救世主候補
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「DUEL SAVIOR」の記事における「救世主候補」の解説
当真大河(とうま たいが) 声 - なし / 杉山紀彰 本作の主人公で唯一男での救世主候補。平和な時代で生活していたが、妹の未亜と共にアヴァターに召喚された。性格はかなりの女好きでエロ大王。はじめて救世主候補となった闘技場の戦いで大衆の前で「すべての女は俺の嫁」宣言をぶっ放し、その後も世界を救ってこの世界に自分のためハーレムを築くという不謹慎極まりない理由のために戦うことを決意する。その性格から救世主候補の部屋から隔離された屋根裏部屋で生活をしている。だが、困っているのを見逃せない性格でもあり、他の救世主候補の女の子を助けになろうとする場面が多く、救世主クラスの女の子から本格的に嫌われているわけではない。命令はよく破るが、約束は絶対に守っている。また、意外にも嘘をつけない性格。妹の未亜を女の子としては見ていないが、未亜を守ることにだけは命を懸けている。真の救世主となり自分だけのハーレムを作るために戦う。 命がけの戦いの中で赤の書であるリコリスと契約したことにより、このたびの戦争での「真の救世主候補」である赤の救世主となる。戦いが進むに連れて、この戦いがフィクションであるような生易しいものではなく容赦のない「殺し合い」である事を実感するにつれて、当初のような浮ついた理由で戦うことを止め、この世界で自分は何をしたいのかを真摯に考え始める。救世主というものが世界を救う存在という単純なものではなく、本人の意図とは関係なく世界を滅ぼすものであると知り、神をこの世界から消すことを決意する。 住んでいた世界では両親は共に他界し親戚の家に住んでおり、コンビニでバイトしている。バイト代を親戚の家に入れているが、そのうち家を出て行き未亜と二人で生活する予定だった。また、召喚される前にナンパ100連敗を喫している。 召喚器は爆弾や斧など状況に応じて姿を変える剣、「トレイター」。召喚器で唯一の男の人格を持つ。最終決戦ではいまだ誰も到達した事のない「真の救世主」と覚醒し、絶対的な力を手に入れ唯一神にすら対抗しうる存在となる。光り輝く聖剣と化したトレイターを手に神との最後の死闘に赴くことになる。 当真未亜(とうま みあ) 声 - 歌織 / 下屋則子 大河の義妹。大河同様の理由でアヴァターに召喚された。お兄ちゃん大好き人間だが、あまり素直になれない。おとなしい性格で、甘え上手。今回の戦いでも救世主になるためではなく、大河を守るため戦うので戦闘中は魔物相手でも少し躊躇する。一人称は普段は「私」だが、少し興奮したりすると、自分のことを「未亜」と言う。女の子のことで暴走する大河を止めるしっかりした一面もあるが、女の子に言い寄られている大河に嫉妬することが多い。 とても理想的な女性として成長したように見える彼女ではあるが、その心の中では彼女自身でさえ気付いていない邪悪な欲望が根を張っている。幼少より不幸な身の上で育った彼女の心の劣等感や嫉妬や憎悪は自身を大切に扱ってくれる大河への愛情という名の執着心として変質し、ある日複数の男子生徒に輪姦されたことによって爆発した女性的ヒステリックと結びつき、破滅的な爆薬として彼女の精神の奥深くに閉じ込められた。 アヴァターに召喚されたことにより不幸な元の世界から逃げ出すことが出来たと感じた彼女であったが、アヴァターにおいても心の底から望まぬ不幸に連続して見舞われた事によって世界を憎み、世界の破滅を願うようになる。 召喚されたのは事故によるものだと思われたが、実は赤の書ではなく白の書(イムニティ)によって見出され召喚された白の救世主。「真の救世主候補」である白の救世主として覚醒した彼女の能力はもはやそれまでの物とは完全に別次元であり、現実で核兵器に相当する威力のレベリオンを正面からやすやすと受け止め、感情の開放だけで時空間を震撼させるほどである。そのすさまじさは傲岸不遜な破滅の幹部の面々が言葉を失い立ち尽くし、冷徹なイムニティが人目をはばからずに大笑いする様にまざまざと表されている。精神的にももはや一切の遠慮を捨て、一切の自制心を振り切っている。一時は大河の抱擁によって落ち着きを取り戻すものの、その際に嗅いだリリィの体臭に激怒錯乱し、自身と大河以外のすべてをこの世界から破壊し尽くし、二人だけの楽園を創造するために止め処ない暴走を開始する。 召喚器は光の矢を放つ弓、「ジャスティ」。戦闘以外にも大河が他の女の子にちょっかい出した時に嫉妬する場面でも使用される。また、白の救世主として覚醒すると、ジャスティの形状が代わり性質も格段とパワーアップしている。 JUSTICEによる追加シナリオ、ハーレムルートにおいて本人も知らなかった兄大河との血縁の事実が明かされる……が、何親等なのかは明記されていないため結局実妹か義妹かは不明のまま。 リリィ・シアフィールド 声 - カンザキカナリ / 小林沙苗 救世主クラス首席でミュリエルの義理の娘。プライドが高く実力も高いが、図書館で勉強したりと陰ながら努力することが多い。ミュリエルを心から尊敬しており、彼女から怒られたりすると落ち込む事が多い。かつて破滅によって自分の故郷を滅ぼされて以来、救世主になることに固執している。そのため、いい加減で救世主になる理由も不純である大河が気にくわず、大河とはよく喧嘩をし教室を破壊する。出会った当初は攻撃魔法を主体としていたが、ある事件をきっかけに回復魔法も勉強するようになる。 元々は救世主候補ではなくミュリエルが引き取っただけの子供だったが、ライテウスの封印を解き偶然契約してしまった経緯がある。 召喚器は自らの魔力を増幅させるグローブ、「ライテウス」。基本的に攻撃魔法を主体としている。また、未亜同様に大河への突っ込みのためライテウスを使った雷攻撃を使うことが多い。また、ライテウスは元々はミュリエルの召喚器のため召喚されたままになっている。 ベリオ・トロープ 声 - 西田こむぎ / 高橋美佳子 救世主クラス委員長で救世主クラスが泊まる寮の寮長。面倒見がいいが融通が利かず頭が固い。修道僧のため普段から礼拝堂でお祈りをしている。聖職者であるものの、ゾンビや幽霊といったアンデッド系が苦手。 かつて自分の住んでいた家庭は裕福であった。だが、父親が大泥棒で兄が暗殺者であり、そのことに反発し家を抜け出した。その後自分の家族の代わりに罪滅ぼしをするために修道僧になった経歴がある。しかし育った家庭のせいで人格が別れてしまい、影ではブラックパピヨンとして活動していた(本人は無自覚だったが、後に自覚する)。 召喚器として身長程はある杖、「ユーフォニア」を振るう。回復系や補助系の魔法などを得意とする(ゲーム中の戦闘パートでは使用不可)。 ヒイラギ・カエデ 声 - 小田茉莉菜 / 伊藤静 正式名は柊カエデ。大河たちの後に正式に召喚された救世主候補。大河たちの言うところの忍者。実力はリリィも認められるほどの高い実力を持つのだが、血を見ると気絶すると言う致命的な欠点があるため力を発揮できない。最初出てきたときは寡黙でクールなキャラを演じていたが、本来は「拙者」や「ござる」の口調で明るい性格である。大河とは一度度胸を付ける特訓した仲から師弟関係となり、大河のことを「師匠」と呼ぶ。 幼い頃に無道によって両親が殺され、殺される場面を見ていたため血などを恐れるようになる。アヴァターに召喚されたのも救世主となることよりも、自分の両親の仇を探すことの方が理由が大きい。 召喚器は手甲(篭手)「黒曜」。忍術などを使った小回りの効く戦い方をする。 リコ・リス 声 - 春日アン / 南央美 口数が少ない謎の少女。学園の中では唯一の召喚師。孤独を好み、仲間を作ろうとしない。クールな性格ながら実は、学園一の大食いでもある。実力は救世主クラスでは下から2番目であるが、初めて戦う人間には必ず勝っている事から影の実力No.1と噂されている。 その正体は救世主を探す「導きの書」の精霊。命の心を守る赤の書の精霊で、世界の因果律を守る白の書の精霊であるイムニティとは対立している。大河と契約した後は彼のことを「マスター」と呼び慕う。1000年前にも存在しており、その時は「オルタラ」と名乗っていた。フローリア学園の救世主候補となったのも、救世主を早く見つけるためである。だが、救世主の結末を知っているため、真の救世主が出る事を恐れている。 なお、契約していない状態で魔法を唱えると、本のページが消滅し寿命が縮むため、なるべく普段から余分な力を使わないため口数などを減らし、食事を大量摂取し力を温存していた(大食いと言う自覚は無かった)。 召喚器は存在せず、もっている本から魔物を呼び出したり本で叩いたりする。また、自分自身のページを使った魔法を使用していたが、大河と契約を結んでからは普通に魔法を使ってもページは減らなくなった。なお、イベント時で魔法を使うときは雷魔法を唱える。 ナナシ 声 - 紫苑みやび / 生天目仁美 学園の地下墓地にいたゾンビの少女。見た目はかわいらしい少女であるが、体の部位が外れやすく、右腕や首が取れるのが日常茶飯事。また、平気な顔で礼拝堂に入ってきたり聖水を飲んだりと、ゾンビの常識を覆すことを次々とやってのける。大河に一目惚れしており「ダーリン」と呼んで付きまとい、夜中にこっそり大河の部屋に侵入するなど、執着が深い。語尾に「ですの」をつけるのが口癖。生前の記憶はなく、自分の名前すらもわからない。大河がつぶやいた「名無し」という言葉を気に入り、以後は自分を「ナナシ」と呼ぶようになる(ちなみに大河は彼女を「ナナ子」というあだ名で呼んでいる)。脳みそにしわがないのか、言った事をすぐに忘れる。しかし、薬草の調合や薬品の扱いなど、薬学においてはとても知識が深い。地下墓地のゾンビや人魂の「ひーちゃん」など、友達がたくさんいる。 正体は、1000年前にルビナスによって作られたホムンクルス。放置されていた場所が地下墓地で自分の周囲にはゾンビだらけ、という理由から、自分はアンデッドなのだと勘違いしていた。肉体はロベリアに奪われているが意識はロザリオに封印されており、意識が融合するとルビナスの意識に戻ることができる。しゃべり方や性格なども変わってしまうが、ところどころに「ナナシ」としての面影が残っている。 召喚器は持っておらず、事実上救世主候補ではないが、救世主クラスに編入する。そのため戦い方は自分の首を投げたりするトリッキーなタイプ。だが、偶然ながらリリィや大河には勝利している。また、元の人格に戻った後は、彼女の元々の召喚器である黄色い大剣「エルダーアーク」を呼ぶ事ができる。
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破滅の軍団からアヴァターを守るために別世界から召喚される人間。実力が認められればアヴァター出身者でも救世主候補になることもある。救世主候補に選ばれた人間は王立フローリア学園の救世主クラスで真の素質が目覚めるまで救世主として力と技を鍛えることになる。真の救世主に選ばれればすべての世界を自分の思うがままにできると言われている。選ばれるのは全員女性で、大河のみ完全な例外に当たる。なお、他の生徒よりも待遇をよくされている。
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