仙台駄菓子
仙台駄菓子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/29 14:11 UTC 版)
明治時代には、輪型の南京糖が仙台でも作られて代表的な駄菓子になった。当時の輪っこは、他の菓子を製造したあとにできた菓子屑を玉砂糖で固めて作ったという。1960年頃に仙台駄菓子が伝統郷土菓子として確立すると、輪型の南京糖もその一つに入った。「輪南京」(石橋屋・中鉢屋)、「指輪」(熊谷屋)などの商品名をつけられ、仙台駄菓子に欠かせない人気商品になっている。餅米に練りこんだ黒砂糖の風味がして、柔らかで粘りのある歯ごたえを持ち、噛むほどに味が深まる。原料にはきなこを入れたりこうせんを入れたりで、各店によって微妙に異なるようである。 櫛型の南京糖を受け継いだものは、石橋屋で粳米を主原料にきなこを用いた「きなこくし南京」として作られている。
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