機種紹介
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「ローランド・SCシリーズ」の記事における「機種紹介」の解説
SC-55 1991年発売。パート数16 最大同時発音数24 音色数317 後のSCシリーズと異なり、音色が指定されていないバンクが選ばれている場合、基本となる0バンクの音が鳴るように作られている。この機能はSC-55mkII以降の機種では採用されなかった。 カード型のリモコンが付属している。リモコンには本体と同じ操作ボタンがついており、これによって手元で各種操作が可能となっていた。また、このリモコンで別売のSB-55も操作できる。SB-55と並べて(重ねて)設置した場合、リモコンの電源ボタンは両方の機器に同時に働く。リモコンが付属する機種は本機、SB-55及び発売当初のSC-55mkIIのみである。これら以外の機種はリモコン受光部も無い為、リモコンで操作することもできない。 SC-33 1992年発売。パート数16 最大同時発音数28 226音色 8ドラムセット+1SFXセット。リズムマシンの筐体をした音源モジュール。定価49,800円。 海外ではDr. Synth (DS-330) の名称でBOSSより販売されており、国内のSC-33でも純正ACアダプターがROLAND製 (DC9V、AC/DC) ではなく、BOSS製 (AC12V、AC/AC) となっている。スプリットやデュアルなど音色を編集する機能が豊富で操作性も高いが、リズムマシンとしてのプログラム機能は用意されていない。 SC-50 SC-55mkIIとほぼ同一の筐体をした1Uハーフラックモジュール。日本国内では発売されていなかったとのこと。パート数16 最大同時発音数28 音色数226 ドラムセット8+1SFXセット SC-55mkIIからMT-32互換音色を省いたモデル。 SC-155 1992年発売。パート数16 最大同時発音数24 音色数317 初代SC-55にボリュームスライダーを取り付けた機種。JV-30とは違いスライダーでフィルターをリアルタイムに制御する機能はない。定価79,000円。 SCC-1 1992年発売。パート数16 最大同時発音数24 音色数317 初代SC-55を基にしたISAカード。 SC-55mkII 1993年発売。パート数16 最大同時発音数28 音色数354 ドラムセット10 パソコンとの接続MIDI、SERIAL オーディオ出力LINE 90年代初期のGS音源の標準機である。SC-88に移行後もこの音源で多くのMIDIデータが作成された。 発売当初はSC-55同様リモコンが付属していたが、後にこれを廃止、合わせて受光部の回路も削除した。現在ダウンロード可能な取扱説明書は後者のものである。 ミュージ郎55に同梱。 シリーズで初めてSERIAL接続に対応した機種である。 SK-50 SC-55mkIIの音源部に加え、スピーカーを搭載したキーボードモデル。61鍵ベロシティ対応。SC-55mkIIとは異なり、操作パネルのボタンは少なく、液晶ディスプレイは4桁の7セグメントディスプレイとなっている。 SK-50IV 上記SK-50の白色モデル。ミュージ郎SK-50に同梱。 SCC-1A 音色数354 SC-55mkIIを基にしたISAカード。ミュージ郎300BOARD(AT互換機用)に同梱。 SCC-2 音色数354 SC-55mkIIを基にしたISAカード。ミュージ郎300BOARD IIに同梱。 SCC-1Aは単独基板の製品だが、本製品はMPU-401/ATのWaveBlaster端子にドーターボードであるSCB-55を搭載したものである。 SC-7 パート数:16 最大同時発音数:28音 内蔵音色:GM、プリセットノーマルボイス:128、ドラムセット:6 エフェクト:リバーブ/ディレイ、コーラス ローランドでは珍しいGMのみ対応の音源モジュール(GS非対応)。白いディスプレイなしのモジュール。ミュージ郎BASICに同梱。 MIDI端子はINのみ装備する。本機のMIDI INからの信号を、SERIAL端子経由でコンピュータに送信することは可能だが、COMPUTERスイッチをMIDI以外に設定している場合、シーケンスソフトで「ソフト・スルー」を設定しないと、MIDIキーボードなどでSC-7を発音させることはできない。 INPUTは2系統(背面、前面各1系統)あり、背面のINPUT1はレベル可変な為、簡易ミキサーとしても機能する(端子はともにステレオミニ)。 SC-55ST パート数16 最大同時発音数28 音色数354 ドラムセット10 SC-55mkIIからディスプレイ、ボタン類を省略した廉価版。ミュージ郎55ST、ミュージ郎5500に同梱。 前面のスポンジ足を剥がすことにより非公式ながらラックマウントアダプタRoland RAD-50へのマウントが可能である(SC-55などで使用されているものと同一のネジとゴム足が必要) ディスプレイ、ボタン類の他、リモコン及びその受光部、並びにMIDI IN 2、MIDI OUT、MIDI THRU及びINPUTも省略されている。 SC-55ST-WH 上記、SC-55STの白色モデル。「ミュージくん」同梱音源。 SC-55K パート数16 最大同時発音数28 音色数354 ドラムセット10 上述のSC-55STにマイク端子を装備し、本体でエフェクトをかけてカラオケも利用可能にした機種。ヤマハMU10の対抗馬としてリリースされた。 SC-55STで省略されていたMIDI OUT、MIDI THRU、INPUTが復活された。 ミュージくん2同梱音源。 SCP-55 SC-55mkIIと同等の音源とサウンドカード機能を内蔵したPCMCIA TypeII用カード。CM-32Pの音色バンクが追加されている。オプションのコネクターボックスMCB-3を使えばMPU-401 UART互換のMIDIインターフェースとしても使用できる。発熱が多いのが難点。 SC-88 1994年発売。パート数32 最大同時発音数64 音色数654 ドラムセット24(2つのSFXセットを含む) 音色マップ:2(SC-55、SC-88)エフェクト リバーブ(8種類) コーラス(8種類) ディレイ(10種類) 2バンド・イコライザー 1.5Uハーフラックサイズ。ユーザバンクがあり、ユーザーでエディットした音色を本体内に保存することが可能。電源内蔵。 音色数拡張のため、音色マップ(あるいは単に「マップ」)の概念が導入されたのは、このモデルからである。 ミュージ郎88に同梱。 SC-88VL 1995年発売。パート数32 最大同時発音数64 音色数654 ドラムセット24(2つのSFXセットを含む) 音色マップ:2(SC-55、SC-88)エフェクト リバーブ(8種類) コーラス(8種類) ディレイ(10種類) 2バンド・イコライザー パソコンとの接続MIDI, SERIAL オーディオ出力LINE 初代SC-88の廉価版。1Uハーフラックサイズとなり、ACアダプタからの電源供給となったモデル。ユーザー音色を本体で設定するためのボタンを省略したモデル。初代SC-88に比べて2万円程安くなったため、大ヒットとなった。 筐体はSC-55mkIIに類似しているが、マップ切替の為、元々リモコン受光部のあった場所にボタンが2個追加されている。 ミュージ郎88VL、ミュージ郎8800に同梱。 SC-88ST パート数32 最大同時発音数64 音色数654 ドラムセット24(2つのSFXセットを含む) 音色マップ:2(SC-55、SC-88)エフェクト リバーブ(8種類) コーラス(8種類) ディレイ(10種類) 2バンド・イコライザー SC-88VLからディスプレイやボタン類を省略し、発音に合わせて点滅する32パート分のインジケーターを装備した廉価版。 SC-88Pro 1996年発売。パート数32 最大同時発音数64 音色数1117 ドラムセット42 音色マップ:3(SC-55/SC-88/SC88Pro)エフェクト リバーブ 8種類、コーラス8種類、ディレイ10種類、2バンドイコライザー インサーションエフェクト64種類1系統 パソコンとの接続MIDI、SERIAL オーディオ出力LINE SCシリーズの決定打。ヤマハ・MUシリーズを研究した上で作成されたという。現在普及しているMIDIデータの大多数がこの機種で作成されている。40MB(16bitリニア換算時)の波形メモリを搭載。ピアノ音色には4MBが割り当てられている。 非公式でXGフォーマットの互換モードに対応しており、違和感のない演奏を可能にしている。XGフォーマットのデータを受信すると、本体下部にあるEFX ON/OFFのLEDが一瞬だけ緑色に点灯するが、演奏中に本体のボタン類を操作すると設定などがリセットされ、数値の変更や確認ができないようになっている。 通称「ハチプロ」 レイ・ハラカミが愛用していた機材としても知られる。デビュー以来から2011年7月27日に他界するまでメイン音源として一貫して使用され続けており、基本的に音源はこれを2台、さらに場合によっては鍵盤モデルのSK-88Proを併用する事でほぼ完結していたという。 筐体はSC-88同様1.5Uハーフラックサイズで、電源内蔵。 ミュージ郎88Proに同梱。 SK-88Pro SC-88Proの音源部、操作パネル、液晶ディスプレイを搭載したキーボードモデル。37鍵ベロシティ対応。操作パネルのうち、音色&EFXエディット用の3組のボタンが、3個のノブに変更されている。 ミュージ郎88Proに同梱。 SC-88ST Pro パート数32 最大同時発音数64 音色数1117 ドラムセット42 音色マップ:3(SC-55/SC-88/SC88Pro)エフェクト リバーブ 8種類、コーラス8種類、ディレイ10種類、2バンドイコライザー インサーションエフェクト64 SC-88Proからディスプレイやボタン類を省略し、発音に合わせて点滅する32パート分のインジケーターを装備した廉価版。1Uハーフラックサイズで、電源はACアダプタ方式となっている。 SC-88Proと同様に非公式でXGフォーマットの互換モードに対応しており、XGフォーマットのデータを受信すると、POWERランプのLEDが一瞬だけ緑色に点灯する。 ミュージ郎88Proに同梱。 SC-880 1998年発売。SC-88 Proを1Uラックサイズにし、ロータリーエンコーダーとフレーズプレビュー機能を搭載した海外向けモデル。DACが変更されているために出力音が若干違う。 SC-8850 1999年発売。パート数64 最大同時発音数128 音色数1640 ドラムセット63 音色マップ:4(SC-8850、SC-88Pro、SC-88、SC-55)、エフェクトリバーブ(8種類)、コーラス(8種類)、ディレイ(10種類)、2バンド・イコライザー、インサーション・エフェクト(64種類)1系統、パソコンとの接続MIDI、USB1.0、SERIAL オーディオ出力LINE。 音色あたりの最大ボイス数が4に増え、より高音質となった。64MB(16bitリニア換算時)の波形メモリを搭載。88Pro等互換の音色を内蔵しているが、エンベロープの効きなど従来機種とは微妙に演奏ニュアンスが異なる部分があるため、それらで作成されたMIDIデータの完全な再現はできない。ピアノやストリングスの一部はステレオサンプリングとなっている。GM2に対応。従来の単音に加え、フレーズプレビュー機能が追加された。一部のドラムセットではランダムボイスを採用している。 SC-88Proと同様に、非公式でXGフォーマットの互換モードに対応しており、違和感のない演奏を可能にしている。SC-88Proとは異なり、XGフォーマットのデータを受信してもLEDや表示パネルに変化は現れないが、演奏中に本体のボタン類を操作すると設定などがリセットされ、数値の変更や確認ができないという点は同じである。 なお、SC-8820とはROMに記録されている波形が異なるうえ、両者で異なる音色が同じ音色マップ(バンクセレクトLSB=4)に入っているため、8820で作成されたMIDIデータも完全再現できないという問題がある。外見は従来の機種より若干斬新になっている。 SCシリーズで初めてUSBに対応した機種である。ローランドUSBプロダクト第4弾。 本機より、ブランドがRolandEDとなる。 SC-8820 1999年発売。パート数32 最大同時発音数64 音色数1608 ドラムセット63 音色マップ:4(SC-8820、SC-88Pro、SC-88、SC-55) SC-8850を半分のスペックにして、ディスプレイや操作子を省略したモデル。ボイス数が2であるために8850で追加された新音色の恩恵はあまり受けられず、「8850用データも再生できる88Pro」という感は否めない。しかし88Pro以前用のデータの再現性は8850よりも高いため、過去の資産を生かすために8850でなくこちらを選択したというユーザーも少なくない。USBバスパワー方式を採用した唯一のモデルでもある。 SK-500 SC-8820の音源部を搭載したキーボードモデル。49鍵ベロシティ対応。 SC-D70 2001年発売。パート数32 最大同時発音数64 音色数1608 ドラムセット63 音色マップ:4(SC-8820、SC-88Pro、SC-88、SC-55) 上述のSC-8820に外部入力端子を装備し、デジタルオーディオワークステーション(DAW)にも対応させたモデル。このモデルの発展系としてSD-90が設計された。SCシリーズとSDシリーズとの橋渡し的な存在である。ドライバのアップデートによりASIO1.0にも対応する。 SOUND Canvas for iOS 2015年01月29日に発売された、SCシリーズを再現したiOS用ソフトウェア・シンセサイザー。1600音色、音色マップ7(SC-8820、SC-88Pro、SC-88、SC-55、GM2、CM-64 Map(PCM)、CM-64 Map(LA))。 SOUND Canvas VA 2015年12月24日に発売された、SCシリーズを再現したWindows/Mac対応のソフトウェア・シンセサイザー。Virtual Studio Technology(VST)とAudio Units(AU)の両方に対応している。iOS版と同一のものが使われている。エフェクトやフィルタの掛かり方のニュアンスが異なるため完全な再現はできず、バグも多い。フィルタもSC-88Pro等ではアタック音が潰れないように作られているデータでもアタック音が潰れたりと癖が強く、SC-88Pro互換としてはあまりに残念だが、上手く扱えばそれなりに使えるのでGSデータ再生用と思わない方がいい。エクスクルーシブメッセージに対応していない場合の対策としてImport SMF EXCというMIDIデータを読み込んでエクスクルーシブメッセージを受信させる機能があるが、Format1に対応しておらず、マニュアルにも一切書かれていない上、エラーメッセージすら出ない。SC-88ProやSC-8850等と同様に、非公式でXGフォーマットの互換モードに対応しているが、Import SMF EXCからXGデータを読み込ませないとXGモードにならない上、GMリセット等があるとXGモードが解除されてしまうので再生に使うプレイヤー等からGMリセットを消すかフィルタでGMリセットを弾く必要がある。バージョンはRoland Content Store 版とアクティベート方法に変更を加えたRoland Cloud 版があり、Roland Cloud 版にはデモソングが付属しない。他にインターネット社のDAW「ABILITY」シリーズ専用音源として「SOUND Canvas VA for ABILITY」がある。ABILITY並びにSinger Song Writer Lite 9.5もしくは10のユーザーに限り5000円で購入可能だが、他のDAWには使用できないなどの制限がある。
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「エディロール・SDシリーズ」の記事における「機種紹介」の解説
※これらの機種ではパッケージ版も販売されていたが、単品販売製品においても「SONAR LE」を同梱。 SD-90 パート数:32 最大同時発音数:128 音色数:1050 ドラムセット:30 SDシリーズの最初の機種。外部入力端子の他、デジタルオーディオ端子は光デジタル入出力端子、コアキシャル入出力端子を装備。アナログ出力端子は4つ装備されており、4スピーカーのサラウンド出力にも対応。MIDI音源部では3系統のマルチエフェクトと2系統のシステムエフェクトを搭載。また、デジタル・エフェクトやデジタル・ミキサーなど、24bit対応のデジタルオーディオインターフェースとしての機能も充実しており、外部から入力された音をデジタルでミックスさせたり、エフェクトをかけたりすることが可能。USBを経由してオーディオをPCに取り込むことも可能。米ケークウォーク社のDAWソフトである「SONAR」を同梱した「ソナー・デジタル・スタジオ」のほか、同じく「ケークウォーク・ホームスタジオ」を同梱した「SD-90 ホームスタジオ・エディション」も販売されていた。 SD-80 パート数:32 最大同時発音数:128 音色数:1050 ドラムセット:30 SD-90からオーディオインターフェース関連の機能を削減し、ステレオ2系統もしくはモノラル4系統の出力が可能なマルチアウト機能を追加。デジタル出力端子は光デジタル、コアキシャルの2つ。本体はSD-90と比べてサイズダウンしており、付属のアダプタを用いることで1Uサイズのラックマウント型機器として使用することができる。「ケークウォーク・ホームスタジオ」を同梱した「SD-80 ホームスタジオ・エディション」も販売されていた。 SD-50 パート数:16 最大同時発音数:128 音色数:1125 ドラムセット:32 SonicCellに似た外観を持つ。2010年3月27日発売。MUSIC CREATOR5をバンドルした、ネットブック向けの「Mobile Studio Canvas」としてセット販売。 ただし、音色配列、搭載音色、受信できるコントロールに関してSD-90などとの互換性はほとんどなく、従来のMIDIに対し根底から覆す音源でもある。特に、XGLiteに対応していなかったり、GM2データでもバンクMSBが0では音色が変化しないなどの特徴を持っている。 SD-20 パート数:32 最大同時発音数:64 音色数:660 ドラムセット:23 SC-8820に似た外観を持つシリーズの最下位機種。SD-80からさらに機能が削られており、マルチエフェクトはなく、ネイティブモードやGM2モードにおいては音色カテゴリーが3つしかないが、上位機種と遜色ない発音をする。デジタル出力端子は光デジタルのみ。USBバスパワーで動作可能。当初「ミュージ郎ネットスタジオ」の同梱音源として販売されたが、後に単体販売となる。さらに2007年11月からはDAWソフト「SONAR6 LE」を軸とする音楽制作ツール集「Cakewalk Production Plus Pack」が同梱され、本体と付属品の立場が逆転する、という珍しい現象が起きている。
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