ドラゴンランス
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「ドラゴンスレイヤー」の記事における「ドラゴンランス」の解説
主にマーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマンが執筆したファンタジー小説『ドラゴンランス』シリーズのタイトルであり作中に登場する武器。カーラスの槌によって鍛えることで造られる。
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ドラゴンランス(戦記)
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「ドラゴンランス」の記事における「ドラゴンランス(戦記)」の解説
1984-1985年出版。 世界規模の災害〈大変動〉が起こり、神々が荒れ果てた地上を見捨てたとされてから340年以上が経った。それぞれの旅を終えて5年ぶりに集結したハーフ・エルフ、丘ドワーフ、ケンダー、人間(魔導士、戦士、騎士)からなる冒険者一行は、成り行きから、〈大変動〉で失われたとされる癒しの力を持つ不思議な杖を携えた平原人の男女を怪しげな軍勢から守るはめになる。それが、伝説上の存在だと思われていたドラゴンや悪の女神〈暗黒の女王〉との、世界の命運をかけた戦いにつながっていくのだった。
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ドラゴンランス(戦記)
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「ドラゴンランス」の記事における「ドラゴンランス(戦記)」の解説
タニス・ハーフ=エルヴン (Tanis Half-Elven) 本名タンサラス。ハーフエルフ。リーダー的存在で、弓と剣の名手。彼の母親はクォリネスティ・エルフの王女だったが、人間の戦士に暴行されて彼を身ごもった。幼少時はエルフたちの間で育ったが、出自のせいでギルサナスには「私の父の妻の息子」と呼ばれる等疎んじられ、長じて森を出奔した。純血のエルフには決して生えない髭を生やしているのはコンプレックスの現れである。しかしその一方で、エルフ特有のアーモンド形の目は隠していない。フリントと共に、キャラモン、レイストリン、スタームを育てる。キティアラとは恋仲であったが、ドラゴン卿となっていた彼女に偶然再会。後にキティアラへの恋は本当の愛から来るものではない事に気が付き、ローラナとの真摯な愛に目覚める。 スターム・ブライトブレイド (Sturm Brightblade) 人間。高潔なソラムニア騎士。騎士道が形骸化している中にあって、騎士の掟と名誉を第一に考える真の騎士。彼の父も高潔なソラムニア騎士だったが、ある戦の前に幼い彼と妻を連れて逃亡、その後消息が絶たれ死んだものと思える。しかし彼は父を尊敬しており、彼の鎧や剣は父の形見である。これらの事情を知っているグンター・ウス・ウィスタンら父の友人の騎士達は彼に暖かく接する。物語序盤は正式なソラムニア騎士ではない従士(スクワイヤ)であり、タルシスでのデレク・クラウンガードとの会話から騎士を詐称していたことが明かされ、騎士団の騎士審理により一旦は有罪となり父の鎧を身につけることを禁じられる等の処分を受けるが、最終的に〈冠〉の勲爵士団に迎えられ、大司教の塔防衛戦では冠勲爵士団の司令官に任ぜられるが、その経緯から薔薇勲爵士団の指揮官であったデレクが発狂するに至り、デレクや剣勲爵士団の指揮官アルフレッドら上級の騎士とは軋轢が絶えなかった。最終的にこのデレクの狂気が原因となって騎士団は決裂し、出撃したデレクらは囮作戦にひっかかって壊滅、大司教の塔の兵力はほとんどが失われ、わずかな兵とともに塔を守ったスタームはドラゴン卿キティアラとの一騎討ちで破れ死亡した。以後騎士団ではスタームこそ真の騎士の姿であると崇拝される。シルヴァネスティ・エルフの女王アルハナ・スターブリーズからは慕われており、〈スタージュエル〉を受け取る。 フリント・ファイアフォージ (Flint Fireforge) 丘ドワーフ。頑固だが腕の良い細工師で、頼もしい戦士でもある。「子供たち」のお目付け役をもって任じている。持病と年齢のせいで身体に衰えがきているが、仲間の手前意地を張っている。タッスルホッフとは軽口をたたきあう仲。タニスとは旧来の親友。最後は神宿りへの旅のさなか寿命が尽きて病死し、レオルクスの御許に引き取られた。 タッスルホッフ・バーフット (Tasslehoff Burrfoot) ケンダー。通称タッスル。いたずら好きだが、軽い身のこなしで偵察を行ったり、地図で道を示したりと冒険には欠かせない男。いろいろな地図を持っている。非常に好奇心旺盛でちょこまか動き回る。他人の持ち物が“勝手にポケットに転がり込んでくる”こともしばしば。しかしそれはあくまでも好奇心から“少し借りている”だけなので、盗賊呼ばわりされると深く傷つく。また、恐怖を感じない。戦記を通して他人の心を感じ取るようになり、「無邪気さを失った」。「フーパック」と呼ばれるスタッフスリングを愛用している。 キャラモン・マジェーレ (Caramon Majere) 人間。レイストリンの双子の兄。怪力で屈強な戦士で、大食漢。左利き。あまり物事を深く考えないが、大らかで陽気な性格のため人から好かれやすい。レイストリンの師によると、男前な性格。弟を溺愛しているが、皮肉にもその愛情ゆえにレイストリンを苛立たせ、後にそれは弟から致命的な傷を心身ともに負わされる原因となる。頭の回転は遅いが、頭が悪いわけではなく、しっかり考えれば適切な答えを出すことができる。戦い以外のことは何をやらせても二流ながら、十分人々を満足させる成果をあげることができたとの描写もあり、器用な人物でもあったことが分かる。 レイストリン・マジェーレ (Raistlin Majere) 人間。キャラモンの双子の弟。若年にして「大審問」に合格した優秀な魔術師。もともと体が弱かったが、大審問を通過した際に行った行為からパー・サリアンによって極めて脆弱な体にされ、両目を人や生物の時間が過ぎていくのを見る砂時計の瞳に変えられる(のちにこのときかけられた呪いをそっくりパー・サリアンにかけ返す復讐を行っている)。常に咳をしており、ひどい臭いのする飲み薬を飲んでいる。冷血で皮肉っぽく秘密主義な性格のため、仲間からも疑惑の目を向けられがち。赤いローブ(中立)の魔術師だったが、最終的に黒いローブ(悪)の魔術師となる。キャラモンの愛情を厭わしく思っており、「一人の全き人間」となることを切望していた。常に人を見下し他者との深い関係を望まないが、仲間を助けるために積極的に魔術を使ったり知恵を働かせることもある。社会的弱者と見做される存在に対しては例外的に打ち解けた態度を取ることがある(ドラゴンブック折り込みの情報紙にそうしたイラストが投稿されたこともあった)。権力に対しての渇望があり、力を得るためなら手段を選ばない。外伝では恋に落ち、娘をもうけている。 ティカ・ウェイラン (Tika Waylan) 人間。燃えるような赤毛が特徴の、料理が得意で快活な娘。元ウェイトレスで、自身を育ててくれたオティックの経営する「憩いの我が家亭」で働いていた。後にキャラモンの妻となる。フライパンでの攻撃が得意。後に戦士となる。戦いの中で盾も武器として使うようになり、物語の後半では盾で叩くことを技の一つに昇華させた。 ゴールドムーン (Goldmoon) 人間。平原の蛮族(平原人)ケ=シュの族長の娘であり金と銀の髪を持つ美女。リヴァーウィンドとの身分違いの恋ゆえに部族を出奔することとなる。後に僧侶エリスタンとの出会いを経てミシャカルの円盤を得「癒しの女神ミシャカル」の僧侶となり、人々を「真の神々」の教えへと導く。物語後半では複数のフロットサムの住人をミシャカルに帰依させた。 リヴァーウィンド (Riverwind) 人間。ケ=シュ族の羊飼い。黒髪に長身痩躯の無骨な顔つきをした平原人。ゴールドムーンとの恋を認めてもらう為に探索の旅に行き、持ち帰った「青水晶の杖」が数々の事件の発端となる。エルフ嫌いであったが、タニスとの友情を通して考えを変えていく。常に禁欲的な表情である。 キティアラ・ウス=マタール (Kitiara uth Matar) キャラモンとレイストリンの異父姉。美しく奔放な女性。父親に似て剣の腕に優れ、傭兵を生業とする。他者を篭絡する事に長けているが利己的な性格で、心から相手を思いやる事はない。力を追い求め、そのためには手段を選ばない。タニスとは恋仲だったが、ドラゴン軍に入隊して彼らとは袂を分かつ。青のドラゴン軍のドラゴン卿で〈暗黒の女卿〉(レディ)と呼ばれる。騎竜はブルードラゴンのスカイア。死の騎士ソスとは互いに仕えあう関係。バカリス、ガリバヌスら自軍の上級将校を愛人(アリアカスのガリバヌスへの言葉から判断すると無理矢理愛人にした側面もある模様)にしているが、失態を晒せばあっさりと捨て(ただしバカリスは最後まで重要任務を任せられている)、死んでも惜しむこともない等冷酷である。黒エルフのダラマールとも男女関係をにおわせる描写がなされたことがある。 ローラナ (Laurana) 本名ローラランサラーサ。クォリネスティ・エルフの王女。タニスの従姉妹で幼馴染。美しく純粋な女性で、幼少時からタニスを慕っている。保護された生い立ちゆえ誰からも愛されるような無垢な娘だったが、その反面世間知らずで、危険を考えず恋心のみでタニスに同行した結果足手まといになってしまう。ゆえに一度は疎んじられるが、その後の苦難の過程で努力を重ね、最終的には周囲から賞賛されるほど立派な冒険者に成長を遂げる。 ギルサナス (Gilthanas) ローラナの次兄。クォリネスティ・エルフの第二王子。戦士/魔法使い。幼い頃はローラナと共にタニスの親友だったが、妹のタニスへの思いを知った後は喧嘩の末仲違いしてしまった。そのためタニスに対しては現在も複雑な感情を持つ。後に隠された善竜の卵とドラコニアン誕生の秘密を発見し、善竜をクリンに帰還させる重要な役割を担うこととなる。このエピソードは『奪われた竜の卵』としてゲームブック化されている。 フィズバン (Fizban) 旅の途中で一行に加わる老魔術師。一見耄碌している様に見える。得意技はファイアーボールの魔法(ただし正確に呪文を思い出せることはまれで、その呪文の効果が味方に対して脅威となることもしばしばである)。秘密が多く、見せかけの姿に騙されるが実は物語の鍵を握っている。一行の中で先に逝ったフリントがその正体(神パラダイン)に最初に気付いた。なお、マーガレット・ワイスの『冥界の門』にもカメオ出演している。
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