桐皇学園高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:58 UTC 版)
青峰 大輝(あおみね だいき) 声 - 諏訪部順一 身長:192センチメートル(中学1年時175センチメートル) / 体重:85キログラム / 誕生日:8月31日 桐皇学園高校1年生。ポジションはPF。背番号は5(中学時代は10→6)。 帝光時代の黒子の相棒で、「キセキの世代」のエース。 色黒の恵まれた体格を持ち、バスケ選手としてはあらゆる面で究極系にある天才。中学時代の黒子の光であり、現在も彼のことを愛称の「テツ」と呼ぶ。非常に傲慢な自信家で、「オレに勝てるのはオレだけ」と豪語する。 練習を一切せず、試合をサボることも珍しくない。WCで敗れるまでは先輩にも敬意を持たず、暴力に訴えることもあった。ただし、桐皇に入るきっかけを作った今吉には邪険ながらも比較的素直な姿勢を見せたり、若松に対しても当初は反抗的であったが、今吉の引退後に主将となってからは助言を多少は受け入れるようになるなど、チームメイトに対する敬意を失ってはいない描写も見受けられる。現在は疎遠となった黒子のことも気に掛けており、IH予選決勝リーグで圧倒されたにもかかわらず、最後まで諦めなかった彼の姿勢を認め、試合後に彼のことを貶すチームメイトを一蹴する描写もある。 勉強はかなり苦手で学業成績は壊滅的に悪く、学校から追試の課題を出されては試合出場禁止の危機に瀕している。しかし、本人にはまったくやる気がなく、他レギュラーメンバーが課題を代行させられることも多い。 幼少の頃からストリートバスケに親しみ、そこで培った「型のないバスケスタイル」が持ち味。身体能力も欠点が存在せず、特に敏捷性がずば抜けており、ほぼ停止状態からの超加速によって相手を振り切るチェンジ・オブ・ペースに、火神の全力疾走ですら追いつけないドリブル速度を誇り、コート内を縦横無尽に駆ける。それらを生かした「型のないシュート」をはじめとする、その変幻自在かつ予測不能なプレーから「DF不可能の点取り屋(アンストッパブルスコアラー)」と呼ばれる。ディフェンスも鉄壁で、あらゆるフェイクを見切る反射神経と予測能力を持つ。火神と同様に「野生」を持ち、さらに自分の意思で「ゾーン」状態に入れるなど、作中では圧倒的な存在として描かれている。 「キセキの世代」の中では最も早く才能を開花させ、それゆえに周囲との圧倒的な実力差によって対等なゲームが出来なくなり、中学三年時には完全にバスケに冷めていた。練習に参加しないのも「練習したら強くなってしまう」という理由からで、心の底では自分の全力をぶつけられる好敵手を渇望していた。現在の黒子の光である火神を出会った当初は酷評していたが、WC初戦で自分と互角の勝負を演じた彼に対しては「最高だ」と評価を改めた。誠凛に惜敗後は少しずつバスケへの情熱を取り戻し、練習を再開する。同時に、他人を見下すような発言はなりをひそめ、黄瀬や黒子の努力を認めるようになる。その後、黒子からの志願で彼のシュート練習に付き合った後に激励の言葉を送り、火神に対しても自分のバッシュを贈り1on1のトレーニングに付き合うなどのサポートを行い、なんだかんだ言いながらも試合観戦に訪れている。 『EXTRA GAME』のJabberwock戦では、野生を持つシルバーに対し黄瀬とのダブルチームで、ゾーンを強制開放して対抗した。また、試合終了2分前に火神と共に再びゾーンに入り、火神と共に試合を決めるダンクを決めた。メンバーの中では唯一最初から最後までプレイしている。 桃井 さつき(ももい さつき) 声 - 折笠富美子 身長:161センチメートル / 誕生日:5月4日 桐皇学園高校バスケ部マネージャーを務める1年生。 元帝光バスケ部マネージャーで、「キセキの世代」の同期。 容姿端麗で91センチメートル(Fカップ)の巨乳の持ち主。人懐っこく明るい性格。帝光入学時からバスケ部マネージャーを務め、参謀役としてキセキの世代の躍進に一役買っていた。帝光時代の理念には染まっておらず、現在のキセキの世代に対しては黒子と近い考え方である。情報収集能力と、選手の特性を見極める能力に長け、相手選手の成長傾向まで分析して対抗策を練るため、相手の策を事前に封殺する。 青峰とは幼馴染で、家族ぐるみの付き合いをしており、バスケの情熱を失い自暴自棄となっていた彼を案じて桐皇に進学した。青峰が敗北によって立ち戻ることを期待しているが、敗北がありえないほど強くなった姿には複雑な感情を抱いていた。黒子のことは彼が一軍昇格後に参加した練習試合を見て普段とのギャップにときめき、試合後コンビニでのある出来事から一途な好意を寄せるようになった。自称「テツ君の彼女」。だが、試合に関しては手加減されるのを嫌う黒子の考えを理解していることもあり、全力で臨んでいる。しかし、誠凛との試合では内心複雑な感情を抱いている。リコには強い対抗意識を持っており、料理が苦手という点も相似している。中学時代の仲間を独自の愛称で呼ぶ。WCで桐皇学園が誠凛に敗北後は青峰がバスケへの情熱をわずかながらも取り戻したことを喜び、彼を再び「大ちゃん」と呼ぶようになる。 帝光編の小説版は桃井の視点で物語が進むことが多い。 今吉 翔一(いまよし しょういち) 声 - 中井和哉 身長:180センチメートル / 体重:71キログラム / 誕生日:6月3日 桐皇学園高校バスケ部主将を務める3年生。ポジションはPG。背番号は4(『EXTRA GAME』では大学生バスケットボールチーム「Strky」の4)。 眼鏡をかけたにこやかな糸目の男。見開くと凶悪な三白眼が露わになる。一人称は「ワシ」で、関西弁を話す。普段は人懐っこく柔和に振る舞っているが、本性は打算的で腹黒い。ただしチームに対して愛着は強く、WC敗北後に涙を流していた描写もある。圧倒的な実力を持つ青峰に対しては甘く、身勝手な行動をすべて許し、時に擁護する。同時にエースとして彼に絶対的な信頼を置いている。 監督の原澤同様、青峰の桐皇入学のきっかけを作った人物でもあり、青峰も彼には比較的素直に従っている。 自分の思考を隠すのがうまく、読めないプレーに定評がある。相手の思考を読む能力にも長け、WCでは黒子のマークにつき、視線誘導を完全に封じた。中学時代の後輩である花宮からは「人の嫌がることをさせたら右に出る者はいない」と評され、重要な局面においてブザービーターの3Pシュートを決めることで相手の戦意を削ぐことが多い。 若松 孝輔(わかまつ こうすけ) 声 - 鳥海浩輔 身長:193センチメートル / 体重:85キログラム / 誕生日:4月16日 桐皇学園高校2年生。ポジションはC。背番号は6(『EXTRA GAME』では「VORPAL SWORDS」の12)。 短気で熱血漢。口は悪いが、チームの勝利を誰より喜べる純粋なスポーツマン。試合中には「どっせーい」などと独特な掛け声を発する。チームワークや礼儀を重んじる人物で、自分勝手な行動が目立つ青峰を快く思っていないが、彼がチームのエースであることは認めている。 長身と肉体的強靱さのほか、スピードとパワーにも優れ、木吉に「フィジカルは火神と同等」と評される。 WCで誠凛に敗れた後、今吉から次期主将に任命されてからは、青峰のグラビア雑誌を人質にしたり、彼を煽るような言葉をかけて練習に参加させる等、青峰とは以前よりも良好な関係を築いているようだが、彼から呼び捨てにされており、「先輩(もしくは「さん」)を付けろ!!」と突っ込んでいる。 青峰のことを「アホ峰」と罵るのは主に彼だが、学業成績は青峰と同レベル。 桜井 良(さくらい りょう) 声 - 島﨑信長 身長:175センチメートル / 体重:59キログラム / 誕生日:9月9日 桐皇学園高校1年生。ポジションはSG。背番号は9。 同級生の青峰に対しても「さん」付けで呼び、敬語を使うほどかなり気弱かつ自虐的な性格。ことあるごとに「スイマセン」と謝る。そのため日向に「謝りキノコ」とあだ名をつけられる。 ブロックしづらいクイックリリースショットが得意で、桐皇の「特攻隊長」としてチームメイトの信頼を得ている。また、シューターとしては人一倍に負けず嫌いで、相手が強ければ強いほどシュートの精度が上がる。 諏佐 佳典(すさ よしのり) 声 - 村上裕哉 身長:190センチメートル / 体重:80キログラム / 誕生日:6月15日 桐皇学園高校バスケ部副主将を務める3年生。ポジションはPF(青峰が入部する前)→SF。背番号は7。 桐皇内でこそ目立たないが、並の高校ならエースクラスの実力がある。 WC敗退後は今吉と受験勉強に勤しむが、その机には東大用の問題集があった。 原澤 克徳(はらさわ かつのり) 声 - 星野貴紀 誕生日:11月22日 / 年齢:42歳 桐皇学園高校バスケ部監督。理科(化学)の教師。元全日本代表で、現役当時の背番号は8。42歳には見えない若々しさを持っており、海常の武内監督も対抗心を燃やすほど。 冷静な性格で、丁寧な口調で話す。策略家な部分も窺える。青峰の実力を認め、彼主体のゲームメイクを行う。 旧知の仲である景虎からは、「カっちゃん」と呼ばれている。また、後述する陽泉の荒木監督とは知り合いで、彼女に対して好意を持っているのか、食事に誘ったりとアプローチをかけている。
※この「桐皇学園高校」の解説は、「黒子のバスケ」の解説の一部です。
「桐皇学園高校」を含む「黒子のバスケ」の記事については、「黒子のバスケ」の概要を参照ください。
- 桐皇学園高校のページへのリンク