兵器・兵装とは? わかりやすく解説

兵器・兵装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 14:52 UTC 版)

ラバウル烈風空戦録」の記事における「兵器・兵装」の解説

戦闘機 九六式艦上戦闘機 風間中国大陸での初陣の際などに搭乗したが、その時点で既に旧式化していた。 零式艦上戦闘機零戦作中では烈風早期登場したため、五二以降開発されなかった(外伝では7.7ミリ機銃8丁を装備した「四二型乙」が登場、これが最後生産タイプとされている)。 二式双発単座戦闘機(双戦) 「栄」発動機両翼搭載した日本初重戦闘機。元々は「陸攻隊を直掩して長距離進攻可能な双発多座戦闘機」として開発進められていたが、海軍無茶苦茶性能要求振り回され挙げ句零戦登場存在意義すら失った十三試双発陸上戦闘機機体設計無駄にまいとし中島設計陣が提案した機体一つ原型機史実同様に陸上偵察機として採用され、後に斜銃装備した夜間戦闘機月光となっている。 軽い逆ガル主翼と細い胴体新たに設計されたが、生産効率化を図るため「双発零戦といわれるほど零戦部品をできる限り流用することで、発注から三ヶ月という驚異的短期間試作機完成させ、初飛行漕ぎ着けた制式採用された本機当初首都防空部隊として創設され第六航空隊中心に配属されドーリットル隊を迎撃した。また、着艦装置などを加えた艦載型開発されアリューシャン方面南東方面などで活躍した搭乗員評価高かったが、双発機故の整備上の困難と生産性低さから総生産機300機弱に留まった。また、機首20ミリ機銃4丁を搭載するなど、当時日本機としてはかなりの重武装である。 なお、『ラバ空』各巻表紙登場する航空機軍艦模型写真使われているが、双戦の模型はウエストランド・ホワールウィンドのキット零戦パーツ改造した物である。 雷電 三菱技師過労倒れた後、国立飛行機架空)が開発引き継いで1942年夏には実戦配備された。風防形状(500mm近く持ち上げて零戦と同じ涙滴型風防)などが史実とは異なる。登場人物曰く、「操縦席宴会ができるほど広い」。 烈風 日本海軍大戦中に完成させた最強レシプロ艦戦史実では実戦に間に合わなかった)。 「誉」発動機改良型である「勲」の登場などによって早期開発成功1943年初頭には一部航空母艦搭載部隊配備された。陸海軍機種統一計画により、陸軍でも「疾風(キ-90)」として採用された。 作者によると機体デザイン紫電改疾風折衷案であるとしている。 閃風 ドイツでの政変により、失脚予想したメッサーシュミット社実質的にメッサーシュミット博士)が日本譲渡した世界初本格的ジェット戦闘機Me262本体設計図元に開発された(Me262エンジン双発懸架式で、本機エンジン胴体収納式の単発日本海軍初のジェット艦上戦闘機呂式震電 九州飛行機開発したエンテ型局地戦闘機震電ベースにしたジェット戦闘機当初、2,200馬力の「勲」発動機搭載するプッシャー・プロペラ式のレシプロ機だったが、最高速度400ノット(約740キロメートル/時)がやっとだったのに対しジェットエンジン搭載によって一挙に450ノット(約860キロメートル/時)を突破上昇力大幅に向上したまた、六翅プロペラ不要になったことから、大きな弱点だった三点式の脚を極端に長くする必要がなくなり、翼内燃タンク大幅な増積にもつながった加えて緊急脱出備えたプロペラ複雑な機構不要プロペラ中心にあるため左右に分けられていた方向舵をまとめることができるなど機体としての熟成度も大きく高まった。五式30ミリ機銃を4挺装備し、さらに六式三号噴進弾装備され大火力も実現している。生産機直ち各地防空戦闘機隊に配備されB-29迎撃大きな戦果挙げた極光 B-29迎撃切り札として登場した世界的にも珍しい液冷レシプロエンジン軸流式ジェットエンジン搭載した混合動力式の夜間戦闘機航空母艦 剛龍イギリス空母インドミタブルマレー沖海戦損傷しシンガポール占領時に自爆失敗日本軍鹵獲日本初装甲空母として戦列加えたまた、同級ヴィクトリアス第三次ソロモン海戦史実南太平洋海戦相当する)に参加大破漂流中のところを日本軍発見鹵獲試みたが、既にキングストン弁開かれており、また敵の重爆飛来してきたことから曳航断念し撃沈している)。 伊吹型 伊吹吉野の2隻。最上型重巡洋艦準同型艦(改鈴谷型未成)の船体流用改装した軽空母で、「突撃空母」とも称される速度搭載数上げるために居住性犠牲となっており、乗員設計者の平中佐恨んだという。平式艦発促進台(スキージャンプ甲板)を装備することで本艦のような軽空母でも新型機が運用可能となった雲龍型 雲龍天城葛城笠置阿蘇生駒鞍馬白根筑波の9隻が建造された。 伊勢型・扶桑型 伊勢日向扶桑山城の4隻。史実伊勢型のような航空戦艦ではなく全通甲板式の完全な空母改装された。 戦艦 紀伊型 紀伊尾張の2隻。50cm砲を搭載した史実でいう超大和型戦艦らしいが、詳細不明尾張トラック環礁近海で米潜水艦沈められたという。 その他 回天 史実のような特攻兵器ではなくドイツ音響追尾技術導入して開発され誘導魚雷開発初期試験発射直前整備などで人間中に入り込めたほどの大きさである。原爆輸送中だった、といわれる重巡インディアナポリスミネアポリスや他多数軍艦撃沈徹底した機密保持不発による捕獲を防ぐため触発信管時限自爆装置複数つけるなど)で連合軍停戦まで詳しい情報得られなかった。 五式三十ミリ機銃 東亜特殊鋼開発大戦末期登場する乙戦には必ずと言っていいほど装備され傑作機載機銃。1挺あたりの弾量が少なく呂式震電」では一挺当たりわずか60発、本機銃では7秒間発射で弾切れをしてしまうのが難点性能要目 初速 770m/秒 発射速度 530発/分 弾頭重量 350g。 六式三号噴進弾 爆撃機邀撃戦での切り札として開発され新型ロケット弾三号爆弾近接信管付き)をロケット弾化した物)。 性能要目 射程距離 1,500m計算値) 弾頭重量 32kg(65個の焼夷弾装填五式酸素魚雷「鮫龍」 航空魚雷VT信管ボフォース社の40mm機銃大量に配備しまさに「鉄壁と言っても良い機動部隊攻撃切り札として開発され長距離誘導酸素魚雷自動発射管装置含めると5トン近くにもなるため、こうした装置搭載できるのは最新鋭の「連山」(史実では、試作のまま終戦迎えたが、ラバ空の世界では1945年6月制式採用)以外になく、「連山」が母機となって攻撃投入された。 性能要目 口径 61cm 全長 9.48m 重量 2.86t 炸薬量 420kg 射程 36ノット40,000m

※この「兵器・兵装」の解説は、「ラバウル烈風空戦録」の解説の一部です。
「兵器・兵装」を含む「ラバウル烈風空戦録」の記事については、「ラバウル烈風空戦録」の概要を参照ください。

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