神楽家
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「花嫁のれん (2010年のテレビドラマ)」の記事における「神楽家」の解説
神楽 宗佑(かぐら そうすけ) 演 - 津田寛治 42歳→45歳。奈緒子の夫で志乃・辰夫の長男。旅館業は退屈で夢がないから、東京でもっとでかいことがしたいと金沢を離れ、8年前に深雪が亡くなった時に、金沢に戻って「かぐらや」を継ぐ約束をしていたが、それを反故にしたため、3年前に奈緒子と結婚する際、志乃から勘当されている。健康器具の通信販売事業に失敗し、多額の借金を抱えて失踪していたが、奈緒子の姿をひと目見るために金沢に戻った時に奈緒子と再会。友人と始めた新しい事業が成功したら迎えに行くと金沢を離れようとしたが、事業の話は嘘で、戻る場所もなかったため、奈緒子にアトリエ禅に連れられる。良樹や辰夫から失踪中の奈緒子のことを聞き、再び姿をくらますが、覚悟を決めて奈緒子の元に戻り、志乃と辰夫にこれまでの親不孝を詫び、「かぐらや」で働きたいと申し出て、客室係として働き始める。当初は仲居の仕事は召使いみたいなものだと愚痴をこぼしていたが、日向に感謝され、志乃が「良き思い出は心の宝、心の宝を作っていただくことこそ、おもてなしの心」という気持ちで働いていたことを知って、仕事にやりがいを見出し「かぐらや」を継ぐ決意をする。ところが、奈緒子の女将襲名が決まった直後、「かぐらや」にやってきた藤堂から、失踪直前に宗佑が書いた新規事業計画書に複数の会社が関心を示した結婚式事業を一緒に立ち上げないかと誘われ、奈緒子と東京に戻り、石倉家で暮らし始める。辰夫が倒れてから「かぐらや」を手伝っていた奈緒子から女将を継ぎたいと告げられ、それを認める。しかし花嫁披露当日に石倉家に置き手紙を残して、再び失踪してしまう。シンガポールや台湾を渡り歩き、台北にある小籠包店で食べた小籠包の味に感動し、そのおいしさを日本に伝えるべくチェーン展開を真剣に考え、自ら志願して店主に弟子入りし修行している。帰国直前に奈緒子と通話中、携帯を誤って沸騰した鍋の中に落としてしまい、しばらく連絡が取れなかったことが奈緒子との離婚危機の一因となる。帰国後台湾で得た小籠包の味を元に全国チェーン展開を成し遂げ実業家として成功するが、親会社にその小籠包の味を盗まれ、事業に失敗してしまう。それから、奈緒子の親友である今日子の店に身を潜めながら店の手伝いをしていたところを奈緒子に見つかり神楽家に連れ戻されるが、志乃を選んで奈緒子と離婚か奈緒子を選んで志乃と勘当かの二者択一を迫られ、置き手紙を残した後直接、奈緒子に離婚届を預けて自身の覚悟と思いを話し、事業の後始末をつけるため全国お詫び行脚に向かった。そしてお詫び行脚から戻った後、もう一度小籠包で再起を図るため、優勝できなければ村田に紹介してもらった土産物屋の正社員に就職するという条件で、「金沢の名物弁当コンテスト」に小籠包をメインとして奈緒子と二人で完成させた「かぐらやの夫婦弁当」で参加する。結果入賞はしたものの優勝は出来ず夢を諦める決意をするが、奈緒子やかぐらやの従業員たちに後押しされてかぐらやの名物として「かぐらやの夫婦弁当」を再び作り上げることを認められ、辰夫の元で板前修業をすることになった。仕事が忙しかった奈緒子に代わって家事をこなしていたりと、掃除や料理が得意。また「かぐらや」にかかってきたオーストラリアからの予約の電話に英語で対応したり、台湾で生活し中国語を流暢に話すなど語学堪能。 神楽 辰夫(かぐら たつお) 演 - 山本圭 74歳→77歳。「かぐらや」の板長。志乃の夫で「菊亭」の板長とは若い頃一緒に修行した仲。奈緒子と宗佑が東京に戻った直後、脳出血で倒れる。出血の範囲は小さかったが、右半身麻痺の後遺症が残る。退院後は哲と健太に「かぐらや」の味を伝えながら、再び包丁を握るためにリハビリに励んでいる。神楽家で同居を始めた奈緒子の料理の味に苦言を呈した志乃から、舌が鈍感になっているのではないかと言われたことがきっかけで大喧嘩となり、神楽家を出て一時アトリエ禅に身を寄せる。脳出血の後遺症から味覚障害となったのではないかと不安になるも、病院での診察で亜鉛不足が原因だと分かる。余計な心配をかけさせたくない思いから志乃の前では頑固な態度をとっていたが、奈緒子の橋渡しで志乃と仲直りする。奈緒子の踊りの稽古をきっかけに昔なじみの駒子と再会し、駒子がかぐらやにやってきたことで志乃との老年離婚の危機に陥るが、奈緒子や幸の計らいによりことなきを得た。 神楽 瑠璃子(かぐら るりこ)→藤沢 瑠璃子(ふじさわ るりこ) 演 - 里久鳴祐果 21歳→24歳。良樹の妻。深雪と伸也の長女で「かぐらや」の若女将。8年前に病死した母の遺志を継いで、女将になるべく修業し、茶道と華道の師範免許を取得している。志乃が奈緒子の女将の素質を見抜いて以降、一方的にライバル視したが、奈緒子が女将になる意志がないことを知る。だが節子への奈緒子のおもてなしを目の当たりにし、奈緒子と切磋琢磨しながら女将修行をさせようとしていた志乃の真意を理解し、私に遠慮はいらないと奈緒子の背中を押し、女将修行を決意させた。想いを寄せている良樹からは妹にしか思われていなかったが、奈緒子からは応援されている。伸也が持ちかけた丈太郎との見合い話に応じるが、良樹への想いから一度は断りの返事を入れた。バスツアーの客への対応や金原の財布を盗んだ疑いをかけられた知子を信じられなかったことで若女将としての自信を無くしているところで、奈緒子をライバルだと思っていない生ぬるい考え方だから、えんじょもんの嫁である奈緒子に立場を奪われそうになると丈太郎に咎められるが、良樹に殴られ掴みかかろうとした丈太郎を止め、良樹が自分の大切な人だと志乃たちの前で告げ、奈緒子のように好きな人のことを好きだと胸を張って言えるような結婚がしたいと気持ちを打ち明ける。だが志乃に認知症の症状が出たため、「かぐらや」の将来のために結婚を決意する。良樹から丈太郎とは結婚してほしくないと告げられ、その言葉だけで十分だと良樹への気持ちを抑え込もうとするが、気持ちが揺らいで仕事でミスを連発し、自分の気持ちを見つめ直すためにしばらく休むよう志乃に告げられる。「かぐらや」に戻ってきた宗佑が旅館を継ぐ意思があることを知り、強引に丈太郎との縁談を進めようとした伸也に自分の幸せは自分で選ぶと反発する。そして奈緒子や志乃の後押しもあり、「かぐらや」を出て、良樹とともに人生を歩む決意をして、アトリエ禅で暮らし始める。辰夫が倒れた時には、奈緒子と共に「かぐらや」を手伝った。観光学を学ぶべく短大を受験するために、恵たちの協力を得て受験勉強をし、無事合格。芸大の講師を引き受けた良樹からのプロポーズを受け、結婚後東京に移住。しかし姑・圭子との関係がうまくいっておらず、良樹の出張中に家を飛び出して里帰りする。その後、夫・良樹が出張から帰ってくるまで旅館の手伝いをすることになる。その後良樹が迎えに来たものの優柔不断な対応に別居か離婚かを迫った。再度やってきた良樹から一緒にニューヨークに来てほしいと言われて了承するが、志乃に反対される。しかし直接圭子と話した志乃に海外へ行くまでの間は東京で一緒に暮らすことを条件にニューヨーク行きを許され、東京へと戻った。 神楽 翔太(かぐら しょうた) 演 - 草川拓弥 15歳→18歳。深雪・伸也の長男で高校生。奈緒子が「かぐらや」で働き始めた当初は、女将になる姉の邪魔をしていると誤解し、幸に仲良くならないよう告げたが、その後は幸とともに奈緒子と仲良くなる。瑠璃子が上京し、照子が支配人代行を務めて忙しくなってからは自ら朝食を作るようになる。「かぐらや」を継がず、サッカーを続けながらスポーツ医学の勉強をするために東京の大学に進学することを希望していたが受験に失敗して浪人。再度東京の大学進学を目指して勉強中であったがまたしても受験に失敗し、東京の大学は全て不合格となる。もう一度浪人して東京の大学を目指すか、受かっている地元の大学に通うか悩んだ挙句地元の大学に進学を決めた。 神楽 幸(かぐら さち) 演 - 木村真那月 8歳→11歳。深雪・伸也の次女で小学生。瑠璃子を母親のように慕うが、女将修行で忙しく、なかなか一緒に遊んでもらえず寂しく思っている。翔太から奈緒子と仲良くしないよう告げられるが、瑠璃子が風邪で寝込んでいた時に一緒に縄跳びをして懐き始める。瑠璃子に構ってもらえない寂しさから大輝と蔵に隠れるが、瑠璃子と和解する。中学生となってからはかねてからの夢であった女将修行を始める。 神楽 伸也(かぐら しんや) 演 - 小林すすむ 51歳→54歳。深雪の夫(入り婿)。「かぐらや」の支配人で瑠璃子・翔太・幸の父。瑠璃子を女将にすべく、丈太郎との見合い話を持ちかけるが、瑠璃子が良樹のことが好きだと知ってからは、娘の幸せのために良樹と一緒にさせるべきか、「かぐらや」のために丈太郎との縁談を進めるべきなのか、複雑な思いを抱く。戻ってきた宗佑が「かぐらや」を継ぎたいと志乃に告げたことで支配人としての立場が危うくなったため、強引に瑠璃子と丈太郎との縁談を進めようとしたが、瑠璃子に反発され、丈太郎からも正式に縁談を断られる。女将になるという深雪との約束を理由に瑠璃子を引き止めるが、深雪が娘の幸せを願っていたことを知り、志乃に頭を下げる。瑠璃子が家を出て良樹の元に行ってからは、すっかり元気をなくしていたが、志乃に二人とも大切な息子ということは変わらないと告げられ、奈緒子の女将襲名披露を自ら取り仕切る。志乃の名代で「台湾 加賀屋」の1周年のあいさつのために奈緒子と台湾を訪れた際、日本のおもてなしが十分通用することを知り、奈緒子とは帰国せず「台湾 加賀屋」で働きながら経営学を学び、「かぐらや」の今後の展開を考えたいと志乃に願い出て認められる。その後宗佑と同じ日に帰国するが、現在は再び海外に渡ってホテルの経営の勉強をしている。 神楽 深雪(かぐら みゆき) 演 - いしのようこ(写真のみ、第1シリーズ) 志乃・辰夫の長女。伸也の妻で瑠璃子・翔太・幸の母。「かぐらや」で女将修行をしていたが、元々体が弱く、8年前に仕事の無理がたたり、病気で亡くなる。亡くなる前日、「かぐらや」に縛られず、自由に生きなさいと瑠璃子に告げていた。
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神楽(かぐら)家
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「大日本サムライガール」の記事における「神楽(かぐら)家」の解説
680年頃に勃興した藤原北家の家系を祖とする一族。長暦2年(1038年)に後朱雀天皇より三河国の神楽明神の社職の地位を与えられ、神楽氏を称す。応仁の乱の後は松平氏と血縁を結び、松平家に従軍。徳川氏・松平氏の時代になった後は徳川家康の関東転封に伴い、1590年に関東へ移った。江戸幕府成立後は家康から1500石を与えられ、市谷に居を移し与力や剣術指南を行ってきた。明治維新の後は徐々に衰退していき、現在は新宿区の牛込地区に剣道場を営む家屋敷を残すのみとなっている。
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