外界関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 01:23 UTC 版)
「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の記事における「外界関連」の解説
カナリアファミリーホーム 金糸雀が十六夜を引き受けるために作った児童福祉施設。研究施設のような真っ白な外観の5階建ての建物。親のいない子供たちを引き取って里親を募集するのが表向きだが、その実情は、世間一般では手がつけられないほど特殊な能力や才能を持つ問題児たちを引き受ける施設。 ホームの方針は、十六夜を引き取った際に金糸雀が取り決めたことだが、十六夜のような現実ではありえないような驚異的な力を有していたのは十六夜一人のみである。だがそれでも金糸雀の努力の甲斐あって、以下の面子は“十六夜の大切な人たち”に成り得た。 金糸雀が熱烈に愛好していたことから、ハロウィンは盛大に楽しむという決まりがある。 十六夜の旅立ちから3年後、12あった出資者が軒並み出資を停止し存続の危機に陥るも、エヴリシングカンパニーと焰が第三種星辰粒子体に関する契約を結んだことで立ち直る。 印欧祖語圏 インドラが所属する古代中東圏神群の名残が残っている諸国の俗称。 北欧神話、ローマ神話、ギリシャ神話のように巨大かつ強力な神話も例に漏れない。 ケルト神群は、印欧祖語圏の中で極めて古い神話体系を持つ。現時点で、その神話体系はアーリア人の影響を余り受けていない。 アーリア民族 インドラを崇拝した主な民族。 西は中央ヨーロッパ、東は中華の民に接触するほどに広大な地域に広がった。印欧祖語圏にインドラが所属する古代中東圏神群の名残が残っているのはその為。 終末論(カリ=ユガ) インド神話群の終末論。人類の文明の発展と共に民草から信仰が失われ、道徳心が欠如する末世。 天文学が絡んでおり、箱庭から観測した場合、解釈時期がバラバラで特定しにくい。循環する年代記の四番目に相当し、時が来たら新たな年代記に移り変わることで乗り越えられる。 破局的大噴火(ウルトラボルケイノ) 星の大動脈の決壊。俗に“巨釜噴火(カルデラボルケイノ)”とも呼ばれる。星が定めた人類史のタイムリミット存在しており、史上最大の星の息吹によって人類が滅びを迎えることが決まっていた。箱庭では地獄の窯と呼ばれていた。その噴火は人類史を百は滅ぼしても余りある力であり、昔の人類と神はその攻略できなかったが、西郷と呼ばれる男によって発案された環境制御塔によって人類の救済を可能とした。 血中粒子加速器(Blood accelerator) 通称B.D.A。星辰粒子体と対になる筈だった研究で、現在では星辰粒子体の増殖に転用される。植物ではなく動物に使われる物。体内に取り込んだ粒子体を“一秒の定義”に則り血中を秒間・約三十三万回転の循環を可能とする加速器。粒子体を保有した人体に使用した場合、人間の血管の全長は約十万キロメートルの血中経路を駆け巡る計算となり、この段階で光速の十倍を超越する。 体内の血中経路で少ない粒子を無理やり加速させると、ひどく衰弱してしまう。この状態が続くと、体内に残る粒子体が少なければ素体融解(メルトダウン)起こすことはないが、いつ周囲を巻き込んで崩壊してもおかしくない状態に陥る。 ヨーロピアン 耀の時代におけるヨーロッパの呼び名で、耀の時代ではゲルマンなどといった用語は死語になっている。 エヴリシングカンパニー 第二次世界大戦後まもなくヨーロッパで立ち上げられた世界でも五指に入る大商社。電子機器や医療・美容薬品、エネルギー開発などを手広く取り扱っている。立ち上げには向こうへ渡った日系の女傑が絡んでいると噂される。財閥の黎明期に“クイーン・ハロウィン”が支援したため、その旗印に酷似した商標を用いている。 第三種星辰粒子体の技術移譲と完成サンプルの解明を条件に、カナリアファミリーホームの出資者に収まっており、孤児院に在籍する78人の子供たちの衣食住と諸経費、学費を賄っている。ドイツ共立粒子体研究所“ユミル”と共に星辰粒子体の研究も行っている。 私立宝永大学附属学園 焰、鈴華、彩鳥が通うエスカレーター式の私立大付属校。大学内に初等部、中等部、高等部の校舎が存在し、グラウンドは学部ごとに1つずつある。エヴリシングカンパニーが経営に一枚噛んでいる近隣では有数の名門校。幼い頃から世界的な視野を育む為に中等部から産業連携による教育を組み込んでいる。ナノマシンの特許の一部をエヴリシングカンパニーに譲ることを条件に、初等部の試験さえ通過できればカナリアファミリーホームの子供は学費免除、以降も編入試験を経て入学することが許されている。
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