『WORST』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:14 UTC 版)
「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」の記事における「『WORST』」の解説
オロチ兄弟/OROCHI BROTHERS かつて楓士雄が住んでいた希望ヶ丘団地出身の兄弟。色違いのジャケットとティンバーランドのブーツが特徴的。楓士雄とは幼馴染で幼い頃から苦楽を共にした仲で絆は深い。母子家庭育ち。 『6』では、地区一帯でもかなり名が通った兄弟であることが明らかになっており特に片方が単独で怪我を負わされた際はどちらかが報復することもあるらしく、雨宮兄弟の如く名前だけでも恐れられている。 テーマソング - GENERATIONS from EXILE TRIBE / 『SNAKE PIT尾々地真也(おおち しんや) 演 - 中務裕太(GENERATIONS from EXILE TRIBE) オロチ兄弟長男。22歳。中学までは正也と共に喧嘩三昧の日々を送っていたが、現在は建設会社の関組の作業員として働く。自分達を育ててくれた母と正也の3人で暮らす家を建てるのが夢でその費用を貯金している。口数が少ない強面で山王連合会のチハルからは"何を考えているか分からない"と苦手意識を持たれているが、性格は温厚かつ義理堅く、親しくなった村山を「よっちゃん」と愛称を付けて呼んだり、新太の母親の入院費用のカンパには就職当時から貯めていた300万円規模の金額の通帳を躊躇なく出していた(正也から止められていたが、「また頑張って稼げばいいじゃん」と称している)。マドカに密かに想いを寄せており、騒動決着後に距離は縮まったらしく、見ていた楓士雄たちを驚かせた。木札の文字は「修」。 『6』では、前述の行動が評価されて正式にマドカと交際を始めており、仕事には必ず彼女が作った弁当(超大型)を持っていく。正也が負傷したことで相手を割り出し報復にも乗り出している。 尾々地正也(おおち まさや) 演 - 小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE) オロチ兄弟次男。20歳。兄とは対照的におしゃべりで社交的な性格。関組の作業員。目標を見つけた真也の後を追って同じ職場で働き始める。現場を仕切る職長で、職務に忠実な一面もあり仕事を含む規律や上下関係にも厳しく、短期バイトで入ってきた鬼邪高校の村山に対して経験年数からの敬語口調を要求している。山王連合会のチハルとは同じ団地で過ごした古い付き合い。木札の文字は「生」。 『6』では、作業員達には"米を食わないと力が出ない"という持論を掲げていたが、ある理由からロールケーキやパンなどを食す様になる。 希望ヶ丘団地 SWORD地区郊外にあるマンモス公営団地の通称。団地全体に蔓延る貧乏・治安悪化などの悪循環や殺人・放火・自殺・心霊などの不可解な事件が多発した為世間からは"絶望団地"と呼ばれるようになる。現在は廃墟となっており、一部の棟は牙斗螺の根城となっている。楓士雄やオロチ兄弟を含めて片親(特に母子家庭)が多いことも特徴。桐原誠司(きりはら せいじ) 演 - 白洲迅 18歳。頭が良く、常に成績トップである。有名進学校・秀徳高校の生徒。秀才校の生徒の表面の裏で故郷の影響から喧嘩はそれなりの腕があり、終盤で校内で楓士雄達を侮辱されたことに激怒して暴力沙汰を起こしてしまう。教師側の配慮により"厳重注意"のみの処分で済んだが教師側までも同じ態度を見せたことに更に激怒し、そこで「俺も本当はあいつらと同じ立ち位置でいたかった」と自分の本心を曝け出し、「俺の仲間に、クズもゴミもいない」「みんな曲がったきゅうりのように、伸び伸びと育っているだけ」と一喝した。希望ヶ丘団地の6人組の中では、秀才かつグループのまとめ役ポジションだが、新太の暴走を1人で何とかしようとするも力が及ばず殴られて終わってしまい、楓士雄たちに後を託した。木札の文字は「間」。 『6』では、マドカと共にスーパーで学生アルバイトに励んでおり、本人曰く"接客業は苦手"とのこと。幼い頃に警察官であった父親が殉職し、そこで母子家庭となったことが明かされている。本作序盤で交通事故に遭い意識不明の重傷を負う。その後奇跡的に復活したものの一時期的な記憶障害が起きてしまう。 石井マドカ(いしい マドカ) 演 - 富田望生 18歳。勝ち気でお転婆な性格で曲がったことが大嫌いな強い正義感の持ち主。腕っぷしも強く、男相手でも怯まず立ち向かうほどだが、その事を心配した両親の勧めでお嬢様学校・清邦女子校に通う。吹奏楽部のキャプテンで佐智雄の妹・唯の先輩。幼馴染5人からは「ドカ」と呼ばれている。木札の文字は「鬼」。 『6』では、誠司と共にスーパーで学生アルバイトにも励んでいる。交際することになった真也にお手製弁当(超巨大)を持参させているが本人の弁当もかなりの量な為、物珍しさから他のクラスの同級生達が見にくる程。また、全校生徒の前で変質者を撃退したことをきっかけに、学校内でも素の状態で振る舞うようになった。 前川新太(まえかわ あらた)・WORSTのキーマン 演 - 矢野聖人 19歳。内気で心優しい性格だが、悩みを打ち明けられず中に溜め込む傾向があり、仲間達を心配させている。高校を中退し現在は無職となっており、最近はガラの悪い奴らとつるんでいるなど悪い噂が絶えない。母親が末期癌の為入院しており治療費を稼ぐ為に高校を中退せざるを得なくなったが借金までに手を出さないといけないほど金に困っていた。そんな折にかつての故郷であった希望ヶ丘団地の廃墟棟を隠れアジトとして提供することとSWORD地区にてレッド・ラムの売人として牙斗螺に雇われることで大金を手にしていた。金平兄弟に自分達が鬼邪高と鳳仙をぶつけたことがバレたことを警告するも聞き入れてもらえず、挙句少ない金だけ渡されて用済みとばかりに切り捨てられてしまう。終盤で牙斗螺に見切りをつけて金庫の金を奪って出て行こうとしたところを自分を連れ戻しに来た楓士雄と遭遇し、一騎討ちの末に敗北。彼の言葉からようやく自分の間違いを認めて仲間のもとへ帰っていった。母の入院費は仲間達のカンパで解決した。初登場時は金髪だったが、仲間の元に帰ってからは黒髪に変えている。木札の文字は「地」。 『6』では、悪事から足を洗い板金工場で溶接工として地道に金を稼いでおり、昼休憩の時に訪れた自営レストランの料理に惚れ込み、幼い頃からの夢であった料理人を目指す為に工場を辞めて入店する。そこで店長夫婦の息子とも向き合い、彼の悩みを解決に導いた。 牙斗螺(きどら)/KIDRA 希望ヶ丘団地の廃墟棟を拠点にしながら、主にドラッグ業に手を染めており、SWORD地区や戸亜留市近郊でレッド・ラムの売買や闇取引に深く関わっている。鬼邪高校と鳳仙学園をぶつけさせた主犯格で、本作のメインヴィランにあたるチーム。金平兄弟を中心に活動しており、DOUBTに所属していた元メンバーもいる為、DOUBTの残党が牙斗螺として活動しているものと見られる。やり口も殆どがDOUBT紛いの卑劣かつ悪辣な手段を好んで使う。また、メンバーの数名が隠れてレッド・ラムを服用しているからか、薬物中毒症状からの影響で精神・肉体異常の者も多い。最後は村山たち定時制かオロチ兄弟に金平兄弟が敗れ、チームは瓦解する。 テーマソング - PKCZ / 『KIDRA』金平優斗(かねひら ゆうと) 演 - 市川知宏 金平兄弟の長男で青髪。以前村山良樹との喧嘩で因縁があり「クズ」と吐き捨てられている。元々家は裕福で兄弟揃って優秀な逸材になる様育てられたが、幼少期のイジメの影響で道を外れてしまう。自分に楯突く行為や自分を見下す者がいたり気に入らないことがあるとすぐに暴力を振るう稚拙な性格。村山が定時制を率いて乱入してきた時は過去の因縁が蘇り味方諸共定時制を攻撃した。 金平秀斗(かねひら しゅうと) 演 - 落合モトキ 金平兄弟の次男で金髪。舌足らずな話し方で喋る。幼少期のイジメの影響で情緒不安定かつ他人を見下す一面がある。 南(みなみ) 演 - 前田瑞貴 赤髪で左の眉毛を剃り下ろしている男。鬼邪高校VS鳳仙学園の引き金となる、鬼邪高校の姿で沢村達鳳仙学園のグループを襲撃した。佐智雄の妹・唯を動画で脅して薬の売人をさせていた張本人であり、そのことを知った仁川に制裁された。 大橋(おおはし) 演 - 高野光希 鬼邪高校VS鳳仙学園の引き金となる、鳳仙学園の姿で全日制の泰志を襲撃した。 『WORST』シリーズの関係者 花岡哲二(はなおか てつじ) ※故人 演 - 泉谷しげる 花岡楓士雄の祖父。 楓士雄の生き方に影響を与える言動を次々と残していく好々爺で楓士雄にとっても尊敬する祖父。劇中で容態が急変し病死する。 花岡ミキ(はなおか ミキ) 演 - 藤田朋子 花岡楓士雄の母。 パルコ / 春山孝一(はるやま こういち) 演 - 塚本高史 焼き鳥屋を開業させ大盛況させている実業家。過去に建築現場で働き、自身の新たな夢である焼き鳥屋に向けて資金を貯めた。関組を退職した今でも自社ビル建設依頼を関に依頼するなど、関係は良好。 『クローズ』の登場人物。戸亜留市の"県南の五人組"や"パルコ・アンド・デンジャラース"と呼ばれるグループの1人。かつては戸亜留市の不良校連合軍"黒焚連合"や県南の"スネイク・ヘッズ"など数々のチームと抗争を繰り広げていた。(詳細はクローズ#県南の五人組:パルコ / 春山 孝一) 関雅虎(せき まさとら) 演 - 小沢仁志 関虎太郎の父。建設会社"関組"の社長。迫力のある強面の顔だが、オロチ兄弟の2人を一人前の男に育て上げてパルコの夢を応援するなど懐が深い。その強面から村山からは"辞めるときに指詰めろとか言わねえだろうな"と称されていた。また、村山に"子供と大人の違いは、子供は夢を見ることだけしかできねえが、大人は夢を叶えることができる存在だ"と教える。 『6』では長期出張で会社を空けており登場しない。 上田唯(うえだ ゆい) 演 - 箭内夢菜 上田佐智雄の妹。反抗期気味で兄に反発して勝手をやることが多い。マドカと同じく清邦女子高校の吹奏楽部に所属しているが、最近不登校・部活をサボるなどトラブルが続いている。抗争終結後は沢村と付き合うことになり、見ていた兄を気絶させた。 サダ婆 ※故人 劇中序盤で亡くなり、回想で登場する。楓士雄達希望ヶ丘団地出身の登場人物達が幼少期から世話になり、楓士雄達6人に木札のペンダントを渡すなど、これまでの人格に影響している郊外で自営業を営んでいた女性。亡くなった後も多大な影響力があり、司・辻・芝・泰志・清史は亡くなったことを知りかなり動揺していた。 市川真歩(いちかわ まほ) 演 - 見上愛 オロチ兄弟の正也が片想い状態で毎日通っているケーキ屋の店員。最近ストーカー紛いの男から付き纏われていたが、正也がそれを撃退したことから距離は縮まった。その男たちの報復で正也が負傷してしまうが、それに付き添う形で正式に交際するようになり、寿々子とマドカとも親しくなる。可憐な女性に思われたが、酒を飲むと姉御肌で男勝りな性格になる為正也は度肝を抜いていた。 尾々地寿々子(おおち すずこ) 演 - 美保純 オロチ兄弟の真也・正也の母。濃口の味が好み。亡き夫のことは"口数が少ない大人しい人だったけど喧嘩っ早くて曲がったことが大嫌いな優しい人だった"と語っている。マドカとは嫁と姑のようなやり取りを繰り返しているが仲は悪くない模様。楓士雄の母とも古い友人。 病院の患者 演 - やべきょうすけ
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