ユーロ連合代表チーム エクスカリバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 08:20 UTC 版)
「メタルファイト ベイブレードの登場人物」の記事における「ユーロ連合代表チーム エクスカリバー」の解説
ジュリアス・シーザー 声 - 桐井大介 使用ベイブレード - グラビティペルセウスAD145WD(ペルセウス座) アニメ第63話から登場。イタリア代表のブレーダーで、27の国々が所属するユーロ連合から選び抜かれた代表チーム・エクスカリバーのリーダー。金色の長髪が特徴。イタリアでも最大規模の財閥であるシーザーコンツェルンの御曹司でもある。 あらゆる頂点に立つことを義務付けられたシーザー家の当主を継ぐにために、ベイだけではなく学業・スポーツ・芸術など多数の分野を極めている。指導者としての器も研くために帝王学も学んでおり、それらに基づいて休む間も無い厳しいスケジュールをこなす。その圧倒的な実力と統率力から、ユーロのブレーダーたちからは希望の存在として多大な信頼を得ているが、実はシーザー自身はベイブレードそのものには無関心で、ビッグバンブレーダーズ参加も家業を継ぐための単なる通過点としか認識していない。 ビッグバンブレーダーズ1回戦では単身で中東チームに打ち勝ち、戦士の祭典で銀河と正宗を一撃で倒す。イタリアで行われたAブロック決勝戦第3試合で銀河と戦い、自分にとって勝利とは呼吸をすることと同義で当たり前のことだと称す一方で、圧倒的な実力者と見抜いた竜牙に勝った銀河を倒すと宣言し、その圧倒的な力で追い詰めるが、ギャラクシーペガシスの真の力を引き出すことに成功した銀河の新必殺転技スターダストドライバーにより敗北する。 銀河たちに敗北後、失った誇りを取り戻すためにプライドを捨ててメンバーと共に猛特訓を重ね続けていたが、自信家ぶりは変わらず自身を「皇帝」と称す。しかし決勝トーナメント準決勝第2試合において、スターブレイカーのダミアンに一方的に痛めつけられ、恐怖に怯えたその表情にかつての皇帝としての面影を無くす。それを見かね反則覚悟で助けに入ったウェルズとソフィと共に再度ダミアンに挑むが、ケルベクスのヘルズゲートによって逆に完膚なきまでに叩きのめされ、ダミアンによって自身が「弱い」ことを、嫌と言うほど認識させられる。 大会終了後、Dr.ジグラットによってシーザーコンツェルンを買収され、一族が経営する全ての土地や建物、財産を差し押さえられる。シーザーコンツェルンの名前だけは残すことを約束され、不本意ながらも彼に従う。第96話でジグラット側として銀河たちの前に現れるが、銀河に理由を聞かされても歯軋りして黙っているだけで、何も答えることができなかった。アルゴとともに正宗とダーシァンを相手に戦うが、そこへ助けに来たナイルに妨害され撤退する。 後に銀河たちがハデスシティに乗り込んで来た際は、自分を説得に来たウェルズとソフィを撃破し、戦いを挑んできたダーシァンにベイブレードのために全てを失ったと愚痴をこぼすも、ベイブレードを自身の世界制覇のための道具にしていることから、ベイブレードに全てを捧げているダーシァンの怒りを買い、敗北する。しかしウェルズとソフィの励ましを受け、この戦いを通じて自分が「弱い」ことを前向きに捉えるようになり、清々しい笑顔でウェルズとソフィにエクスカリバーのリーダーとして再び立ち上がることを誓う。 『4D』ではレジェンドブレーダーを探している銀河たちに、星の欠片が宿っているかもしれないという神の剣と呼ばれる伝説のベイが封印されていることを連絡し神殿にゲオルグと一足先に向かうも、銀河たちが到着したときに姿を現しすでに誰かが奪った後だったことを伝える。(漫画版) アニメとは異なりエクスカリバーのメンバーは彼のみで弟のネロと父親が登場する。年齢は銀河の1、2歳上をイメージされている。 ビッグバンブレーダーズ1、2回戦を1人で圧倒的な力で勝ちあがる。2回戦直後に宣戦布告をしてきた正宗に対して傲慢な態度を見せ、準々決勝第1試合では正宗を痛めつけて勝利する。2試合目ではその冷酷な態度に憤慨した銀河の怒りの力に加えてユニコルノのコートシャープボトムを組み込んだペガシスに敗北する。ネロによればシーザーが冷酷な性格になったのは、6年前にベイブレード大会で1位を取ったことで多忙でほとんど自分たちに構ってくれない父親に初めて褒めてもらい、1番を取り続ければ父親に認めてもらえると解釈し、それ以降は勝ちを取るためなら相手を情け容赦なく叩き潰すことも厭わなくなったという理由から。銀河に敗北した直後に、考えを改めた父親と和解し、そのきっかけとなったベイブレードに感謝して涙を流して本来の性格を取り戻す。 以降は銀河の良きライバルとなり決勝戦前にはパーティーに参加して銀河たちを祝福する。そのパーティーの最中に現れたダミアンと対戦するが、一瞬で敗れ心を吸収され倒れる。決勝戦では魂の状態で銀河に力を貸し、試合後に改心したダミアンが心を開放したことで目を覚ます。アルティメットブレーダーズでは優勝候補とされていたが、コロッセオスタジアムで行われた3回戦第2試合でキングのヴァリアレスに敗北する。 彼の持つグラビティペルセウスは左右両回転に対応した特殊なベイで、クリアウィールの向きでディフェンスモードとカウンターモードを切り替えるモードチェンジを搭載し、2つの回転方向×2つのモードで合計4つの防御パターンを使い分ける4重防御型となっている。カウンターモードはメデューサの眼と呼ばれ、強力な力場を発生し重力をコントロールして相手の動きを封じることができる。パワーアップ後は超高速回転でメデューサの眼と同じ超重力弾を撃ち出すことが可能になり、左回転時は超重力弾を拡散させることもできる。アニメでは実際の玩具同様、両回転対応のベイランチャーで試合ごとに回転方向を変えているが、漫画では試合中に自由に方向を変えられる。 必殺転技は「ブラックエクスカリバー」、「グラビティブレイブ」、「X(クロス)ブラックエクスカリバー」(漫画版)、「カイザー・スラッシュ」(超絶転生!バルカンホルセウス)。 『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』でのフェイス技は「モードチェンジ」、「スラッシュタイフーン」、「シールドフラッシュ」、「インビジブルアタック」、「イージスのかご」、必殺転技は「クロススラッシュ」。 ウェルズ 声 - 細谷佳正 使用ベイブレード - グランドケトスWD145RS (くじら座) アニメ第67話から登場。イギリス代表のブレーダーで、エクスカリバーの一員。片目が隠れた茶色のショートヘアーが特徴。ギリシャに訪れた銀河たちの目の前で、襲ってきた相手のベイを宣言通り3秒でバラバラにする腕前を披露する。戦士の祭典では銀河たちを「馬の骨」と称し門前払いするが、後に再会した際にはまどかの荷物を持つなど紳士的な一面を見せる。練習試合ではソフィとのコンビでゲオルグに技を出させる前に破っている。 ビッグバンブレーダーズAブロック3回戦第1試合で、ソフィとのタッグバトルでメイメイ、チャウシンと戦う。2人の絶妙なコンビネーションに苦戦しているように見せかけていたが、これはシーザーが命じた観客を盛り上げるための演出で、最終的にグランデゥカリオンで2人を撃破する。その後Aブロック決勝戦前の野試合で翼に襲われたシーザーを救援するが、突如現れた竜牙にはソフィとの二人掛かりでも全く歯が立たず返り討ちに遭う。Aブロック決勝戦第2試合でのタッグバトルではソフィと共に翼と遊を追い詰めるが、暗黒の力を克服した翼に一撃で敗北する。 決勝トーナメント出場時には今までに無い猛特訓を重ね、さらなる力を発揮できるようになる。しかしダミアンに追い詰められたシーザーを助けるためにソフィと共に反則覚悟で乱入し3人掛かりでダミアンに挑むが、逆にケルベクスのヘルズゲートにより圧倒的な力を見せつけられ、完膚なきまでに叩きのめされる。 第97話にて銀河の前に現れ、シーザーがジグラット側についたことを知り、彼に誇りを取り戻させるために銀河たちに協力する。(漫画版) ソフィ、ゲオルグと共に名前は表示されておらず、選手としてではなくシーザーの部下として登場している。3人のベイは描かれていないがベイを構える描写はある。3人ともシーザーの忠臣をイメージして首輪のモチーフが入っているが、作中では描かれていないところで徐々に友情を深めており、良き仲間となっている。 彼の持つ青きグランドケトスはあらゆる攻撃を跳ね返す鉄の壁と呼ばれる。また、ウェルズとソフィの2つのケトスは「シーザーの双璧」と呼ばれ、戦士の祭典で正宗に破られるまでは突破した者は誰もいないとされていた。 必殺転技は「グランフリート」。ソフィとの合体必殺転技は「グランデゥカリオン」。 『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』でのフェイス技は「メイルシュトロームアタック」、必殺転技は「アッパージャンプ」。 ソフィ 声 - 喜多村英梨 使用ベイブレード - グランドケトスT125RS(くじら座) アニメ第67話から登場。フランス代表の女性ブレーダーで、エクスカリバーの一員。髪型はウエーブが掛かったロングヘア。考古学者を目指しており、ベイを使って海に沈む遺跡を発掘したことも。プライベートでは温厚に振る舞い屈託の無い微笑みを見せることもあるが、ブレーダーとしては毅然とした態度を見せる。特に戦士の祭典では、ユーロ連合の「聖地」とされる闘技場をソニックバスターで砂にした遊に激しく憤り、容赦無い一撃で倒している。 ビッグバンブレーダーズAブロック3回戦第1試合で、ウェルズとのタッグバトルでメイメイ、チャウシンと戦い、ウェルズと同じく演出のために彼らに苦戦しているように見せていたが、最終的にグランデゥカリオンで2人を撃破する。その後Aブロック決勝戦前に翼に襲われたシーザーを救援しに行き、突如現れた竜牙にウェルズとの二人掛かりでも全く歯が立たず止めを刺されそうになったが、シーザーの援護で事無きを得ている。Aブロック決勝戦第2試合でのタッグバトルではウェルズと共に翼と遊と戦うが、暗黒の力を克服した翼に一撃で敗北する。 決勝トーナメント出場時にはウェルズ同様に猛特訓でさらなる力を発揮できるようになり、シーザーを助けるためにウェルズと共に反則覚悟で乱入するが、ケルベクスのヘルズゲートにより完膚なきまでに叩きのめされる。 第97話にてシーザーに誇りを取り戻させるために銀河たちに協力する。 ゲーム『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』ではヒカルのことを知っているようで、対戦時には会えて光栄だと語っている。(漫画版) シーザーの部下として登場。やや高飛車な面を見せている。 彼女の持つ白きグランドケトスはあらゆる攻撃を飲み込む渦潮と呼ばれ、トルネード125のトラックが強力な遠心力とダウンフォースで空気の大渦潮を発生させる。 必殺転技は「グランシュトローム」、「グランヴィクトワール」。ウェルズとの合体必殺転技は「グランデゥカリオン」。 『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』でのフェイス技は「メイルシュトロームアタック」、必殺転技は「ダブルレーザー」。 ゲオルグ 声 - 江川央生 使用ベイブレード - グランドカプリコーネ145D(やぎ座) アニメ第75話から登場。巨漢ブレーダーでエクスカリバーの控え選手だが、正規メンバーに劣らぬ腕の持ち主。髪型は坊主に近い黒い短髪。ユーロきってのパワーブレーダーで、そのパワーシュートから放たれたベイの速度はウェルズから「世界最速クラス」と評されている。努力型のブレーダーでもあり、超重量のバーベルを用いたベンチプレス千回などの厳しい鍛錬により、そのパワーを最大限にまで引き上げており、相手が誰であれシーザーたち3人のように油断はしない。正宗のユニコルノが一点を貫く鋭い槍と呼ばれるのに対し、全てをなぎ払い打ち砕く斧、破壊の斧と形容される。 ビッグバンブレーダーズAブロック3回戦第2試合で初めて試合に出場しチーユンを撃破する。続く決勝戦第1試合では必殺転技を破られ苦しみながらも小細工無しの真っ向勝負で正宗を撃破し、勝利後に正宗の強さを称えて認めている。 決勝トーナメント準決勝第1試合ではジャックと対戦し、追い詰められ一度は勝負を諦めかけるがシーザーの叱咤によって限界の果てにあるパワーを引き出し真っ向勝負で挑む。しかしキラービフォールの無限の持久力に敗北し、グランドカプリコーネを切り刻まれ彼自身も立ったまま力尽きる。 第97話にてシーザーに誇りを取り戻させるために銀河たちに協力し、正宗たちをハデスシティに行かせるために足止めしていたセレンたちと戦う。(漫画版) シーザーの部下として登場。シーザーに近付いた正宗を締め上げるなど気性が荒い面があるが、シーザーが父親と和解した際にはウェルズたちと共に笑顔を見せている。 彼の持つグランドカプリコーネはアタックとディフェンスの特性を兼ね備えており、驚異的な重量故に扱いが難しいが、彼の圧倒的なパワーによってその重量が最大限に生かされている。 必殺転技は「シュツルムナーゲル・エアスター」、「シュツルムナーゲル・ツヴァイター」、「シュツルムナーゲル・ドリッター」、「アイゼンシュバルツ」、「アースクェイクボム」(頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ)。
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