タイニーオービット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 10:22 UTC 版)
「ダンボール戦機」の記事における「タイニーオービット」の解説
日本の玩具メーカー。以下「TO社」と略する。 アキレス 山野バン専用の騎士型LBX。ナイトフレーム。古代ギリシャの騎士の兜のような鶏冠やマントが特徴。コアスケルトン「AX-00」が、謎の人物「J」(山野博士)が設計し、タイニーオービットが開発したアーマーフレームを装着した姿。キタジマ模型店を経由してバンの元に渡り、以後バンの愛機となる。 LBXの設計思想を超越した一種のアートと呼べる機体であり、従来機とは一線を画する性能を持つ。ゲーム版で配信されたクエストでは、ヘッドパーツには変型機構を盛り込もうとした形跡があることが判明した。基本装備は長柄のランス「アキレスランス」と、盾「アキレスシールド」。 ほかにも一時的にハカイオーの右腕を装備したり、森上ケイタから譲り受けた水月棍やアサルトAR3などのさまざまな武器を扱っている。 特殊モードとして「Vモード」が搭載されており(正確にはAX-00の機能)、発動後はCCMが変形してLBXが金色に輝き、パワーや反応速度が大幅にアップする。当初は制御不能の暴走モードだったが、LBXパンドラにプログラムをもらったことで、制御可能なアドバンスドVモードとなった。その正体は、フェアリーに搭載されている自律制御プログラムのテストプログラムであった。 第3回アルテミス決勝ではエンペラーM2の自爆攻撃により大破してしまい、それ以降バンはオーディーンを使用している。アキレスタンク タンク型のアキレス。パンツァーフレーム。アキレスの設計段階で生み出された幻の試作機で、火力と装甲に優れる。基本装備は武器腕「アキレスタンクアーム」。 アキレスII アキレスの改良型のLBX。ナイトフレーム。通常プレイではゲーム内に登場しないDLC専用機体。基本装備は槍「アトラスランス」と、盾「アトラスシールド」(LBX烈伝では、槍「ツインパイルランス」と盾「フレイムディフェンダー」に変更されている。)。 LBX烈伝ではタイニーオービットの技術の粋を集めて作られた最高傑作である。マントは放熱を兼ねた可変型の防御装置になり、頭部はアキレスD9やオーディーンMk-2のセンサーが用いられた。そのため、改修機と言うよりも新造機に近い機体になった。アキレスIIカスタム エンペラーM5とディ・レギウディアとの戦いで破損したアキレスIIをオーディーンMk-2の部品やアーマーフレームを組み込んで強化した形態。 背面にオーディーンMk-2の腕を除く上半身で構成された飛行ユニットを取り付けた事で単体での飛行を可能にし、音速に近いスピードを出せるようになった。基本装備の槍「ツインパイルランス」、盾「ネオビームガーター」だが、ツインパイルランスにはリストレイヤーのビーム機構を取り込み、打撃と斬撃の双方が可能。 アキレス・ディード 市販用として開発されたアキレス。ナイトフレーム。バンの使ったアキレスの「製品版量産型」であるが、劇中に登場し稼働しているのは、ディテクター事件の発端となった1機のみである。黒いカラーリングと各所に増設されたバーニアが特徴で、より機械的な外観となった。 基本性能はアキレスと同等だが、より操作性やカスタマイズが扱いやすくなっているほか、小型ノズルにより短時間の飛行も可能。さらに、機体性能を向上させる「デモニックモード」を搭載している。基本装備は片手銃「ダークシューター」と、盾「ダークシールド」。盾自体、オーディーンのグングニルにも耐える防御力を持つ。 TO社の新たな主力商品として大々的に売り出される予定であったが、ディテクターのブレインジャックにより操られ、彼らのコントロールするLBXの指揮官的な存在となってバン達の行く先々で暗躍する。基本性能はアキレスと同等とされているが、ブレインジャック後はオーディーンを圧倒する力を発揮している。 ディテクターの実態が発覚した後は、カズの専用機となっている。アキレス・ディードカスタム LBX烈伝にて、アラタの使用するアキレス・ディードを元にドットブラスライザーのコアスケルトン、アキレスD9のアーマーフレームを使用して改修したLBX。サクヤの「常にコントロールポッドで行うわけではない」という意見に基づき、コントロールポッドでの操作に最適化されたドットブラスライザーではなく、アキレス・ディードのCCMによる操作性を基準としている。ドットフェニックスは完全な追加装甲扱いになっている。 アキレス・ディード本体には「ルミナスシューター」が装備されており、劇中ではそのまま槍として使用している。ドットフェニックスにはアキレスD9のソードビットが追加されている。 暗黒騎士アキレス ジンのジ・エンペラーをイメージしたカラーのアキレス。ナイトフレーム。『無印』では通信対戦で100回勝利するとショップに追加される。このLBXを揃えることで、槍系の必殺ファンクション「グロリアスレイ」を使用できるようになる。 アマゾネス 華麗に戦場を駆ける女戦士型LBX。ストライダーフレーム。そのフォルムから女性の人気が高い。クノイチに対抗して開発された製品で、ナノハニカム装甲により耐久力はクノイチに勝る。市販品は黄色だが、三影ミカが使用する機体は青色に、ジャスミンが使用する機体は赤色に塗装されている。基本装備は槍「パルチザン」と、小形の盾「ハードバックラー」。 ウォーリアー スタンダードな戦士型LBX。ナイトフレーム。入門用LBXとされ、扱いやすさから愛好者は多い。バランスのとれた性能を持つ。用語解説の代表機体として登場が多い。カズヤ専用ウォーリアーは、暗めの緑に塗装されている。基本装備は「ブロードソード」と、盾「ライトバックラー」。ウォーリアーSP 迷彩柄のウォーリアー。別名、青島カズヤスペシャルとも呼ばれており、通常プレイでは登場しないパスワード専用機体。 オーディーン 山野バン専用の可変型LBX。ナイトフレーム。アキレスの後継機で、LBX史上初の飛行形態への変形機構を持つ。また、機体性能を大幅に向上させるXモード(エクストリーム モード)を搭載している。 山野博士がプラチナカプセルに隠していた設計図を元に、コアスケルトンVX-13と共にTO社で製造された。 飛行形態に変形して相手に猛スピードで突撃する専用必殺ファンクション「JETストライカー」を持つ。基本装備は柄の両端にビーム状の刃を持つ双槍「リタリエイター」。終盤以降は盾「ビームガーター」も同時に装備していることが多い。聖騎士オーディーン アキレスカラーリングのオーディーン。 クイーン ホバーを装備した女性型LBX。脚部はパンツァーフレームだが、上半身はストライダーフレーム。ホバーの採用により、地形対応力と高機動の両立を実現している。 市販品はボディのラインが青だが、リコ専用機はラインが赤く塗装されている。基本装備はハンドガン「クイーンズハート」と、スカート状のホバーユニットに装備された「グレイスミサイル」。 『W』では、従来はストライダーフレームだった上半身もパンツァーフレームに設定変更されている(重量や耐久力の値がパンツァー準拠になっている。外観はストライダーのまま)。 『WARS』では、全身がパンツァーフレームだったのが廃されて上半身がストライダーフレーム、下半身がナイトフレームに設定変更されている。クイーン.LBX 全体が青みがかったクイーン。主題歌を歌うLittle Blue boXをイメージしたLBXで、パスワードを入力することでショップに追加される。 グラディエーター マッシブな戦士型LBX。ウォーリアーの後継機ながらブロウラーフレームに変更され、バランスの良さと耐久力を併せ持っている。北島店長の機体はカスタマイズが行き届いており、性能は高い。基本装備は剣「グラディウス」と、盾「ラウンドシールド」。 サウラス 恐竜をモチーフとしたLBX。ブロウラーフレーム。ヘッドパーツだけではなく、ボディとレッグにも恐竜の顔がデザインされた機体。元々はヴァンパイアキャット同様、コロコロコミックで募集された読者考案LBX。基本装備は剣「レックスベルセルク」。 サラマンダー 火竜をモチーフとしたLBX。ブロウラーフレーム。フォルムは人気だが、扱いは難しい。基本装備は「メタルナックル」。Gレックス レックスこと檜山蓮専用LBX。ブロウラーフレーム。サラマンダーを元に大幅なチューンナップが施された機体。基本装備は「バーンナックル」。 レックス専用機だったはずだが、『W』では色違いも登場している。アルテミス2051の会場内売店でオタクロスが大人買いしていた。 破壊王G-LEX(はかいおうジーレックス) 郷田のハカイオーをイメージしたカラーのGレックス。ブロウラーフレーム。ゲームでは、呼び出しバトルで全勝すると店頭に並ぶようになる。 ジョーカー トランプの「ジョーカー」をモチーフとしたLBX。ストライダーフレーム。クセが強く扱いにくい機体とされる。市販品は白を基調としているが、仙道は黒く塗装したカスタム機を、ビリーは反応速度を極限まで向上させた青色のカスタム機を使用している。基本装備は、大型の鎌「ジョーカーズソウル」。ジョーカーMk-2 仙道ダイキ専用のLBX。ストライダーフレーム。仙道がアルテミスのために用意したジョーカーのカスタム機で、カラーリングが赤くなったほか、ヘッドパーツのデザインが変更されている。アニメ版ではディテクター仕様の機体もあり、カラーリングは灰色。基本装備は、「ジョーカーズソウル」。 ジョーカーX ジョーカーの後継機。ストライダーフレーム。ジョーカーの性能を全体的に向上させ、デザイン性も追求したLBX。 市販品は薄紫色を基調としているが、仙道の機体は自ら愛用してきたジョーカーやジョーカーMk-2を意識した黒と赤を基調とした塗装が施されている。基本装備は、大型の鎌「呪怨Sスラッシャー」。 ズール 戦士型のLBX。ナイトフレーム。TO社に買収された企業がかつて製造していたLBXで、LBXが禁止される以前から存在している旧型だが、愛好者は多い。基本装備は、螺旋状に溝が掘られた槍「スパイクランス」。 ソルジャー 騎士型のLBX。ナイトフレーム。ウォーリアーのアドバンスドモデルで、次世代型LBXの基準となるバランスのとれた高性能な機体。基本装備は「煌剣オーラブレード」と、盾「オーラバックラー」。 ドリュー アメフト選手をモチーフにしたLBX。ブロウラーフレーム。球状の装甲でダメージを軽減する。基本装備は、ナックル「ラグナナックル」。 ナイトメア 仙道ダイキ専用LBX。ストライダーフレーム。その名のとおり、「悪夢」のようなイリュージョン攻撃で相手を圧倒する。 ジョーカーの後継機として開発され市販前に先行量産機として1機のみ製造されたが、何者かに持ち出され行方不明に。その後、仙道の手に渡った経緯は不明である。基本装備は大型の杖「ナイトメアズソウル」。 ハンター 青島カズヤ専用の狼型LBX。ワイルドフレーム。アキレスと同様、「J」の設計図をもとにTO社が製造した。 ほぼ同時期にロールアウトしたアサシンと同じく長距離射撃を得意としており、従来のLBXよりもより高精度のセンサーを組み込んでいる。「長距離センサー、光学補正ジャイロ、弾道予測プログラム搭載」という高度な射撃管制システムを誇り、本物の狙撃手の任務をおこなえるほど。LBX本体の機動性も高められており、長距離射撃機でありながら俊敏な動きを得意とする。基本装備はハンターの性能に合わせて設計された狙撃銃「ハンターライフル」と、背中に装備された「スティンガーミサイル」。ハンターII ハンターの強化版。ワイルドフレーム。ハンターの攻撃性能を徹底的に追及してカスタマイズした機体。背中のミサイルやビットの個数が従来よりも増えている。基本装備は、両手銃「ストライクライフル」。 パンドラ 宇崎悠介専用の白いLBX。ストライダーフレーム。元々は同社の試作機で、クノイチを凌駕する機動力を有するほか、指向性電磁パルスによる電子攻撃能力を持つ。後にアミの手に渡りさらなるカスタマイズが加えられ「新型パンドラ」となり、ボディも赤く塗り替えられた。『W』ではアミがディテクターに拉致される際に破壊されたが、彼女の復帰時に新たな機体(カラーリングは初期状態のまま)が渡されている。基本装備は、ダガー「ホープ・エッジ」。シャルナック パンドラのデータを元に量産化した高機動型LBX。ストライダーフレーム。全体的に暗い配色になり、大型化された腰部のブースターが目立つ。基本装備は、ナックル「ラグナニードル」。 フェンリル カズヤ専用の狼のような姿をした狙撃型LBX。ハンターの後継機。ワイルドフレーム。山野博士が設計したデータをもとにTO社が製造した。機動力が特に向上しており、大型の狙撃銃を担いだまま狙撃ポイントまで素早く移動できる。風摩キリトもTO社のテストプレイヤーとなる報酬の前渡しとしてこの機体を受け取っており、後にこれをカスタマイズして「フェンリルフレア」となる。『ゲーム版』のWではスティンガーミサイルが使用可能であり、同型のフェンリルフレアも搭載している。基本装備は、狙撃銃「ドミニオンライフル」。 ホーネット ホバー型のLBX。脚部はパンツァーフレームで上半身はストライダーフレーム。その名のとおりハチをイメージしたデザイン。クイーンの技術をもとに、さらに安定性が向上している。宇崎拓也は兄、悠介のパンドラと同じ白とライトグリーンに塗装された専用機を使用している。基本装備は、マシンガン「インペリアルハート」。 『W』では、従来はストライダーフレームだった上半身もパンツァーフレームに設定変更されている(重量や耐久力の値がパンツァー準拠になっている。外観はストライダーのまま)。 『WARS』では、全身がパンツァーフレームだったのが廃されて上半身がストライダーフレーム、下半身がナイトフレームに設定変更されている。
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