六波羅幕府(ろくはらばくふ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 06:30 UTC 版)
「装甲悪鬼村正」の記事における「六波羅幕府(ろくはらばくふ)」の解説
現在、国際連盟軍に大和の支配を委任されている機関。元は大和の一軍事組織でしかなかったものの、大戦中に突如として祖国を裏切り、連盟軍に大和を売り渡した。
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六波羅幕府
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足利護氏(あしかが もりうじ) 声:秋山樹 元帥竜軍大将にして正三位六衛大将領、すなわち六波羅のトップ。 かつての名は十郎太。童心や岡部弾正とともに幾つもの戦場を駆け抜けた古兵でもある。 支配欲に従って生きる剛毅な男。GHQを大和から排除し、真の六波羅支配体制を確立して己が武名を不動のものにしようと欲する。それと同時に、身分や出自に拘らず実力を評価する人物であり、奔放な態度も許容する器の大きさも併せ持つ。孫である邦氏を肉親として愛しながらも、その支配者としては甘さとも言える善良さを案じている。 GHQとは表面上の友好関係を保ちつつも、彼らを駆逐する「大攘夷」を画策し、笹川公方府で発振砲を搭載した「零零式竜騎兵」を推し進め、同時にGHQに対する囮の計画を江ノ島の研究所で進めさせている。 湊斗光からの問いに「覇」を唱えることは即ち「奪うこと」と豪気するが、同時に祖国愛などは持ち合わせておらず、「大和に生まれたから、大和に覇を唱える」と回答したため、護氏を覇者とみていた光からは「大和を奪るカッコイイ自分に陶酔したいだけ」と大いに失望されている。 どのルートでも護氏の崩御により六波羅幕府の支配力減退を好機と見たGHQの軍事侵攻により大和は戦乱へと巻き込まれていく。「英雄編」と「復讐編」では直接死亡する場面は描かれなかったが、「魔王編」では足利茶々丸に殺害される。 今川雷蝶(いまがわ らいちょう) 声:杉崎和哉 小弓公方。護氏の妾腹の子であり、複雑な生まれから屈折した上昇志向を持っている。 オカマ口調で話す。美しい物を好み、自らも美しいと信じて疑わないナルシストの美丈夫。一見すると不格好に見えるものであっても、それが何かを極めた結果であるなら「美」が存在するとする外形より内面を重んじる感性を持つ。武人として正々堂々とした勝負を好みつつも軍人として卑怯な手段も否定しないリアリストでもある。礼節は弁えているもののプライドが高く、感情的になりやすい。他の公方には筒抜けだが、密かに四公方筆頭の座を狙っている一方で、他の公方の窮地に際しその身を案じる人の良さも持つ。その甘さを奸臣に利用されてしまうこともあるが、戦場における部下の信望は強い。本編のあるEDの後日譚にあたるシナリオでは、部下の窮地を自ら救い逃がす部下想いな一面も見せた。異常な知覚を持つ茶々丸にとっても表裏一体である彼の“音”はさほど不快ではなかったらしく、数少ない気楽に付き合える相手であったようである。趣味や美的感覚を除けば常識人であり、茶々丸の奇行や放言のツッコミ役になることが多い。 政治や陰謀は不得手だが、自らが打って出る戦いならば六波羅でも右に出る者はいない。とりわけ、武者としての武勇は六波羅最強とも称され、作中最強(世界を滅ぼしうるほど)の武者である光を苦戦させる程の領域に手を掛けている。茶々丸からは六波羅で唯一、銀星号が不覚を取り得る相手とされ、他の公方からは「まともに戦っては勝負にもならない」、GHQからも「六波羅四将軍最強の武人」と政治家としては見劣りする面を補って余りある評価を受けている。あるルートにおいて、村正と互角の戦いを繰り広げた武者を歯牙にもかけずに圧倒し、高低差の不利にも関わらず突っ込んできた十機以上のGHQ最新型ステルス竜騎兵「ユーウォーキー」をすれ違いざまに全機撃墜するなど喧伝に遜色ない実力を披露している。 正史となる「魔王編」では四公方の中で、唯一生き残ることになり、「魔界編」では彼が六波羅全軍を率いている。また、武人肌で情が深く、一種のカリスマを持ち合わせているためか、六波羅軍兵士からの支持は高い。 大鳥獅子吼(おおとり ししく) 声:蒼井大地 篠川公方。プライドの高い軍人。 戦いに綺麗事を持ち込まず、最大の実利、結果を最善の方法で求める。六波羅最精鋭である篠川軍を率いる。毒舌家であり、嫌いな相手には正面より対峙する性質の持ち主であるため、表裏の無い性格の雷蝶とは頻繁に衝突する。今は亡き大鳥家先々代当主とその直系に絶対の忠誠を示しており、足利護氏には表面上は忠誠を誓っているに過ぎず、彼の死後は存在すら無かったことにしろと冷酷極まる態度を取る。 名家大鳥の分家筋で育った拾い子だが、ややあって現在は本家跡継ぎ大鳥花枝を傀儡として大鳥家を取り仕切っている。市井に匿われている大鳥家の嫡男を己が忠誠を誓い、守るべき真の跡取りして探し続けている。また、幼い頃に生き別れとなった弟がおり、とある人物に面影を重ねている。 身命を国のために捧げ尽くしている軍人であり、大義のため必要とあらばどんな冷酷な手段をも厭わない。同時に己の所業が地獄に落ちるに相応しいという自覚もあり、大和の独立を果たした暁には、罪の清算として腹を切る覚悟すら決めている。 かつて香奈枝とは婚約者の関係にあり、彼女の本性を知ってもなお彼女を愛し香奈枝も満更ではなかったが、心酔していた先々代当主に対して香奈枝の父がクーデターを起こし結果的に死亡させてしまい、更に獅子吼が香奈枝の父を殺したことで現在は互いに憎みあう関係となっている。その結果として大鳥の血を持たない自分が立つこととなった現在の立場は決して望んでいたものではなく、後悔や羞恥、罪悪感の入り混じった複雑な感情を抱いている。 元々は影働きであり、正統を外れた奇剣、妖剣の類の技巧を駆使する。生身での活動にも長け、その身体能力は超人的な能力を持つ香奈枝を一度は追い詰めるほどである。 遊佐童心(ゆさ どうしん) 声:居口伝衛門 古河公方。婆娑羅公方の異名を持つ破戒僧。 岡部や護氏とは長年の戦友であり、その豪快かつ当意即妙な人柄で衝突しがちな公方達をまとめている。 裏表がない人柄で、自らに嘘をつかない破天荒な坊主。能舞台の役者としても一流で、破門の身であるが尾張貫流の槍を極めている。 まさに婆娑羅の生き様を体現する人物。その時の気分で、あるときは自身の不利益も承知で弱者を助け、あるときは惨たらしく蹂躙する。基本的には豪快ながらも温厚な人物であり、自分への暴言、暴行等の無礼や無法も笑って許す大器を持つ。茶々丸の心の闇には薄々感づいており、その行く末を気にかけていた。 自分が倫理・道徳面から到底許されない人物であることは自覚しており、正義の下に討たれることも当然と考えている。一方、その正義を返り討ちにしてこのふざけた生き様を全うすることが真の婆娑羅者であるとも考え、己を討つ「正義の味方」が現れることを心待ちにしている。その「正義の味方」に敗れ、己が死しても尚「正義は成った、快なり」と豪笑して果てる揺るがぬ剛毅さを持つ。 柳生常闇斎(やぎゅう じょうあんさい) 声:空乃太陽 新陰流六波羅派宗主、厩衆元締。大和第一位の剣客であり、その超逸の剣腕は装甲した村正を生身で圧倒する程。「常闇」の名前に合わせてか、常にナイトビジョンらしきものをかけている。 如何なる時にも沈着冷静。目下の者に対しても慇懃丁寧な態度で接する。 忠誠心も高い武人で通っているが、実は隠れ切支丹。バルトロメオという洗礼名を持つ。 足利四郎邦氏(あしかが しろう くにうじ) 声:小倉結衣 次期大将領に任命された護氏の孫。環境に毒されぬ純粋な少年。 自身の立場も自覚している利発な人物だが、その本質は年相応の遊び盛りの少年。 義清(よしきよ) 声:木村あやか 少女のような麗しい顔貌をした男。姉とともに童心の小姓を努める。自分達を助け、保護してくれた童心のことを心より慕っている。 長坂右京(ながさか うきょう) 声:本多啓吾 ある山村で代官をしている軍人。六波羅大尉で古河公方府配下。 戦場経験に長けた古強者であり、純粋な剣技においては、野太刀がないとはいえ景明を手玉に取るほど。 村の人間を徴発し、神が眠ると言われる鉱山を掘ることに執心している。 遊佐童心からも武人としては使えるという高い評価を受けているが、上記の鉱山に対する執着が古河公方府内に知れ渡っており、変人扱いされていた模様。
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