日本全県味巡り

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日本全県味巡り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/05/18 18:05 UTC 版)

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日本全県味巡り（にほんぜんけんあじめぐり）とは、漫画『美味しんぼ』の作中にて発生する、47都道府県から選ばれた1県をテーマをした究極VS至高の戦いである。

概要

これまで究極VS至高は決まった料理対決、もしくは披露宴料理や長生きのための料理などのテーマ対決などであった。究極VS至高が一段落したことにより、その後の方針を決定しようとした山岡・飛沢たちだったが、最初は海外の料理について対決していこうとした。しかし、日本に流れ込んできた海外料理店で料理を絶賛する人々をみて、まずは日本全体を知らねばならないと考える。そこで今回は全国的に知られていない47都道府県御当地ならでは食材・料理など特有の食文化をテーマにした対決をシリーズ化したもの。

戦績

日本全県味巡り

回数	県	究極のメニュー	結果	至高のメニュー	収録巻
1	大分県	ハモシャブ鍋、うるか鍋、さつま、だんご汁、たらおさ、頭料理、究極特製だんご汁	引分	黄飯、黄飯かやく、いきもりけんちゃん、うれしの、関アジの琉球、こねり、豊後牛のうれしの琉球	71巻
2	宮城県	ワカメの芽株の刺身、ワカメそば、アワビの酒蒸し、チカ塩焼き焼きワカメ混ぜ、虹カジカの餅入り味噌汁、イノシシの刺身、へそ大根の煮物、五代豆鍋、どじょうの蒲焼き、ホヤのフルーツサラダ	究極	かて飯 【ずんだ飯、ワカメ飯、大根飯、フカヒレ飯、もずく蟹飯】、クルミ味噌、エイの味噌煮、仙台駄菓子	75巻
3	大阪府	きつねうどん、じゃこ寿司、なもり節の押し寿司、ばってら、太巻き、掴み寿司、若ゴボウのサラダ、河内のっぺ、紅ズイキの煮物、カオリ・フェ、 チャンジャ、ホルモン【蒸し豚、牛の胃袋、牛のアキレス腱、豚の腸詰】、鯨のはりはり鍋、水ナスのぬか漬け、毛馬きゅうり、よもぎ団子	至高	茶粥、セキ・フェ、焼肉のハラミ、ハリン18品、手作りこんにゃくの刺身、田螺とワケギの酢味噌和え、じゃこ豆、はすね餅、秋鹿山廃純米吟醸、まむし（うな丼）、半助鍋、くるみ餅	77巻
4	山梨県	煮貝の肝、ころ柿の天ぷら、イノブタの溶岩焼き、蜂の子飯、小豆ほうとう、凍みイモ、麦粉柿、甲州種ブドウのワイン各種	至高	おやき、おねり、ほうとう、浅尾大根の湯盛りうどん、イノシシ鍋、鹿の刺身・ステーキ、春鶯囀、ミルキークイーン、酒饅頭	80巻
5	富山県	つるニンジン酒、またたび酒、山ウドのクルミ味噌和え、鱒寿司、ふとのイクラおろし和え・焼き物、ブリの南蛮漬け・ブリ大根・皮の吸い物・かみのこんか漬け、芋がい餅、イワナの骨酒、ドジョウの蒲焼き、もくず蟹、まつみみ、ズワイ蟹、紅ズワイ蟹、ガメエビ、白ガメエビ、大エビ、キジエビ、ガスエビ、大門素麺、栃もち	引分	いとこ煮、かやく丸山、中盛り、金時豆の煮物、南蛮の葉炒め、ズイキの酢の物、胡麻豆腐、ゼンマイの白和え、つぼ、オーベツサマのお煮しめ、ゲントクのすり身かまぼこ、沖の女郎とゲントクの田楽、フクラギの内臓味噌和え・ぬた・あら汁、イカの沖漬けの焼き物、ブリのかぶら寿司、大根のいりごく、ほうきんの実の胡麻味噌和え、ドジョウの唐揚げ、ゆべし、フクラギの押せ寿司、ゲンゲの竜田揚げ、ホタルイカの釜揚げ、たたみ白エビ、まんじゅう蟹のにぎり、黒アナゴのにぎり、ブリの粕汁・皮のサラダ・しゃぶしゃぶ、ゲンゲの丸仕立て鍋、オイボの煮こごり、水島柿の干し柿	84巻
6	高知県	「司」の鰹の塩たたき、ウツボの天ぷら、どーじの干物、マグロのカマの蒸し物、鯨の脂身と赤身の刺身、マグロの心房の刺身・心室のバター焼き・胃袋の煮付け、えぎの塩焼き、さえずりの酢味噌かけ、ゆでた鯨の小腸、 鯨のたたき・すき焼き、鯛蒸し、田舎皿鉢、岩茸の酢の物・吸い口ひたし、土佐褐毛牛のたたきと焼き物、 フノリの酢和え、キリメの白和え、ツガニ汁、くさぎ菜の油炒め、てんぷら（岩ちしゃ、雪の下、お茶の葉、ウドの葉）、 ゴリの玉子とじ、川エビとキュウリの煮物、ツワ寿司、アメゴのさつま汁、「益倉」の鰹の塩たたき、ニロギの土瓶蒸し、 小豆甘赤飯、山茶	至高	亀の手、グジマの酢味噌和え、ウツボの薄作り・たたき・天ぷら・唐揚げ・柳川仕立て、太刀魚のかいさま寿司、 こけら寿司、金時豆の押し寿司、銀ぶろう寿司、リュウキュウ・タケノコ・椎茸・こんにゃくの寿司、アメゴの姿寿司、 豆腐の梅酢漬け、花ご餅、鮎の背ごし・鮎飯・甘露煮、 ゆがいたマグロのカマ、マグロのわたのぬた・犬ごろし、 ひめじのからし煮、アメゴのさつま汁、土佐ジローの赤身・白子の刺身・トサカの塩焼き・鍋、黒もち米の餅、喧嘩餅、 よもぎ餅、きらず餅、かしきり、碁石茶	87巻
7	長崎県	卓袱料理【お刺身、のうその湯引き、お口取り、 カツオ菜と鶏の皮のゴマ酢和え、甘鯛・サツマイモの天ぷら、 十六寸、香の物、豚の角煮、ヒカドカサゴとセリの味噌汁、 すまし汁、葛餡】、パスティ、ソボロ、ヒカド、ゴーレン、 幕末・現代のカステラ、カスドース、カラスミ、サワラの刺身・ しゃぶしゃぶ・たたき寿司、ウチワエビの寿司、五島手延べうどん、 大村寿司、煮ごみ、壱岐ゆべし	至高	対馬の六兵衛、石焼き、ブリのいりやき、せんだんごぜんざい ド・ロさまそうめん、パスティソップ、フラートハルコ、 ケレヒトソップ、コテレット、アオサ汁、うどん汁、じりじり、 かまくら、ぼうぶらずーし、クジラの団子汁、雲仙の六兵衛、 エタリの塩辛、ヌタウナギの湯引き、アゲマキのバター焼き、 サバの刺身、フグの温泉豆腐、イギリス、ひょっつる、 ザボンの砂糖漬け	98巻
8	青森県	ミズとメカブのタタキ、豆汁、アワビの肝鍋、モクズガニのひっつみ、キノコのひっつみ、温泉もやしとアンコウのとも合え、温泉もやしと鶏皮の炒め物、アブラメと温泉もやし、じゃっぱ汁、鱈の味噌焼き、べこ餅、大根のニシン漬け、葉くるみ漬け、豆漬け、けの汁、馬刺し、桜鍋、義経鍋、カワラケツメイの茶粥、豆しとぎ、けいらん、マグロの胃・喉・心臓・頬肉・目玉、一升漬け、紫黒米、雑穀と鮭の燻製のてんぽ、きんか餅	究極	山ぶどうの炒り煮、身欠きニシンと山菜の飯寿司、サクラシメジのすんだ和え、品川汁、ハタハタの飯寿司、キノコ汁、クロカワダケの炒め物、マツバハリタケと牛肉の炒め煮、キノコの佃煮、茹でフジツボ、キノコ鍋、日焼けのリンゴ、ジョミジュース、菊巻き漬け、菊の花のクルミ和え、干し大根、薄紅	100巻
9	和歌山県	真妻ワサビ、ヨロリの煮付け・造り・干物、サバの本なれ寿司、かまくら漬け、芭蕉の葉の押し寿司、ワサビ寿司、サツマイモ茶粥、うけ茶、九重茶粥、ムカゴ入り茶粥、小豆茶粥、餅入り茶粥、ぼうり、ジャガイモ餅、大根葉のかやかばし、里芋ご飯のめはり寿司、ほしご餅、ウツボの佃煮、イガミの煮付け、サバの早寿司、ハリワカメ寿司、生節のでんぶ、焼き餅、総持院の精進料理	究極	完熟南高梅の樽熟成梅酒、小アジの梅酢締め、キュウリ・ラッキョウの梅酢漬け、サツマイモとカボチャの梅煮、梅床漬け、ゴーヤの柿なます、鯨のコロとサツマイモ揚げ、鹿の腿とセゴの炭焼き、猪汁、ズガニ、アユの高菜巻き、鹿肉と大根の煮物、大根とニンジンのなます、むかごおむすび、サンマの本なれ寿司、うち豆腐、豆腐のネギ味噌焼き、いのこ餅、青柿の酒粕漬け、ジャコの寿司、池エビの寿司、野イチゴの葉の押し寿司、紀州地鶏の網焼き、雑賀崎のアナゴの天ぷら、クエの薄造り、クエのアラの吸い物、クエの釜飯	103巻

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日本全県味巡り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/11/27 08:31 UTC 版)

「美味しんぼ」の記事における「日本全県味巡り」の解説

「日本全県味巡り」が提唱され、これも究極・至高対決の題材となる（第71巻 - ）。士郎・ゆう子の間に長男・長女が双子として誕生（第75巻）。両メニューが雑誌として定期刊行を始めた頃から（第86巻）、士郎・ゆう子・雄山は究極・至高メニューの世代交代を考え始める。東西新聞文化部に配属された飛沢周一は、士郎と美食倶楽部との間を行き来し、後継者候補となる（第91巻）。その後、士郎・ゆう子の間に二女が第3子として誕生（第99巻）。