新機動戦記ガンダムW
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新機動戦記ガンダムW | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ | |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 (『機動戦士ガンダム』より) |
監督 | 池田成 高松信司(代行/クレジットなし) |
シリーズ構成 | 隅沢克之 |
キャラクターデザイン | 村瀬修功 |
メカニックデザイン | 大河原邦男、カトキハジメ 石垣純哉 |
音楽 | 大谷幸 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | テレビ朝日、サンライズ |
放送局 | テレビ朝日他 |
放送期間 | 1995年4月7日 - 1996年3月29日 1997年9月9日 - 1998年3月5日 2000年3月6日 - 2000年5月11日 |
話数 | 全49話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
概要
前番組『機動武闘伝Gガンダム』の人気の中心が低年齢層だったのに対し、本作ではガンダムのパイロットを始めとする主要キャラクター全員を美少年に設定、女性も対象としたメディア展開(後述の#関連作品を参照)を行うなどし、結果的に多くの女性ファンを獲得した。バンダイビジュアルの運営するブロードバンドコンテンツで本作品は「アニメ・ロボット・美少年」のカテゴリージャンルに配されている。しかしシリーズ構成の隅沢克之によると元々女性ファンの獲得を意識して制作したわけではなかったという[1]。平成ガンダムと呼ばれる『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW』『機動新世紀ガンダムX』の中でも人気が高い作品のひとつであり、翌年にはOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』が発売、劇場版の公開など多数のメディア展開へと発展した。
大河原邦男によると本作も前作Gガンダム同様、世界各国をイメージした5機のガンダムが登場する。各国のイメージはバンダイにより指示されており、それぞれ日本、西洋、中東、アメリカ、中国とされている。ただし、前作のGガンダムよりも、各国のイメージは抽象化している[1]。隅沢によれば、前作では5機のガンダムパイロットがいたものの主人公は一人だったが、本作では5人全員が主人公役扱いになっている[1]。
他のガンダムシリーズ同様、物語の主軸は戦争であるが、その中でも本作では特に戦略や人間性についての様々な葛藤が描かれている。また、古今東西の軍人、思想家の思想や言葉が多数引用されているのも本作の特徴の一つである。また、女性キャラクターについて、「あの頃よくあったロリキャラは好きじゃなかった」と述べ[2]、それまでのロボットものにある、添え物のような女性キャラではない、自立した女性を意識してキャラクター作りをしたという[3]。
監督は池田成、キャラクターデザインは村瀬修功が担当した。しかし、半年ほど経った時点で池田が監督を降板する事態となり、『黄金勇者ゴルドラン』の監督だった高松信司が同作と同時進行で、ノンクレジットながら番組後半を担当した。隅沢によると前番組Gガンダムが従来のガンダムファンに不評だったために、本作は当初『ファースト』から『Vガンダム』までのガンダムの再現を目指したものだった[1]。しかし、10話が放映される頃には池田が当初の案を外れてストーリーを展開。池田降板後に隅沢が当初の案を復活させて物語を構築した。このため後半は従来のガンダムに近いものになっている。また主役機は5機のガンダムだが、主人公達の機体の乗り換えが他のガンダム作品と比べても多いのが本作の特徴の一つと言える。
アメリカ合衆国では2000年3月6日よりカートゥーンネットワーク・TOONAMI枠にて『Mobile Suit Gundam Wing』のタイトルで放送が開始され、米国で初めて放映されたガンダムシリーズ作品となった。放送コードの関係上、流血などの残虐性の強い場面には修正が施されているが、2001年からはアダルトスイム枠にて無編集版が放送されている[4]。サンライズの海外営業部次長の渡辺靖夫によると、世界的に受けるキャラクターやドラマを持つ作品。欧米以外の国々でも放映され、ガンダム史上放映された国が最も多い。
タイトルロゴ
本作品のタイトルロゴは複数の種類が存在する。
- 「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」という表記。
- 主にTVのOPやDVDのジャケット等に使われる代表的なもの。
- 「新機動戦記ガンダムW GUNDAM WING」という表記。日本語表記の下に英語表記が入る。
- 主に音楽関係やガンプラ系の商品等に使われている。
ガンダムVS.ガンダムでは混在して使われており、各作品のタイトルロゴで作成されている公式サイトのバックでは後者、MS・パイロット一覧のページ等では前者が使われている。また、ゲーム本編の出撃デモやEDでは前者が使用されている。
続編の『NEXT』の公式サイトでは後者で統一されている。ゲーム本編や家庭用版のサイトは前者、家庭用説明書の参戦機体のページでは後者が使われている。
注釈
出典
- ^ a b c d 新機動戦記ガンダムW(ウイング) (パーフェクト・アーカイブ・シリーズ 10)
- ^ 三栄書房『ガールズガンダム』(2009)のインタビュー。
- ^ 竹書房『新機動戦記ガンダムW』(2007)
- ^ http://www.animenewsnetwork.com/encyclopedia/anime.php?id=26
- ^ TWO-MIXのベスト・アルバム『BPM "BEST FILES"』(1997年、キングレコード)のライナーノーツより。
- ^ 『北日本新聞』1995年5月26日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1995年4月12日 - 1996年3月29日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1995年4月13日 - 1996年4月4日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北日本新聞』1995年6月27日 - 1996年7月2日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ ときた洸一『機動武闘伝Gガンダム』 下巻(講談社プラチナコミックス)、講談社、2003年6月18日初版発行、286頁。ISBN 4-06-353078-7。
- ^ “Gundam-Universe Comics”. Tamashii Nations US Gundam-Univers海外版公式サイト. 2023年1月7日閲覧。
固有名詞の分類
アニメ作品 し |
週刊ストーリーランド 神八剣伝 新機動戦記ガンダムW シャーマンキング シュガーバニーズ |
テレビ朝日系アニメ |
ミラクル少女リミットちゃん エスパー魔美 新機動戦記ガンダムW 赤い鳥 勇者ライディーン |
1995年のテレビアニメ |
ぬーぼー ママはぽよぽよザウルスがお好き 新機動戦記ガンダムW 中崎タツヤスーパー ギャグシアター 黄金勇者ゴルドラン |
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