チームガッツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:25 UTC 版)
「爆球連発!!スーパービーダマン」の記事における「チームガッツ」の解説
全日本ビーダー選手権の際にタマゴ、ガンマ、サラーで結成されたチーム。TOPビーダー選手権に進出するにあたって3人制から5人制に変更されることに伴い追加招集のバトルを実施、勝ち抜いたビリーと猫丸が新たに加わった。 戸坂玉悟(とさか たまご) 声 - 瀧本富士子 本作の主人公。5月5日生まれ、小学5年生で11歳。髪型はニワトリの鶏冠の如く赤くやや逆だった長髪。天真爛漫で、少し天然ボケの入った少年。最初は連射機能の無いビーダマンを使っていたが、それを玉四が改造し2連射までできるようになったスーパービーダマンを使う。全日本ビーダー選手権の途中からフェニックスシリーズを使用。 バトル好きで興奮すると目がビー玉になる。強い相手を見ると勝負せずにはいられないが、負けるとしつこく追い回してくるためネコ丸だけは避けている。 バトルでは生来の単純な性格が災いしてチームの足を引っ張ることもしばしば。 同い年のガンマやサラーと比べ一回り小さい体格からするとそうは見えないが、普通のビーダマンでは馬鹿力で壊してしまうほどのパワーシューターで、円戦の時には発射強度を上げ過ぎたメタル・ウイングを使った状態での狙い撃ちを完成させた「エースショット」で、円の放った大きい鉛玉の「ヘビーボム」を変形させる威力を見せた。 手に脚の力を加えて締め撃ちをする「キャノンショット」を得意とする。はじめは「脚を使った締め打ち」と呼ばれていたが、バーグラーズ戦から「キャノンショット」と統一されている。キャノンショットは水中から撃っても相当な威力があり、最終戦では水を割って飛ばすほどの勢いを見せた。 親代わりである叔父の玉四が仕事の都合で引越しを繰り返してばかりいたため友達がいなかった。それゆえ、彼にとってビーダマンは親友である。よく建築現場にビーダマンを設置して遊んでいた。そのためビーダマンやバトルに対する想いは人一倍強く、他人のビーダマンが壊されそうになったときでも自ら助けに飛び出していくほどである。故に物語初期のサラーや円との戦いでは相手の戦い方や行いを強く批難し、伊集院に対しては「奴はライバルなんかじゃない、敵だ!」と言い切るなど、珍しく敵意を剥き出しにしている一幕もあった。 パソコンなどのハイテク関連が苦手で無茶をやりやすく、プレス機でファイティングフェニックスのパーツを作っている最中、プレス機が故障し圧力が低下した時は対処法がわからず、自分の力で押さえつけたりしたこともあった。 大食漢であり、土管に頭から突っ込んで病院に運ばれた際、怪我自体は大したことはなかったが、食事をあまりにも食べるので、頭を打った影響ではないかと医者に心配されて入院したことがある。 アニメでは、持っているビー玉の色は赤。 西部丸馬(にしべ がんま) 声 - 芝原チヤコ 小学5年生で11歳。関西から転校してきたビーダーで、タマゴの相棒的存在。タマゴとのコンビプレーも作中に数多く見られ、それによって勝利を収めたことも多い。 愛機はマグネットボンバー、予備のプラズマボンバー、クイックローダー、片手撃ちサーバー、ワイバーンシリーズを使用。 通り名は「(元)西の殺し屋:スナイパーガンマ」。後述の「東の連射王」と対比して「西の連射王」と呼ばれることもある。早撃ちや連射の腕は一級品で、スナイパーの名のとおり狙い撃ちの達人。 当初からビーダマンの改造をしたりパソコンでビーダマンの設計図を描いたりしており、技術力も相当の腕である(さすがにDr.タマノには及ばないが)。自分のワイバーンシリーズはもちろん、タマゴのフェニックスシリーズも大半は彼が手を加えている。 関西出身ということもあり常に関西弁を使い、一人称は「ワイ」。片手撃ちと連射が得意技であるため当初はパワー勝負が苦手だったが、タマゴとの出会いを経てパワーショットにも目を向けるようになり、OSパーツをサーバーからマガジンに変え片手打ちでのパワーショットを身に付ける。それ以降のワイバーンシリーズにも必ずパワー対策の機能を搭載している。 戦術眼や統率力にも優れており、事実上チームガッツの司令塔。反面やや短気な所があり、頭に血が上るとスタンドプレーに奔り敵の策略に嵌ったりチームのメンバーに八つ当たりをしてしまうなど彼の欠点としてしばしば窮地に陥った。幽霊が苦手で、番外編で悪霊に憑かれたこともあった。初期は負けた対戦相手のビー玉を取り上げるという行いをしていた。 競技中はアイウェアタイプのサングラスを着用していることが多い。また、関西にいた頃は違うサングラスを使っていたが、引っ越す際に後輩のトキオに譲った。 アニメでは、持っているビー玉の色は藍。 サラー 声 - 今井由香 アラブの石油王の息子。11歳。ウェーブのかかった金色の長髪がトレードマークの一見女性と見紛うような美少年。しかしこの容姿が仇となり後述のいじめを受けたことにより、初期においてはそういった指摘は彼にとって禁句であった。ゴールデンビーダマン、スフィンクスシリーズ(中盤はケルベロスシリーズ)を使用。「魔術師サラー(サラー・ザ・ウイザード)」、「ビー玉の魔術師」を自称するとおりの変化球の使い手。変化球の性質上、連射・パワーにおいて不利だったが、Dr.タマノやガンマの協力もあり後にスタッグスフィンクスを開発したことにより両方克服する。アニメ版では一弾目のバックスピンを二弾目のドライブで弾き飛ばすという変則的なダブルバーストをスタッグスフィンクスで撃ったことがある(同時に発射しているわけではないので厳密にはダブルバーストではない)。 テニスの試合中に、ポールへの衝突事故により顔を出血しても試合を続けようとする伊集院に対して足を挫いたと称して試合を放棄したため、恨みを買って学校で伊集院とその取り巻きからいじめをうけていた。 それらのトラウマからビーダマンでの勝負で勝つことに自分のプライドを見い出し、細工したビー玉を使ったり財力をふんだんに使って多数のビーダマンを使い捨てながら連射するなど手段を選ばず戦っていた。さらにその勝負でタマゴに負けた時は刀剣で襲いかかるなどの行為も見せていたが、タマゴと正々堂々と勝負することで、最後まで決して諦めないビー魂を学ぶ。伊集院が元は明朗快活な人物だったのを一変させてしまったのは自分が原因であることに気づき、その怨念めいた勝利への執着心にかつての自分の姿を重ね、過去から目を背け続けることを止め彼に敢然と立ち向かい、タマゴが伊集院を倒したのちに和解した。 伊集院との和解後は過去の自分への決別として髪形を長髪から短髪に変え大幅なイメチェンを行い、同時に友情の証としてスタッグケルベロスを伊集院と共同開発した。向きが変わると前髪の分け目も変わる。これは本作品掲載の雑誌コロコロコミックの『スネカミコーナー』でもツッコまれていた。ダークマターとの決戦後は故郷に帰りアラブ代表として世界戦に参加する。 ファミリーネーム(苗字)は作中に登場していないが、ラボの表札では苗字部分のアルファベット表記が「WIZ」となっている。 アニメでは持っているビー玉の色は黄色。 風間美利(かざま よしのり) 声 - 私市淳 ガンマと双璧をなしていた東の連射王。11歳。クイックローダーマガジンを採用した2体のビーダマン(アニメ版ではライトイーグルとレフトレオンに似たオリジナルビーダマンを使用)とグリフォンシリーズを使用した二刀流スタイルのビーダー。 通り名は「風のビリー(美利の音読みから)」。服装もバトルスタイルも西部のガンマン風で常にテンガロンハットを被っており、何かにつけてハットのツバを指先で弾くのが癖で言動も常にクールでニヒルめいており、悪く言えばキザな性格。欠点はカナヅチであること。ガンマがパワーと命中力で優れているのに対し、ビリーはガンマンさながらの早撃ちと二刀流ならではの小技(二発同時発射)などで秀でている。 元々はバーグラーズのリーダーで、全日本TOPビーダー選手権からチームガッツに参加した。全日本ビーダー選手権まではクイックローディングマガジンを装備したボンバーマンタイプのビーダマンを使っていたが、番外編において、Dr.タマノの落とし物である最新鋭機であるX-01を持っていた札月鋭一とのヘビー・カン・シューティングに敗れ、機体の性能差を痛感。タマゴ、ガンマと一緒にパワーと連射を兼ね備えた合体機能を持つPIビーダマン・ブラストグリフォンを造って再戦を挑み、勝利する。その後、全国大会決勝戦を前にタマゴとガンマの伸び続ける実力に追いつくべく特訓を積むが、ハードな訓練と自身の能力の向上にブラストグリフォンがついていけなくなり大破、修理ついでにPI-EXビーダマン・ファントムグリフォンに改修される。終盤は同じ二刀流使いである津印とライバル関係になりE-Unitビーダマン・ミラージュを巡り死闘を繰り広げた。 アニメでは、持っているビー玉の色は緑。 飛田猫丸(とだ ねこまる) 声 - 渡辺久美子 小学3年生の9歳でチームガッツ最年少。歳相応のかなりの甘えん坊でわがままな性格でビーダーとしての実力は作中最低クラス。にも関わらず常に根拠の無い自信に満ち溢れているが、逆境に弱く円や津印のような強面相手には弱腰になり逃げ出そうとするなど基本的にはヘタレである。 特技として夜目がきく。初登場時、暗い夜の墓地で行ったバトルではビーダーとしての低い実力を補うために夜目がきくことを活かしてタマゴをギリギリまで追い詰めた。 当初はボンバーマンタイプのビーダマンを使用していたが、チームガッツ追加メンバー募集大会の際にはプロト01を使用。その後、ハンティングリンクスをDr.タマノから渡され、致命的だった命中率の悪さが解消された。『スーパービーダマン バトルフェニックス64』ではニャンコロファイターを使用。 以前からタマゴを追い掛け回していたビーダーで、タマゴを勝手にライバル視している。彼とバトルして敗れて以来のことだが、タマゴ本人は全く覚えがないらしい。 ビリーと同じくチームメイト選抜のバトルを経て、全日本TOPビーダー選手権からチームガッツに参加した。その時のバトルでは遠方からのあてずっぽうでシャドウボムに当てての奇跡的なメンバー入りであった。その後も特に実力が向上した様子はなく、ハンティングリンクスの能力をもってしても札月兄弟に勝つのが精一杯という有様で、全日本TOPビーダー選手権においてもチームの足を引っ張る場面が散在しているが、小柄な体格を活かした軽業師のような身のこなしと異常なまでの逃げ足の速さでチームの危機を何度か救ったことがある。 語尾に「ニャ」と付けるのが癖。常に「ミミ」という名前の猫を頭の上に乗せている。 アニメでは、持っているビー玉の色は水色。
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