御許とは? わかりやすく解説

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お‐もと【許】

読み方:おもと

【一】[名]

女性が使う脇付(わきづけ)の一。おんもと

御座所また、貴人のおそば。

「—にさぶらふ人の中に内侍仕うまつるべき人はありや」〈宇津保・内侍督〉

御許人(おもとびと)」の略。

「ただ我どち知らせて、ものなど言ふ若き—の侍るを」〈源・夕顔

女房呼び名などの下につけて用い敬称

「大式部の—」〈紫式部日記

【二】[代]二人称人代名詞主として女性、特に女房親しんでいう語。

「—だに物し給はば、何かさらむ」〈宇津保・内侍督〉


おん‐もと【御許】

読み方:おんもと

貴人居場所敬っていう語。おもと。みもと。

多くおんもとに」「おんもとへ」の形で)おそばまでの意で、女性手紙脇付(わきづけ)に用いる語。


み‐もと【許】

読み方:みもと

相手敬って、そのそば近くをいう語。女性手紙脇付用いることもある。おもと。おんもと。「鈴木様—に」

「—に候はばやと」〈末灯鈔


御許(おもと)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:19 UTC 版)

日本語の二人称代名詞」の記事における「御許(おもと)」の解説

主に女性、特に女房親しみ込めて用いる。

※この「御許(おもと)」の解説は、「日本語の二人称代名詞」の解説の一部です。
「御許(おもと)」を含む「日本語の二人称代名詞」の記事については、「日本語の二人称代名詞」の概要を参照ください。

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