“紅世の王”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:25 UTC 版)
"ぐぜのおう"と読む。単に“王”とも称される。“紅世の徒”の中でも、強大な力を持っている者の総称。特に明確な基準があるわけではなく、“徒”たちの間の風聞や力の大きさ・強さによって“王”であるか否かが決まる。中には実力的には“王”であっても、その強さを世に示さずにいるせいで“王”とは呼ばれず“徒”と扱われている者もいる。 なおここで言う「力の大きさ」とは、自身で統御できる“存在の力”の規模のことであり、大規模な“存在の力”を統御できる者が「強大な力を持つ」者とされる。“徒”がモーターボートだとすれば“王”は戦艦であるとも言われ、仮に“王”が持ち得るほどの莫大な量の“存在の力”を、それだけの力を統御できない“徒”が得た場合、逆に意思総体を飲み込まれ、存在を希釈されて消えてしまう。 “徒”も人間と同じように成長するため、“徒”だった者が強くなり“王”になることもできる。しかし、その成長の度合いもやはり人間と同じくその者の才能や努力によって決まるので、生まれた時から“王”であった者もいれば、後天的な鍛錬や研鑽によって“王”に上り詰める者もおり、逆に一生努力しても“王”になれずに“徒”のままで終わる者もいる。
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