一学年下
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野々宮 裕次郎(ののみや ゆうじろう) 演(舞) - 市川知宏 一年三組ルーム長→副生徒会長 現職総理の三男で、俳優としても活躍し一年でも圧倒的な人気がある。兄の家庭教師をしていた弾を尊敬している。 会長選を左右するほどの多大な影響力を持つ人物と目されていたが、初対面で支持票の話を始めた帝一に不信感を抱き、帝一を『理念なき指導者』と厳しく批判したうえで弾支持を表明する。だが評議会に証人として現れた美美子に心の底から惚れてしまい彼女のことが頭から離れなくなり、ランニング中に足を怪我したと嘘をつき美美子に接近したのち、本気で美美子を手に入れたいと思うようになり、ドラマに出演する予定だった女優を駆け落ちさせ美美子を女優にスカウトする。 その後、自分が支持している弾をこのまま応援していいのか悩んだ結果、文化祭のラストで美美子と踊っている弾を殴り美美子の結婚を阻止する為に東郷派へ転向する。 小学生の頃に高天原とマヨネーズ事件を起こした張本人であり、事件の後更生の為に洗脳プログラムを受けた過去があり、事件から6年後にプログラムの効果が消えてしまってからは高天原のありもしない話を疑う生徒達に『その話は本当だ』と嘘をつき、美美子にはマスコミを利用して自分と熱愛していると報道させ、さらにドラマから降板したがっている彼女に菊馬を生徒会長にして結婚を阻止すると言い放つ。 潜入した光明に洗脳を実行し、光明を奪還しようとした弾達に苦戦するが高天原が用意したトラップで追い返すことに成功する。帝一が大鷹派に入り世論調査で差が縮まったことに危機感を感じるが、弾の生命線である学費を止めるよう父の秘書に命令し弾を退学寸前にまで追い詰める。 美美子との熱愛報道が沈静化していくことに焦りドラマの撮影が完全終了した日にマスコミを使って美美子との結婚を宣言するが、美美子の口から婚約している弾と帝一の名を挙げたためマスコミの関心が2人に向かってしまう。会長選挙当日に父が現れ、悪事を告発されたことで生徒達から『卑怯者』と批難されイメージは崩壊する。総理を辞任した父に抱きしめられ『あんな装置で洗脳されたくなかった』と涙ながらに話し、美美子には『強引だったかもしれない。でもどうしようもなかった』と自分なりに謝罪したのち、自分がただの反抗期だったことを認め弾の下でやり直すことを決意する。 番外編では次期生徒会長に立候補しており、同じく立候補していた久我が辞退した際には思い留まるよう説得した。また会長選挙の最中に海帝高校に現れた高天原を学校に戻るように説得するが、別れの挨拶を告げられ涙する。その後は生徒会副会長に就任する。 加賀 栄作(かが えいさく) 一年三組副ルーム長 正義感の強い裕次郎を尊敬していたが、東郷派に転向して人が変わってしまった彼に幻滅し一方的に絶交させられる。 光明が高天原達に捕らえられてしまった時には、帝一達に協力している。 夢島 玲(ゆめしま れい) 演(舞) - 佐藤永典 一年一組ルーム長→副生徒会長 女性的な外見でファンが多く本気で好きな男もいる。男を手玉に取ることに悦びを感じる小悪魔のような性格。 入学当初は帝一を支持するかのような思わせぶりな態度を取っておきながら、後にあっさりとそれを翻し、帝一を翻弄する。 中学時代の頃から女性のような外見と仕草だったが、久我に否定されたことで、更に拍車がかかり、ついにアイドルのような存在にまで発展する。 久我とはそれが確執となっており非常に関係が悪く、彼等のグループ同士でも諍いが起こる程だったが、帝一と光明の働きによって、佐久間や生徒会の協力もあり関係を修復する。 その後は最後まで帝一を慕い、彼を支え続けた。 番外編では次期生徒会長に立候補しており、同じく立候補していた久我が辞退した際には自分も辞退しようとする。そもそもの立候補していた理由は、久我が立候補してお祭りみたいで楽しそうだったからであり、生徒会長になる事自体にあまり興味はなかった模様。その後は副生徒会長に就任する。 佐久間 大吾(さくま だいご) 一年一組副ルーム長。 夢島の親衛隊長的な存在で、近づく男から守っている。夢島とは中学時代に席が近かったことから仲良くなっており、他のファンとは違い、一人の友人として彼を守っている。 また久我とも仲が良く、中学時代にはクラスは違えどよくつるんでいた。 時折諫める事はあれど、基本的には夢島の行動を無理矢理止めたり否定はせず、彼に危険が及ばないように護衛をする。 夢島と久我の対立を客観視して静止に動いた存在であり、夢島と久我の和解に力添えする。 ボクシングをしており、高天原から光明を奪還する作戦の際には、その力を存分に発揮していた。 久我 信士(くが しんじ) 演(舞) - 佐藤流司 一年二組ルーム長→生徒会長 有名な不良で「海帝愚連隊」というチームを率いる。 教師からは目をつけられているが、舎弟達と共に清掃活動に励むなど、地元では親しまれる存在。また、不良ではあるが非行に走ることはせず、学力も優秀で、学校側も黙認をせざるを得ない程の好青年。そうなる程の実力を身に着けたのは、父親の教えを守り続けたことによるところが大きい。 また、一年六組ルーム長の高天原を信頼できないと感じており、ひどく嫌っている。 不良時代の氷室に憧れていたが、見る影もなく穏やかになっていた彼に失望する。その直後に支持者集めをしていた菊馬の嘘に乗せられる形で、菊馬の支持者となり帝一を敵視していた。 しかし、行方不明となっていた帝一を発見した際は、迅速に救助を行い、その後、赤場譲介から前年の選挙戦の真相を教えられ、菊馬に対して不信感を抱く。そして菊馬が高天原の天照霊波救世教に入信してしまっていることを知ったことが決定打となり、譲介の人柄に惚れて、帝一を信頼し彼の支持者となった。それからは、最後まで帝一を見放すことなく彼を支えつづけた。 夢島を過去に傷つけたことに負い目を感じていたが、帝一らの働きによって、関係を修復している。 映画ノベライスに収録されている番外編では、彼を中心として物語が展開する。生徒会長に立候補してから意欲的に活動しており、人望も厚くまっすぐな性格から次期生徒会長最有力候補とされていたが、菊馬の助言から、生徒会長になってやりたい事がわからなくなり立候補を辞退してしまう。結局辞退したまま、会長選挙は始まってしまうが、その場にかけつけてきた氷室に一喝され、その時点で選挙でも優勢だった成田にも説得され、自身の指名を見つけ出し、辞退を取り消し生徒会長となる。生徒会長となってからは、髪の毛も黒色に戻して整った髪型にしており、服装も生徒会長らしい整った格好になった。 宮瀬 陣介(みやせ じんすけ) 一年二組副ルーム長→書記 久我の不良仲間。 本編で特に目立った活躍はないが、単行本巻末の番外編では、久我が不良でありながら成績優秀で人望も厚い理由が彼の口から語られる。 番外編で久我が生徒会長になった後は、書記に任命される。その際に頭髪も黒髪に戻し、久我同様役員らしい整った制服になっている。 羽入 慎之助(はにゅう しんのすけ) 演(舞) - 原嶋元久 一年四組ルーム長。 幼い外見とは裏腹に、感情をあまり表に出すことはなく、常に冷静沈着で淡々と話し、落ち着いた雰囲気を持つ。天才将棋棋士で入学金や寄付金も賞金から出している。全国将棋大会で森園と対戦しており、森園が会長になったことで進学を決めた。 将棋で鍛えられた天性の『読み』の才能を持ち、森園に選挙改革についてのアドバイスを送っていた。その読みを持って、大鷹が頂点に立つ未来を読んでおり、大鷹の支持を帝一に表明している。 高天原から光明を奪還する作戦の際には、兵法書にちなんだ作戦で帝一達を指揮し、奪還まであと一歩のところまで進める。 海帝での学生生活で、自身がまだ未熟だったことを学び、森園達が卒業した後、自身も海帝を退学し、将棋棋士の道を本格的に目指す。 古川 善(ふるかわ ぜん) 一年四組副ルーム長。 羽入と正反対の運動系だが羽入を尊敬している。 成田 瑠流可(なりた るるか) 演(舞) - 細貝圭 一年五組ルーム長→会計 世界的なファッションデザイナーの息子で、奇抜なファッションが特徴。「ルルカ・ローゼンブルグ・ソドム・ゲイ・シュミット」と自称している。 かわいいものが好きで光明に興味を示すが、帝一の方には興味はなく、帝一の支持者というわけではない。毛嫌いしあっている夢島が帝一の側についたことで離反し、菊馬をかわいいとしそちらにつく。 文化祭などでも、菊馬をモデルに過激な写真をとり、展覧会を開くなどの活動をしていた。 菊馬の実質的指導者である高天原の危険な思想を暴くために行動していた光明に協力を要請され、スパイ活動の片棒を担うことになるが、その際に高天原の本性を聞き、更にスパイ活動に協力していたことが発覚してしまい逃亡、追われていたところを通りかかった大鷹に助けを求める。これがきっかけで菊馬から離反する。 その後、大鷹に高天原から守ってもらうことを約束し、彼を慕うようになる。また、久我の計らいにより、仲の悪かった夢島とも和解する。 生徒会長選では、守ってもらった大鷹に恩義を感じ、彼に投票する。 番外編では、次期生徒会長に立候補し、意欲的に選挙活動を行っている。最有力候補だった久我が辞退し、永福が台頭するまでは、野々宮と並ぶ有力候補とされていた。会長選挙がはじまり、永福が辞退した後には、野々宮をわずかにしのいで有利な状況だったが、自身が生徒会長として適任ではないことは自覚していた為、辞退していた久我を説得して、彼の辞退を取り消すことに一役買う事になる。その後は会計に任命される。 光家 吾郎(みついえ ごろう) 演(舞) - 冨森ジャスティン 一年五組副ルーム長。 「ミッチェル・セバスチャン・ヴェクセルヴァルグ・シュール・ボーイ」と自称している。 実家は寂れた商店街の八百屋で、時折家族の手伝いもしている。メイクをしていない時は、ごく普通の青年である。 将来は成田のデザインした衣装でバンド活動をすることを夢見ていたが、自身の憧れる世界とは遠く離れた家庭環境に、半ば夢を諦めかけていた。 成田とその家族の助力により、商店街をお洒落にプロデュースすることで、商店街は隆盛を取り戻し、成田との友情も深まる。 番外編では、生徒会長になる寸前の成田と共に、自分達はあくまでカウンターカルチャーであり、メインであってはいけないと自覚しており、生徒会長立候補を辞退していた久我に、辞退を取り消す様に説得した。 高天原 蒜山(たかまがはら ひるぜん) 演(舞) - 瀬戸祐介 一年六組ルーム長。 宗教団体「天照霊波救世教」の教祖の息子。 穏やかな宗教家を演じているが、その実かなりの野心家であり、宗教の力で日本を支配しその頂点に立つという野望を持っている。そのためにまず海帝高校の頂点を目指している。 その下準備として支持者集めにやってきた菊馬の支持者となるふりをしながら、逆に彼を入信させることに成功している。支持者を集められず傷心の帝一も入信させようとしたが、彼は事前に光明のアドバイスを受けていたためこちらは失敗している。 小学生時に野々宮と共にマヨネーズ事件を起こし、社会を混乱に陥れ、父親から洗脳プログラムを受ける。それからは表面上は穏やかだったが、野々宮と再会することで、凶暴性を表面に出すようになる。 当初は剃髪していたと思われていたが、実はスキンヘッドのカツラであり、長髪を隠していた。 様々な手段で信者を集め、菊馬をあと一歩で生徒会長にするところまで来ていたが、野々宮の離反、自身の悪事が次々に露わになり、最終的に大敗を喫してしまう。 その後、ひっそりと海帝を退学し、父親とも決別、自身の意思で厳しい寺の下で修行をすることになる。 番外編では、精霊山という場所で修行をしていたが、危険を犯して自分を訪ねてきた帝一に心打たれ、会長選挙の最中に海帝高校に現れる。校長と結託して、金の力で生徒会に復讐しようとしていた永福を改心させる。精霊山に戻ろうとする際に、野々宮に学校に戻るように説得されるが、親友として別れの言葉を告げる。 永福 吉祥(えいふく きっしょう) 一年六組副ルーム長→二年六組ルーム長。 「天照霊波救世教」の信者。 本編では目立った活躍はないが、番外編では高天原が退学したためルーム長になっており、生徒会長にも立候補している。「天照霊波救世教」を破産状態に追い込み、高天原が親と絶縁してしまった原因は、帝一達にあると考えて、復讐する為に校長と結託する。世論調査では、圧倒的に一位のまま選挙活動を進め、帝一達を困惑させ、投票でも圧倒的票数を集めていた。しかし、光明と羽入の働きにより、金をばらまくことで票を集めていたことが発覚してしまう。更に、帝一の説得を受けて海帝高校に現れた高天原に説かれ、海帝高校を退学し、高天原と共に精霊山に入った。
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