外界宿の管理者とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 外界宿の管理者の意味・解説 

外界宿の管理者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:42 UTC 版)

フレイムヘイズ」の記事における「外界宿の管理者」の解説

ドレル・クーベリック[Drell Kubeli'k] 『愁夢の吹き手しゅうむのふきて)』の称号を持つ男性フレイムヘイズ登場VIII巻直接的な戦闘力欠けるものの、外界宿アウトロー)の運営優れた手腕発揮し戦闘以外初め名を馳せた外界宿革命児』。老いた外見近代的な思考から『若きご老体』『若え爺さん』などと呼ばれる場面もある。『四神』からの呼称は『幻の涙』。 フレイムヘイズには珍しく外見契約時の年齢)は年老いている。神器“ブンシェルルーテ”はステッキ型。 スイスチューリヒ拠点に、世界中外界宿フレイムヘイズ支援組織として主導する人物欧州の要である外界宿『ドレル・パーティ』を運営し、『ドレル・パーティ』の中枢である幕僚団『クーベリックオーケストラ』(組織運営財務情報統制戦略部門担っていた)の指揮者として、他のフレイムヘイズ活動を影から支えていた。 比較近代になってから契約したため、集団で“徒”を討滅するという「若い」考え方を持つ。古来から独立独歩だったフレイムヘイズたちに組織化情報交換重要性浸透させ、企業・財団経営によって資金援助行いそれまでただの溜まり場隠れ家でしかなかった外界宿本格的な支援施設』にまで発展させた。更に「この世の本当のこと」を知らない人間をも組織運営組み入れ運営効率化、その規模拡大させていったごく僅かながら、組織運営通じこの世の本当のこと」に触れた人間から新たなフレイムヘイズ誕生する、という思わぬ副次的効果生まれていた。 ドレル自身フレイムヘイズとしての能力は『幻術』。作中では自身と同じ姿の幻影生み出している。 常に穏やかで落ち着いており、冷静な判断力優れた分析力備えている。また自身意志を貫く強固さと、正しいと思った決し諦めない粘り強さ持ち合わせる。他のフレイムヘイズ異なり人間時代豊富な社会経験積んでおり、フレイムヘイズとしては「若い」ものの「人間」としては老成し精神持ち主マージョリーから「フォン・クーベリック」と呼ばれており、ドイツ語出身思われる(なお、彼の活動拠点であるチューリヒドイツ語圏)。 約200年前老齢ながら仇討ちのために契約した契約直後からフレイムヘイズ同士相互扶助訴えるが誰にも聞き入れられず、仇討ち成した後「厄介者黙らせる手段」として外界宿運営任されるようになったその後、その優れた経営手腕で、各地独立運営されていた外界宿同士連絡網作って実績上げ、他のフレイムヘイズからも徐々に認められていった。またフレイムヘイズ活動必須の資金面交通面において、それらを援助するための組織立ち上げ社会性乏しフレイムヘイズ支援する体制整えたS巻マイルストーン』より)。 本編では、[仮面舞踏会]の作戦により“千変”シュドナイに『ドレル・パーティ』ごと襲撃されかろうじて自身一人だけ脱出勝てないことも逃げられないことも悟りながらシュドナイと戦い敗北、死亡した(VIII巻)。外界宿一部機能壊滅免れたものの、中枢組織と指導者を失った影響世界中外界宿大混乱に陥り、フレイムヘイズ側と人間側との内部対立引き起こす事態にまで発展したアニメでは第2期に登場原作登場する時期異なり、また建物ごと粉砕されシュドナイに抗戦するともなく死亡した。“虚の色(きょのしきしん)”ハルファスHalphasドレル契約している女性“紅世の王”炎の色は薄いオレンジ色落ち着きがなくやや子供っぽい性格ドレルと、ドレル築いた『ドレル・パーティ』を大事に思っていたようで、侮辱されると「ムキー!」と怒っていた。契約者ドレルをシュドナイに砕かれたが、ドレル死亡前に言い聞かせたため、契約者仇討ちのための顕現行わず“紅世”帰還したVIII巻)。 新世界創造された後に、新世界創造されるまで“紅世”尻込みしていた“王”たちを説得して新世界へ渡らせ、自身新世界渡り来て秩序派の“王”の一人として活動している模様外伝ホープ』)。 ソロモン721柱である悪魔の名にハルファスがある。 ピエトロ・モンテベルディ[Pietro Monteverdi] 声 - 川田紳司ドラマCD) 『无窮の聞き手むきゅうのききて)』の称号を持つ男性フレイムヘイズ。名前は以前からたびたび登場しているが、本人初登場SII巻『ヤーニング』。 黒髪口元の髭を整えた垂れ目美男子薄紫の上スーツ黒地赤線のストライプシャツ、細い銀ラメネクタイと靴という、常軌を逸した服装見事に着こなす伊達男である。神器“ゴローザ”は懐中時計型。 イタリアジェノヴァ拠点に、フレイムヘイズ交通支援全世界規模統括する人物数十から成る運行管理者集団モンテベルディのコーロ』を主宰する初対面女性には必ず口説き文句から始める、陽気で気さくな性格であり、契約する“王”センティアのことを「僕のおふくろ」と呼ぶ。 マティルダは『明朗明敏』と形容していたが、マージョリーレベッカからは『馬鹿』呼ばわりされていた。シャナからは『お喋り男』と形容されていた。 明確な描写はないが、その役割から交友関係はかなり広いと思われる。しかし女性口説いて失敗し懲りずに次の口説き方を予告するため、女性陣からは一様に警戒されていた模様詳細明らかでないが、数百年前には自身復讐遂げ同様の仲間集めて『コーロ』を主宰し後進の指導地中海の船の手配を引き受け顔役となっていた模様。『大戦最終決戦数年前には、フレイムヘイズ駐屯地マティルダ口説いていたが無視された。その後カムシンヤマベ行動を共にしていた模様近代になりドレル・クーベリックが外界宿組織化した際に、『コーロ』も外界宿一部門として組織組み入れられ活動規模全世界へと拡大した。『コーロ』自体が元々扶助組織としての性質持っていたことや、陽気で気さくな者の集まりであったことから、「後輩」であるドレルの下に就くことにも特に不満や抵抗はなかった模様SII巻『ヤーニング』より)。 19世紀末期から20世紀初頭にかけて太平洋海域での活動活発化した海魔クラーケン)たちに対し外界宿強い影響力を持つ『クーベリックオーケストラ』と結束対処当たっていた(XV巻より)。それと前後する時期20世紀前半ヨーロッパで勃発した[革正団]戦争では最も忙しかった模様本編開始の二年前ヴィルヘルミナを『コーロ』へ招待し、“徒”の運び屋グループ[百鬼夜行]中央アジア密かに確立していた輸送ルート襲撃当面断絶依頼したSII巻『ヤーニング』)。その後に、ゾフィー・サバリッシュの紹介状持ってやって来た『贄殿遮那』フレイムヘイズ(=シャナ)に、オーストリアに陣取っていた“紅世の王”オオナムチ討滅依頼した外伝『ヴァージャー』)。 ドレル率い幕僚団『クーベリックオーケストラ壊滅からやや遅れて、『コーロ』ごと[仮装舞踏会]殲滅された模様。“珠漣の清韻(しゅれんせいいん)”センティアSentia] 声 - 堀越真己ドラマCD) ピエトロ・モンテベルディと契約している女性“紅世の王”炎の色マリンブルー明るく野太い声で話す“王”。ピエトロからは「僕のおふくろ」と呼ばれており、大らかな母親のような性格をしている。新世界人化した姿は、野太い声恰幅良さが見事とすら思える中年女性。 ドレル戦死してからやや遅れて[仮装舞踏会]攻勢によってピエトロ戦死したことで、“紅世”帰還した模様XII巻)。 シャナたちが新世界旅立った後、新世界渡り来て秩序派の“王”の一人として活動しており、混沌期に大活躍だったシャナ坂井悠二レベッカに対して褒めていた模様外伝ホープ』)。新世界渡り来てから数年後初夏には、新世界イタリアジェノヴァ中立スタンスを保つ外界宿ピエトロ食堂』の店主として、シャナとベルペオルの顔合わせの場を提供し『色盗人』への対策など協議にも立ち会っている(短編『クイディティ』)。 ローマ神話の神の一柱に、小さい子供意識認識齎すもたらす同名女神登場するナム 『玉紋の騎手ぎょくもんのきしゅ)』の称号を持つ女性フレイムヘイズ神器は名前のない手綱型。 中央アジア外界宿[故崖窟]の管理者で、[故崖窟]は中央アジアの重要拠点一つであった模様。 顔や手足包帯で、全身衣服覆い一切の肌を見せない小柄な女性と言う飛び抜けて謎めいた人物知己の者たちからは、気のいい老婆討ち手だと思われていた。またナム契約していた“王”の真名通称能力伏せられ、また“王”自身は喋るところを三千余年見せなかった模様ピエトロ[百鬼夜行]パラからは「親愛なるナム婆さん」、ヴィルヘルミナ・カルメルからは「ナム婆様」と呼ばれていた。フィレスとヨーハンら『約束二人』とも親しくしていた模様。 その正体は、太古の『大縛鎖』創造儀式阻止戦い参戦しカムシンからは『手綱打つ少女』と形容された少女フレイムヘイズその戦いナム本人イルヤンカ交戦の末に戦死するが、その瞬間創造神“祭礼の蛇”両界狭間引きずり込まれたため、その余波で、分解する体から遊離したナム意思総体だけが巻き込まれ両界狭間引き込まれナムの体が抜け殻としてこの世残った以後空っぽナムの体を契約した“王”である“曠野の手綱”神器である手綱覆い動かしていた。なお、ナム意思総体は『詣道』に出現した最古フレイムヘイズたちの成れの果てである色付く影たちの中に混じっていた。外伝フューチャー』でマージョリー語っていた「狭間意識総体呑み込まれたのに契約保ち得たフレイムヘイズ」とはナムのことである。 本編開始の二年前には、カシュガル近郊消息を絶ったデデ捜索する為に出発する劉陽見送ったXIV巻でのヴィルヘルミナ回想にて、ほぼ一年ぶりに訪れたという描写廃墟中に人間白骨死体があった。本編開始直前に、“壊刃”サブラクが『約束二人』とヴィルヘルミナ誘い込むための罠として外界宿[故崖窟]を利用するために、正面から攻め込まれ外界宿ごと殲滅された。“曠野の手綱(こうやのたづな)” ナム契約していた女性“紅世の王”炎の色若草色三千余年もの間、通称持たず、語る声を聞かれたこともない謎めいた“王”。これも名前のない、手綱型の神器意思表出させていた模様カムシンからは『風巻き奔る龍馬』と形容されていた。 本編開始直前に、サブラク襲撃によってナムの体と神器破壊されたことで、“紅世”帰還した思われる

※この「外界宿の管理者」の解説は、「フレイムヘイズ」の解説の一部です。
「外界宿の管理者」を含む「フレイムヘイズ」の記事については、「フレイムヘイズ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「外界宿の管理者」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「外界宿の管理者」の関連用語

外界宿の管理者のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



外界宿の管理者のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのフレイムヘイズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS