仙台電車区特急ゆうづる脱線事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:16 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「仙台電車区特急ゆうづる脱線事故」の解説
1990年(平成2年)2月11日 2時ごろ(列車脱線事故) 東北本線仙台 - 東仙台間を走行していた上野発常磐線経由青森行き寝台特急「ゆうづる1号」(583系電車12両編成)が、ポイントの結線ミスで下り本線から仙台電車区への引き込み線に進入。400 m走行した後、7両が脱線した。乗員・乗客に負傷者は無かった。この影響で仙台電車区からの車両の出庫が不能となり、東北本線・常磐線・仙山線の列車に運休が出るなどの影響が出た。 当時仙山線の信号機増設工事に伴う信号機と分岐器の機能確認試験が行なわれていた。この試験は東北本線上り線のポイントを対象としていた試験であったため、この分岐器と信号扱所の制御板との回路を断ち、代わりに模擬装置を接続していた。上り線のポイントは、下り線のポイントと連動していたため、装置接続後、下り線も引込線側に切り替わった状態となっていた。「ゆうづる1号」通過前に信号てこを操作し、本線側信号を進行現示にしたが分岐器が切り替わっていなかったのが原因。 この事故でモハネ583+582-59・95・サハネ581-53の5両が1990年7月23日付けで廃車となった。
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