意味で使われる。「latitude」の発音・読み方
「latitude」の発音は、カタカナ語では「ラティチュード」もしくは「ラチチュード」である。発音記号では、イギリス英語は「lætɪtʃuːd」、アメリカ英語は「lætətuːd」という表記になる。そのため、イギリス英語の発音記号をカタカナにすると「ラァティチュードゥ」、アメリカ英語の発音記号をカタカナにすると「ラァタァテュゥードゥ」という発音になる。「latitude」の語源・由来
「latitude」の語源は、幅が広いという意味の印欧語根の「stelh-」である。印欧語根の「stelh-」が、横幅・広がりという意味のラテン語の「latitudo」になり、古期フランス語の「latitude」を経由して「latitude」になった。また、広げるという意味の英語の「dilate」と同じ語源である。「latitude」を含む英熟語・英語表現
「latitude/longitude」とは
「latitude/longitude」とは、「緯度/経度」という意味である。地球上の任意の場所を位置情報で示すために使用される。緯度は地球の赤道から北極点または南極点までの角度を表し、赤道は0度、北極点は90度N、南極点は90度Sとなる。経度は地球の子午線(グリニッジ天文台が通る子午線)から東西方向の角度を表し、子午線を0度として、東経は正の値、西経は負の値で表される。「The ancient city of Petra, located in present-day Jordan, was established around the 6th century BC and is situated at a latitude of 30 degrees north and a longitude of 35 degrees east. (現代のヨルダンに位置する古代都市ペトラは、紀元前6世紀頃に建設され、北緯30度、東経35度に位置している)」などの表現ができる。
「Latitude(ノートパソコン)」とは
「Latitude(ノートパソコン)」とは、DELL社が製造するノートパソコンの製品シリーズの名称である。Latitudeシリーズは、ビジネス用途に特化した高性能なノートパソコンとして知られており、耐久性やセキュリティ機能、拡張性に優れている。また、ディスプレイサイズや構成など、多彩なラインナップがあり、ユーザーのニーズに合わせた選択が可能である。Latitudeシリーズは、企業やビジネスマン向けのノートパソコンとして広く利用されている。「latitude」の使い方・例文
・The city of Rio de Janeiro is located at a latitude of 22 degrees south of the equator. (リオデジャネイロ市は、赤道から南に22度の緯度に位置している)・The Arctic Circle is located at a latitude of 66.5 degrees north of the equator. (北極圏は、赤道から北に66.5度の緯度に位置している)
・The climate in this region is subtropical, with an average latitude of 35 degrees north. (この地域の気候は亜熱帯で、平均緯度は北緯35度である)
・The International Space Station orbits the Earth at an altitude of about 408 kilometers and a latitude of 51.6 degrees. (国際宇宙ステーションは、高度約408キロメートル、緯度51.6度で地球を周回している)
・The island of Bali is located at a latitude of 8 degrees south of the equator, making it a popular destination for travelers seeking tropical climates. (バリ島は、赤道から南に8度の緯度に位置しており、熱帯気候を求める旅行者に人気のある目的地である)
・Our team has been given a lot of latitude in how we approach this project, so we can be creative and try out new ideas. (このプロジェクトに取り組む方法について、私たちのチームは自由に裁量を与えられているため、創造的で新しいアイデアを試すことができる)
・The company policy allows employees a certain amount of latitude in choosing their work hours, as long as they complete their assigned tasks. (企業のポリシーは、従業員が割り当てられたタスクを完了すれば、一定の自由裁量を持って勤務時間を選択できるようにしている)
・Countries that are located at similar latitudes often have similar climates and vegetation. (同じ緯度に位置する国々は、しばしば類似した気候や植生を持つ)
・Australia is located entirely in the Southern Hemisphere, with latitudes ranging from 10 to 45 degrees south. (オーストラリアは完全に南半球に位置し、緯度は10度から45度南に及ぶ)
・The Tropic of Capricorn is a latitude line that is located at approximately 23.5 degrees south. (南回帰線は、南緯約23.5度に位置する緯度線である)
ラチチュード【latitude】
ラチチュード
ラチチュードとは、写真用語で、フィルムが再現することのできる露光域のことである。原義は「寛容さ」という意味である。
ラチチュードが狭いフィルムでは、フィルムの露出がやや適正を外れた状態で撮影すると、黒くつぶれたり、あるいは白く飛んだりして、中間色の表現である階調が失われてしまう。逆にラチチュードが広ければ、露出を適正から多少ずれても正常な明るさの写真を撮影することが可能である。
一般的に、ネガフィルムは現像時に「焼き」の濃度を調整することが可能であるため、撮影以後には操作の加えられないポジフィルムに比べてラチチュードが広いといわれる。ラチチュードはフィルムに固有の指標で、メーカーや製品によって異なる。
ラチチュード
ラティチュード
(ラチチュード から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/25 17:49 UTC 版)
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ラティチュード、ラチチュード、ラティテュード(latitude)は、一般的に日本では写真用語であり、音響学・信号処理分野で言うところの「ダイナミックレンジ」に相当する。
感光材料(写真フィルムなど)が、画像(階調の集まり)として再現できる露光の範囲、寛容度を表すことに使われる。露光寛容度、露出寛容度とも言う。英語ではexposure latitude。
概要
写真撮影(露光)において、感光材料に対し適正より少ない露光量(露出アンダー、画像が暗く階調がつぶれるおそれがある)や、反対に適正より多い露光量(露出オーバー、画像が明るく階調が飛ぶおそれがある)であっても階調が無くならず、画像として成立するような特性(露光許容量が大きい)を「ラティチュードが広い」と表現する。このような特性の場合、暗い部分(シャドウ)から明るい部分(ハイライト)までなだらかな階調が再現できる反面、画像がフラット(眠たい調子)になりやすい。
反対に、再現できる露光の範囲が狭い特性を「ラティチュードが狭い」と表現する。この場合、露出オーバーやアンダーに対して白とびや黒つぶれを起こしやすいが、メリハリのあるコントラストが高い画像を得ることが出来る。
一般的にネガフィルムはラティチュードが広く、リバーサル(ポジ)フイルムや固体撮像素子を用いるデジタルカメラのラティチュードは狭い。撮影においては、ラティチュードが広い方が扱いやすい。
撮影時の対策
特に、ラティチュードが狭いフィルムを用いる時や階調再現を重視する際は、被写体各部の必要露光量を確認しカメラの露出補正機能(または手動設定)を使って最も適切な露光[1]を与えると共に、光源と被写体とカメラの相互位置を変えてみる、デーライトシンクロなど補助光を使用する、強い光をディフューズする、レフ板でシャドー部を起こす、などの明暗比を小さくする処置が有効となる。
またそのような場合、適正露光で撮影できているかどうかが不安な場合は、露光量を変化させて複数枚を撮影することである程度の露光ミスの予防が可能である。一部の機種には、これを自動で行うオートブラケット機構を有するものもある。また、デジタルカメラは撮影直後、即時に撮影した画像の確認が可能なうえ、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラなど高級機を中心に撮影した画像のヒストグラム表示が可能な機種が多い(さらに近年では、撮影時にハイダイナミックレンジ合成をカメラ内部で行える機種もある)。
脚注
- ^ ネガフィルムの場合、規定露光量よりやや露光オーバー目にしたほうがシャドウ部の階調再現性が良く、全体の明るさはプリントの際に調整できる。
関連項目
ラチチュードと同じ種類の言葉
- ラチチュードのページへのリンク