かぐらやの客たち
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「花嫁のれん (2010年のテレビドラマ)」の記事における「かぐらやの客たち」の解説
森岡 慎太郎(もりおか しんたろう) 演 - 大石吾朗(第1シリーズ) 「かぐらや」の常連客で、毎年秋に訪れている。辰夫とは客と板長の垣根を越えて、酒を酌み交わす友人。志乃の留守を預かっていた瑠璃子のミスにより、指定した部屋と別の部屋に案内され、伸也が勝手に芸妓を手配したことも裏目に出て、連泊のキャンセルと「かぐらや」にはもう来ないことを告げる。だが、それは浅野川での友禅流しが好きだった妻が3年前に亡くなり、妻との楽しかった思い出を思い返すのが辛かったためで、上着のボタンが取れかかっているのに気づいた奈緒子が辰夫との会話を偶然聞き、良樹の協力を得て浅野川で友禅流しした反物を飾ったのを見て、妻との良い思い出をもう一度思い出し、キャンセルを取り消して、今後も毎年訪れることを伝えた。 森本(もりもと) 演 - 中根徹(第1シリーズ) 大輝の父で東京にある大学の教授。金沢で開かれる学会に出席するため、息子の大輝と「かぐらや」を訪れる。幸と一緒に蔵に隠れた大輝に奈緒子が手を上げたことに腹を立て、「菊亭」に宿替えしてしまう。しかし大輝が奈緒子の絵を描いていたのを目にし、妻の死後、自分も含めて大輝を叱る人がいなくて、余計に寂しい思いをさせていたことに気づき、帰京前に「かぐらや」を訪れ、宿替えしたことを詫びた。 森本 大輝(もりもと たいき) 演 - 渡辺哲史(第1シリーズ) 森本の息子で小学2年生。母親を亡くし、学会への出席などで父親が忙しく、ずっと寂しい思いをしていた。部屋を抜け出して迷い込んだ母屋で出会った幸と一緒に蔵に隠れ、奈緒子に叱られて頬を叩かれる。宿替えした「菊亭」でも部屋を抜け出して一人で遊んでいたが、奈緒子に見つかり追いかけっこをする中で自分が叱られた真意を知り、奈緒子と和解する。そして「菊亭」の仲居たちが自分を探している姿を見て、奈緒子や「かぐらや」の人々が心から心配していたことに気づき、帰京する前に「かぐらや」を訪れ、奈緒子に自ら描いた奈緒子の絵を渡した。 白石(しらいし) 演 - 桑原辰旺(第1シリーズ) 一人で宿泊にきたが、友人と部屋で一緒に食事するために二人分頼んでいた夕食が一人分しか用意されなかったことを和代に注意する。本来担当だった弘美が子供の発熱で早退する際、奈緒子に伝達し忘れ、和代にも引き継ぎされなかったことによるミスだったが、板場の機転で友人の到着に夕食を間に合わせた。 吉野 智恵(よしの ちえ) 演 - 上月左知子(第1シリーズ) 毎年「かぐらや」に訪れ、辰夫の作るアワビの大船煮を楽しみにしている。しかし、夕食時に入れ歯の具合が悪いことを知った奈緒子が勝手にホタテの煮物に変えてしまったために食べられなかった。翌日、それを知った志乃と友禅の反物の店に出かけている間に、辰夫が調理したアワビの大船煮を「かぐらや」に戻ってきてから食べることができた。 金原 咲江(きんばら さきえ) 演 - 山口美也子 熊谷交通観光のバスツアーで「かぐらや」を訪れた客。風水で方角が悪いから部屋を変えてほしいと言ったり、市場で買ってきた鯛でカルパッチョを作ってほしいなどの我がままを言った上、市場に忘れてきた財布を紛失した時には部屋付き仲居だった知子が盗んだと疑った。大女将である志乃が対応せず、奈緒子と瑠璃子に任せていることに腹を立てていたが、最後は志乃に一喝され謝罪する。 白銀 吟子(しろがね ぎんこ) 演 - 小柳友貴美 熊谷交通観光のバスツアーで「かぐらや」を訪れた客。常にカメラを手放さず、金原同様に床の間の花をバラに変えてほしいなどの我がままを言い、一緒になって知子が金原の財布を盗んだと疑うが、最後は志乃に一喝され謝罪する。 立浪 春枝(たつなみ はるえ) 演 - 伽代子(第1シリーズ) 熊谷交通観光のバスツアーで「かぐらや」を訪れた客。金沢の寒さや暖房による乾燥に耐えられず、部屋にホットカーペットや加湿器を持ってくるよう頼む。 日向(ひゅうが) 演 - 志賀眞津子(第1シリーズ) 足が不自由で、一人でいても退屈で一人旅をしている。用事があるたびに宗佑におんぶをしてもらい、兼六園の案内も宗佑に頼む。これまで旅館と駅との往復ばかりだった旅で楽しい思い出ができたと宗佑に感謝すると同時に、誰かと一緒にいることの楽しさを知り、実家に寄り付きもしなかった息子夫婦が一緒に住もうと声をかけてくれている話に素直に甘えてみることにする。宗佑に旅館での仕事にやりがいを見出すきっかけを与えた。 木島(きじま) 演 - 永幡洋(第1シリーズ) 「かぐらや」の常連客。吾郎が作った料理を「かぐらや」の味ではないと評する。「かぐらや」を閉める噂を耳にして心配する。 大阪からのバスツアー客 演 - 明石恵子、二宮未音、東佳代子(第2シリーズ) 吉川(よしかわ) 演 - 長谷妙子(第2シリーズ) 古希の祝いで、娘夫婦と「かぐらや」を訪れ、子供の頃に桔梗の花を摘んだ話を覚えていた志乃の心遣いに感謝する。 渡辺(わたなべ) 演 - 邦城龍明、溝口園枝(第2シリーズ) 毎年秋に夫婦で「かぐらや」に宿泊に来る。 かぐらやの客 演 - 加藤一裕(第2シリーズ) 「かぐらや」の手伝いに来た有紀子の立ち振る舞いを見て、女将に見えると告げる。 谷岡(たにおか) 演 - 松澤輝朝(第2シリーズ) 金沢の紅葉と奈緒子の顔を見に「かぐらや」にやって来る。 藤村 九兵衛(ふじむら きゅうべえ) 演 - 樋浦勉(第2シリーズ) 能登在住の人間国宝の陶芸家。新たに窯を開く場所を探すべく金沢にやって来る。頑固で気難しい性格で、えんじょもんが大嫌いだが、それは東京出身の弟子が無断で大津に窯を開いたことが許せなかったことに起因する。加えて、それでご飯を食べることを楽しみにしていた自作の茶碗を、奈緒子の不注意(実際は有紀子が誤って茶碗の入った木箱を落とした)により割られてしまう。塩気のある料理や好きな漬物に箸をつけないのを気に留めていた奈緒子が、初江の仕事を手伝う傍ら完成させた塩をあまり使わない漬物を食べ、気に入る。さらに志乃の依頼を受け、弟子が金継ぎで茶碗を修復させた仕事ぶりを目にし、弟子が窯を開いた後で師匠の偉大さを改めて思い知り、後悔していることを聞かされる。それでも割れた茶碗と漬物とは話が別だと奈緒子をなかなか許そうとしない懐の浅さを志乃に指摘され、最終的に奈緒子を許した。初江とは腐れ縁で、思いを寄せていた女性に失恋した痛手が茶碗を作らせたことが明かされた。 坂本(さかもと) 演 - 宗村嘉映 有紀子の生花を褒める。 小川(おがわ) / 小川の娘 演 - 仙頭美和子(第2シリーズ) / 植田ゆう希(第2シリーズ) 亡き夫の写真を持って「かぐらや」を訪れる。冬の金沢に家族3人で行く約束をしていたことを聞いた奈緒子の心遣いに感謝する。 大越(おおこし) 演 - 菅野久夫(第2シリーズ) 妻と「かぐらや」を訪れ、奈緒子を部屋付きに指名。 檜山(ひやま) 演 - 北林悌(第2シリーズ) ジョージを「かぐらや」に連れてくる。 ジョージ 演 - GARY GOLDSTEIN(第2シリーズ) 檜山の取引先のアメリカ人。 大谷(おおたに) 演 - 十貫寺梅軒(第2シリーズ) 「かぐらや」の味とおもてなしに感謝の気持ちを伝えるために志乃と辰夫を呼び出す。 白井(しらい) 演 - 野口寛(第2シリーズ) ズボンのアイロンがけを依頼したが、アイロンを渡そうとしたみちるの対応に腹を立てる。 小林(こばやし) 演 - 山崎栄(第2シリーズ) 枕の交換を依頼したが、みちるにそば殻入りの枕を出されたため、アレルギー反応を起こし、病院に運ばれる。 若林(わかばやし) 演 - 伊予ひろし(第2シリーズ) 「かぐらや」を発つ時、志乃と辰夫がケンカしているのではと言った。 結城(ゆうき) 演 - 倉持一裕(第2シリーズ) 翔太と楓の騒動を聞きつけ、廊下に出てくる。 松井(まつい) / 松井の妻 演 - 児玉謙次(第2シリーズ) / 岩倉高子(第2シリーズ) 40回目の結婚記念日を迎え、お祝いで出された和菓子に感激する。 湯原 千里(ゆはら ちさと) 演 - 松本若菜(第2シリーズ) 宗志の母。宗志を連れて「かぐらや」に宿泊するが、翌朝宗志を残して姿を消す。長崎県で働いていた居酒屋がつぶれてしまい、新しい仕事を探すために長崎に戻っていた。宗志の父である男性は当初妊娠を喜んでいたが、手がけていた事業が軌道に乗りかかっていた時期もあり、お腹の子を堕ろしてほしいと告げて姿を消してしまう。その後長崎ちゃんぽん店で知り合った宗佑に相談したところ、宗佑からの助言で出産を決意した経緯がある。そのため、宗志には実父にあたる男性ではなく、宗佑が父だと話していた。居酒屋の仕事が決まったものの、宗志と二人で暮らせるよう昼間の仕事を探し直すため、神楽家に宗志を預けて、再び長崎に戻る。 湯原 宗志(ゆはら そうし) 演 - 庄司龍成(第2シリーズ) 千里の息子。千里と「かぐらや」にやって来るが、千里が長崎に帰ったため神楽家で預かることになる。血のつながりはないが、千里の言葉を信じ、宗佑を「父ちゃん」と呼んでいたことが奈緒子と宗佑を仲違いさせる原因となる。 工藤ミヨ(くどう みよ) 演-茅島成美(第3シリーズ) 志乃の幼馴染。優しくてお淑やかで親切だったが、全く変わっていた。しかし、あることで志乃へ謝る為、福岡からやって来た。 伊川正(いがわ ただし) 演 - 増本庄一郎(第3シリーズ) 風変わりで無口な画家。宿泊の際はいつも照子が担当していたが照子が不在で瑠璃子や奈緒子が担当するが全く心を開こうとせず周囲を困惑させる。しかしその後担当に戻った照子の振る舞いや接し方が、奈緒子がおもてなしの極意を学ぶきっかけとなった。実は有名な風景画家で、やってきた画商から逃れかぐらやを後にした。 高岡(たかおか) 演 - 今里真(第3シリーズ) 俊平の元同期でルッツホテルの従業員。 高岡の部下 演 - 志野リュウ、いそむら智彦(第3シリーズ) 吉本 キミ 演 - 久松夕子(第4シリーズ) 真知子が金沢女将塾の面接後に出会った年老いた女性。路上でうずくまって苦しそうにしていたところ、真知子が声をかけ、泊まっていたかぐらやまで背負って連れてきて世話をした。このことが、いったんは不合格に決まっていた真知子が、奈緒子の強い勧めで合格に変わるきっかけとなる。 佐藤 演 - 筒井巧(第4シリーズ) 夫婦と娘で訪れた泊り客。娘の誕生日に友禅のカバンをプレゼントしたが、真知子が料理を運ぶ際に転んでそのカバンを汚してしまう。 佐藤の娘 演 - 飛田智子(第4シリーズ) 服部 演 - 柴田次郎(第4シリーズ) 日本海の魚料理を楽しみにして来た宴会客。健太と哲が病気でおらず、純はまだ魚をさばくことができないため、板長と共に真知子が魚をさばいてお出しした。 木村 演 - 若松力(第4シリーズ) 週刊誌の記者。 中島 演 - 橋野純平(第4シリーズ) 週刊誌のカメラマン。この2人は、元グラビアアイドル石野佑美がかぐらやで女将修行していることを記事に掲載する。 本宮 演 - 西川和宏(第4シリーズ) 村田の弟子。そばアレルギーがあるが、板場に伝えられていなかったためそば粉が入った料理が出され、救急車で運ばれる事態になる。 山本 演 - 山口晃(第4シリーズ) 久美子と京子が靴を違う色のクリームで磨いたため怒った客。このことで房子が久美子と京子を厳しく指導し、この2人が女将塾から逃げ出すきっかけになる。 陣内達也 演 - 須賀貴匡(幼少期:平林智志)(第4シリーズ) ホテル経営会社・陣内リゾートの社長。和風旅館のオープンを考えており、女将塾に関心を持っている。幼少時に両親と共に真知子の祖母の民宿に泊まったことがある。 葛城みどり 演 - 沢田亜矢子(第4シリーズ) 銀座の一流クラブ・シンディのママ。佑美を引き抜いて自分の店に招こうとする。
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