東西新聞社員の関係者
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荒川 精作 声 - 宮部昭夫 写真家。文化部副部長荒川絹江の夫。初登場は第7巻「手先の美」。岩手県出身。母親思いの真面目で純情な性格。 東西新聞社に働く人の姿を撮りに来て絹江に一目ぼれし、写真を送るなど情熱的にアタックしたが、なかなか結婚を申し込めずにいた。だが、プロボクサーの沢矢が試合に勝ったら結婚を申し込むと決意。山岡の手助けもあり沢矢は見事KO勝ちを収め、交際がスタート、その後結婚した。現在のところ子供はいない。士郎・ゆう子夫妻、三谷直吉・典子夫妻らとは、一緒に集まって出かけたりするなど、公私共に親しい付き合いをしている。 写真家としての評価は高く、写真撮影を通じて噺家の快楽亭八笑など各界の人達と懇意にしているほか、食いしん坊でよく料理人も写真に収めている。師匠は写真界の大御所の木曽友二であり、早くに父を亡くしたため木曽を父のように敬愛している。 三谷 直吉 声 - 鈴置洋孝 浅草の老舗煎餅屋「三谷屋」の若旦那。文化部記者三谷典子の夫。初登場は第3巻「醤油の神秘」。 典子とは、雪にはまり立ち往生していた典子の車を直吉が助けたことが縁で交際を始め、結婚した。現在は一児(優一)の父。堅実な性格で、過去に高越屋デパート等の出店依頼もあったが品質維持のために断り、現在も昔ながらの醤油味の煎餅を作り続けている。学生時代にジャズ喫茶に通うなど、山岡と気の合う一面も見せる。士郎・ゆう子夫妻、荒川精作・絹江夫妻らとは、一緒に集まって出かけたりするなど、公私共に親しい付き合いをしている。 富井 ヒトシ 声 - 高乃麗 富井文化部部長代理の息子。初登場は第10巻「牛乳嫌い」。普段は坊っちゃん刈りにスーツ姿という、いかにも「おぼっちゃま」な格好をしており、言動も理屈っぽく大人びた所もある。クラス内でのいじめを無くそうとするなど正義感は強いが、頼まれ事などで立場が強くなると途端に態度が大きくなる性格。 牛乳とナスが苦手だったが(父親の言から、他にもある様子)、山岡の尽力で克服した。味覚の才能は同世代に比べ優れているようである。初登場時はランドセルを背負った一見小学校低学年で、2度目の登場時(第23巻「もやしっ子」)は新都第三小学校5年生。第96巻「サッカーが上手くなる餃子」では、中学生相当の外見になっているようである。 富井の妻 名前不詳。第83巻「禁酒の差し入れ」で一度だけ登場したが横顔しか描かれていない。それも顔のパーツが見えない。富井と山岡達の会話の中にたびたび登場する(会話上の初登場は第10巻「牛乳嫌い」)。 家事をほとんど富井にやってもらったり、ダンスやテニスやフラメンコ、黒酢健康食品販売、脂肪吸引を行いたがるなど、ある意味勝手気ままな主婦生活を送っている。また妻の命令は絶対のため、禁酒を申し渡されたりケーキの全品制覇を命じられても、また家の買い替えを望む妻の要求に富井は逆らえない(なお、富井の妻自身はケーキの全品制覇を達成したことがある)。はたから見て滑稽ではあるが、妻を愛しているためそれが当然と彼は思いこんでいる。 結婚当初はあまり裕福ではなく、一つのおかずを二人で分けて食べていた時があったらしい。 富井 修 声 - 青森伸 富井富雄の弟で、建設会社「富井土建興業」代表取締役。初登場は第17巻「代用ガム」。顔・髪型ともに富雄とよく似ていて、山岡達もそれを見て吹き出した程である。父親への誤解や、自分が(兄の既に在学していた大学の卒業を優先するため、経済的な事情から)学者・研究者志望だったにもかかわらず大学に行けなかったことで富雄と長い間不仲だったが、山岡の助けによって和解した。のちに不況の影響で会社の経営が悪化したことから自殺未遂を起こし廃業を決心するも、土壇場で大型工事の受注に成功し再建への道筋をつかんだ。家族には妻と娘がいる。 真山 信子 声 - 高島雅羅 元東西新聞社文化部記者。旧姓林。初登場4巻「食卓の広がり」。夫は大星不動産の真山浩一社長。栗田ゆう子の入社する前年に結婚退社していた。東西新聞社にいたとき、実は山岡が好きだったが全く気付かれず、原稿依頼を通じて見初められた真山浩一と結婚したという。 浩一は極端な偏食のため信子の作った料理を食べず、信子はゆう子達にそのことを相談。山岡は信子に作らせたカツ丼を浩一に食べさせて、妻の愛情のこもった料理がいかにおいしいかを気づかせ、そのおかげで夫婦関係を構築することができた。 第12巻「非常食」では、山岡達をスキーと別荘に招待した。その際には浩一はすっかり偏食が治っていた。 松川 メリー 政治部記者松川政男の妻。初登場は第10巻「フライドチキン」。アメリカ出身で、松川がワシントン支局に勤務していたとき交際がスタートし、後に結婚して来日。洋介とさとみの2人の子供に恵まれる。 松川と喧嘩すると、すぐに子供2人を連れてアメリカに帰国すると言う。また、団地の婦人達とも仲がとてもよく、団地内の露店大会で松川に「優勝できないと子供を連れてアメリカに帰国する」と嘘泣きして、松川を通じて山岡に知恵を借りたりと、ある意味「亭主を尻に敷いている」女性。 大原社主の妻 声 - 山口奈々→中村紀子子 名前は不詳。初登場は第12巻「暑中の味」。時に温かく時に厳しくしっかりと大原を支える。常に和服姿。山岡に対して素直に謝れない大原を叱りつけたことがある。社員達とはいつも親しくしていて、特に士郎・ゆう子夫妻のことは常に気に掛けている。信心深く、観音様に100組の結婚の媒酌人をする願を掛けていたが、士郎・ゆう子、近城勇・まり子両組の仲人になった時点で100組に達した。 小泉 紀男 声 - 中村大樹 小泉専務取締役の息子で銀成大学の学生。初登場は第21巻「及第ガユ」、この時は中学3年生。父親への反発心から、酒を飲んで補導されるなどグレかかった。しかし山岡に指導された父親の小泉が作った粥のおかげにより更生。第58巻「串カツ論争」で、父の出身校である金角大学には落ちたものの、銀成大学に合格したという話が出ている。 大学生として第93巻「“男子”と“餃子”の味付けは?」に久しぶりに登場し、ゼミの研究で山岡の力を借りた。 相川 孝 声 - 山口勝平 社員食堂相川料理長の息子。初登場は第27巻「父のコロッケ」。酒と女に溺れて女房に逃げられて店を潰した過去を持つ父親を恨まず、母親によりを戻すよう働きかけて復縁させた親孝行息子である。 料理人として働く父の背中を見て、高校卒業後に料理人の道を目指している。 滝川 竜子 カメラマン。初登場は第67巻「真の国際化企画」。写真家で近城勇の後任として「世界味めぐり」担当カメラマンとなり、「日本全県味巡り」などの取材で山岡達に同行する。同時期に「世界味めぐり」の担当になった中口新介と滝川が煮干しを知らなかったことで、山岡に日本全県味巡りの企画を思い立たせるきっかけを与える。後に中口とは結婚を約束する仲になった。 高瀬 さとみ 大原社主の妻の弟の一人娘で、社主の義理の姪。初登場は第74巻「恍惚のワイン」。学生なのか社会人なのかは不明。ワインの魅力に取りつかれ、ソムリエを目指す。 父親は高瀬医院という病院を経営しており、彼女は一人娘であるため、婿を取って病院を継ぐことが期待されている。そのため、ソムリエになることを両親と社主に反対されるも、山岡達のワインと和食の相性実験を通じてワイン評論家・上杉俊充の弟子となり、当初の希望通りソムリエの道を歩む。 同時に、最初の産休に入ったゆう子の代わりに「究極のメニュー」作成の臨時手伝いを務めた。後に、さとみに一目惚れした田所誠司が創刊したワイン雑誌の発行を手伝い、田所と恋仲になる。 紺野 なか子 料理研究家。政治部難波大助の妻。初登場は第90巻「お惣菜の効きめ」。ゆう子の高校の先輩。山岡邸で難波に料理の仕方を教えていた時に、難波が紺野に一目惚れして恋仲になる。飛沢周一・吉沢すみ子組と合同で披露宴を行い、難波と結婚した。 吉沢 すみ子 宝飾デザイナー。文化部飛沢周一の妻。初登場は第91巻「桜エビ大作戦」。吉東産業の社長・吉沢明雄の娘。父が美食倶楽部の会員であることをきっかけに飛沢と出会い、その猛烈なアタックと誠実さにほだされて婚約する。難波大助・紺野なか子組と合同で披露宴を行い、飛沢と結婚した。
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