ころ・す【殺す】
読み方:ころす
[動サ五(四)]
1
㋐他人や生き物の生命を絶つ。命を取る。「首を絞めて—・す」「虫も—・さぬ顔」
㋑自分ではどうすることもできないで、死に至らせる。死なせる。「惜しい人を—・したものだ」
2
㋐活動や動作をおさえとどめる。「息を—・して潜む」「感情を—・す」「声を—・して笑う」
3 その人・物がもつ能力・素質・長所などを発揮できない状態にする。特性・持ち味などをだめにする。「せっかくの才能を—・してしまう」「濃い味付けで素材のうまみを—・している」
5 競技やゲームなどで、何かの方法によって相手方が活動できないようにする。
㋑相撲で、相手の差し手をつかみ、または押しつけて動きを封じてしまう。
㋒囲碁で、相手の石を攻めて、目が二つ以上できない状態にする。「端の石を—・す」
6 動詞の連用形に付いて、いやになるほどその動作をする意を表す。「ほめ—・す」
7 質に入れる。
[可能] ころせる
[下接句] 息を殺す・窮鳥懐に入れば猟師も殺さず・薬(くすり)人を殺さず薬師(くすし)人を殺す・声を殺す・大の虫を生かして小の虫を殺す・角を矯(た)めて牛を殺す・天道人を殺さず・二桃(にとう)三子を殺す・虫も殺さない・虫を殺す
し・す【▽殺す】
殺す...
殺す
殺す(不活化)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 14:14 UTC 版)
細菌を不活化させるのにもっとも効果が高いのは、対象食物を加熱することである。食中毒の原因菌は、75度以上の環境で1分以上経つとほとんどが不活化する。大きな食材では食材の中心が75度以上に1分以上ならなくてはいけない。たとえば、厚さ3cm程度のハンバーグを焼く場合、中心温度が75度以上になるまでに9分近くかかるという実験結果もある。ただし75度1分という加熱条件には、明らかに加熱しすぎでこの加熱条件では製品が成り立たなくなるという批判もある。実際、アメリカ合衆国政府やカナダ政府などの食品安全のガイドラインではさらに弱い条件での加熱を示している。たとえば、カナダ保健省(Health Canada)ではハンバーグは71度に到達することとしている。また、ノロウイルスを不活化するためには、中心温度85度以上で1分間以上加熱する必要がある。 中心まで十分に加熱するためには、食材の切り方を工夫したり、低火力で長時間加熱するなどの必要がある。電子レンジによる加熱は、表面を焦がさず中心まで均等に加熱することができる。大きなハンバーグなどは、電子レンジで予備加熱を行ってからフライパンなどで焼くと安全でおいしく仕上がるため、この作業を行う食品企業が多い。しかし、加熱して不活化するのはあくまで細菌であり、腐敗により生成されるアミン類や芽胞の不活化および毒素の分解温度ではない。細菌が既に毒素を作り出している可能性がある場合には、加熱は食中毒の防止手段にはなり得ない。たとえば、黄色ブドウ球菌が作り出すエンテロトキシンは通常の加熱調理ではほとんど分解(失活)しないためである。ただし、E型を除くボツリヌス毒素の一部は100度で10分以上、あるいは80度で30分以上加熱しないと失活しないものもあるが、E型の毒素は63度で10分の加熱により失活するなど、細菌・毒素のタイプによる違いもある。 さらに気をつけるべき点は、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌、セレウス菌など耐熱性の高い芽胞をつくる細菌があり、これらの芽胞は100度でも完全に不活化させることができない。75度1分以上の加熱で人体に影響を与える量以下に十分抑えることができるが、加熱後長時間放置しておけば生き残った少数の菌が増殖してしまうことになる。 大量調理の現場では、まな板などを乾燥するための装置を備えていることも多い。夜間、ヒトが不在なときに紫外線を発する蛍光灯がついており、光による殺菌を同時に行な うようになっているものもある。ヒトに対して紫外線は有害であり、その利用は時間・空間的に限定されるため補助的な殺菌方法として利用される。 エタノールの殺菌効果は70%w/w程度の濃度で最大であるが、通常の食品に使用される濃度では、殺菌できるほど効果は強くない。また、胞子状態や菌種によって無効である。 香辛料による効果に関して ニンニク、ワサビなどの香辛料にも古来からの経験則により殺菌効果があるとされる。特にワサビは、その辛みの主成分であるイソチオシアン酸アリルに強い殺菌作用がある。ただし、イソチオシアン酸アリルは揮発性が高いため、長時間にわたる殺菌効果の持続は望めない。一方、生姜には原因菌の増殖抑制効果はなく、逆に増殖を促進してしまう。また、香辛料は収穫から流通までの過程でかびや細菌類に汚染されていると指摘され汚染源となる可能性があるほか、香辛料の抗菌性は組み合わせにより大きく変わり期待できないとの指摘もある。 「香辛料#微生物による汚染」も参照
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「殺す」の例文・使い方・用例・文例
- 彼の母のやさしさが父の厳格さを相殺するものとして働いている
- 今年の私たちの利益が去年の損失を相殺するだろう
- 1個の石で2羽の鳥を殺す;一石二鳥
- …を殴打して殺す
- 自殺する
- 毛皮をとるために動物を殺す人がいる
- 1つの石で2羽の鳥を殺す;一石二鳥
- 彼を殴り殺す
- 自分を卑下してはいけないよを殺す
- 神へのいけにえとして子羊を殺す
- 汝殺すべからず
- 1つの石で2羽の鳥を殺す;一石二鳥
- 彼がきっと、私を殺す
- 次回の資金集めのクリスマスイベントによる収益金で相殺する予定である。
- 彼らは私を殺すつもりだと思う。
- もし政府が殺人者を殺すのであれば、政府も殺人者である。
- ウイルスを殺す薬
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