フレッツ‐アイエスディーエヌ【フレッツISDN】
フレッツ・ISDN
別名:FLET'S ISDN
フレッツ・ISDNとは、NTT東日本およびNTT西日本が提供している、既存の電話回線を利用したISDN接続サービスの名称である。
フレッツ・ISDNは、2000年に提供が開始された。いわゆるナローバンドであるが、定額でつなぎ放題のデータ通信サービスを実現するサービスとして普及した。
現在では、フレッツ・ISDNの他に、ADSLを利用する「フレッツ・ADSL」やFTTHを利用する「フレッツ・光」、NGNを利用する「フレッツ・光ネクスト」などの通信サービスも提供されている。
参照リンク
フレッツ・ISDN - (NTT東日本 フレッツ公式サイト)
通信サービス: | b-mobile SIM ハウジングサービス 光サービス卸 フレッツ・ISDN INSナンバー・ディスプレイ 回線リセール事業 コロケーションサービス |
フレッツ
フレッツ・ISDN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 10:47 UTC 版)
2018年11月30日を以って「フレッツ光」提供エリアにおいて新規受付を終了、ISDNのサービス終了までに終了する予定となっている。
※この「フレッツ・ISDN」の解説は、「電気通信役務」の解説の一部です。
「フレッツ・ISDN」を含む「電気通信役務」の記事については、「電気通信役務」の概要を参照ください。
フレッツ・ISDN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:41 UTC 版)
ISDN網を使用する民生用定額通信サービスとして、2000年(平成12年)5月11日より「IP接続サービス(通称:フレッツ・アイ、flet's ISDN )」の名称で東京03と大阪06MAを中心に商用サービスを開始した。なお、同年7月18日より諸事情により正式名称を「フレッツ・ISDN(通称:FLET's ISDN)」に変更した(→名称)。いわば「フレッツ」シリーズの起源にあたる。ISDNのデジタル通信モードは2020年以降に廃止される予定が公表されており、フレッツ・ISDNも2018年11月30日を以って「フレッツ光」提供エリアにおいてフレッツ・ISDNの新規受付を終了し、ISDNのサービス終了までに終了する予定となっている。 ISDNの1チャンネル(64kbps)を利用して特定用途の識別番号「1492」にダイヤルアップ接続を行い、NTT収容局を介してISPへ接続する。ISDN交換機のISM折り返し機能により電話網の資源を消費しないため定額制が可能となった。接続には収容局から地域IP網を経由してISPのアクセスポイントへ接続する「タイプ1」と、ISP側の負担でアクセスポイントから収容局まで専用線を敷設する「タイプ2」という方式が存在したが、後のフレッツ・ADSLおよびフレッツ光ではタイプ1相当の地域IP網経由が主流となる。通信速度についてはINSネットでの同期接続とは異なるベストエフォート方式であり、速度は保証されない。 サービスそのものは1999年11月から「IP接続サービス」の名称で東京都新宿区・渋谷区・大田区と大阪市中央区・北区・吹田市の一部エリアで試験提供を開始していたが、「フレッツ・ISDN」としてサービスイン後は対応エリアを順次全国に拡大し、また、法人向けサービスとしてフレッツ・ISDNにおいてVPNを接続先とする「FLET's OFFICE(フレッツ・オフィス)」の提供も2000年7月17日より開始した。なお、従量制通信のINSネットとは別サービスのため、従前からの利用者は契約変更が必要となる。 定額制・常時接続の民生向サービスとしては、専用線接続のOCNエコノミーが先行提供されていたが、フレッツ・ISDNの料金はサービスイン当初でタイプ1が4500円(試験サービス時代は8000円)・タイプ2が2500円と低廉価であり、フレッツ・ISDNの接続環境(サービスエリア内のISDN回線・対応ターミナルアダプタ)を用意すれば利用できること、OCN以外の各ISPがフレッツ・アイ用のアクセスポイントを開設したことから、2001年1月時点で50万回線、同年8月時点で100万回線契約を突破することになった。なお、2001年に幾度か値下げが行われ、同年12月1日よりタイプ1の料金が現行の2940円となっている。 スタートダッシュにより急速に普及したものの、IP接続サービス開始時点の1999年後半より大都市圏の一部においては、既にCATVインターネットや東京めたりっく通信などのADSLといった非NTT系事業者による民生向けブロードバンドの展開が始まっていた。そして2000年12月26日からはNTTも「フレッツADSL」による民生向けブロードバンド通信に参入したことにより、各ブロードバンドのサービスエリアが拡大した2002年以降、料金と速度による費用対効果の面で優位性を失ったため利用者は大幅に減少することになる。 このISDN接続を応用したサービスとして、2003年よりドコモPHSがモバイルデータ通信定額制サービス「@Freed」を提供していた。 現在の利用者層はいわゆる光収容回線であったり電話局から距離が長いなどでADSLを利用できず、かつ他の手段(FTTHやCATV等)も提供されていない地域(町村・離島など)に在住している場合や、その他の理由(電話機接続のためISDNが必要、光ファイバーを引き込めないが通信安定性が必要なためADSLは利用できない、など)があるユーザに限られつつある(ISDN#日本での歴史と現状も参照)。 日本全国(全ての市町村)で提供されているわけではなく、NTT西日本管轄の一部やNTT東日本管轄の離島の一部、特に和歌山県の山間部や小笠原諸島などでは当初は国や自治体の情報格差対策が施行されるまでなかなか提供されなかった。モバイルデータ通信定額制などその他の定額制接続の手段が無い限りにおいてはいずれの常時定額接続手段も存在しない地域が存在する。(情報格差も参照)。 また、当サービスの基盤となるISDN網自体も全国遍くカバーされているわけではなく、収容局から加入者敷地までの線路長が8 - 10kmを超えるような場合にはISDN回線すらも提供がほぼ不可能であり上記と同様な問題が起きる。
※この「フレッツ・ISDN」の解説は、「フレッツ」の解説の一部です。
「フレッツ・ISDN」を含む「フレッツ」の記事については、「フレッツ」の概要を参照ください。
- フレッツ・ISDNのページへのリンク