用語解説(補足)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/13 14:01 UTC 版)
単行本の裏表紙に記載されている『江戸豆知識』より。 鮑(あわび) 現在と同様、江戸時代も高級食材 貸本(かしほん) 江戸時代は本を売るより貸すのが主流。江戸だけでも八百軒も貸本屋があった。 春画(しゅんが) 蛸触手モノなど、偏執的なものも流行っていた。 鰻(うなぎ) 現在の値段で五千円にもなる鰻丼は、最高の贅沢。 蕎麦(そば) 江戸時代でも大衆料理。かけそば六文、天そば十六文(約四百円)。 遊郭(ゆうかく) 籠(柵)で女郎の格がわかる。下半分だけの格子は新人級。それでも指名は1分(約二万五千円)と高額。 附子(ぶす) 別名トリカブト。狂言の題材にもなった江戸一の毒草。山菜・二輪草の葉と酷似している。 苦無(くない) 両刃の忍道具。 風呂(ふろ) 江戸時代は基本的に混浴。羨ましい。 長屋(ながや) 江戸時代の賃貸物件。雨戸や畳は自己負担。厠、井戸、ゴミ捨て場は全て共同。 米(こめ) 江戸時代の食料はとにかく米。おかずが乏しい分、とにかく米をたらふく食った。 布団(ふとん) 一財産。お金持ちだけが持っていた。 鯨尺(くじらしゃく) 鯨尺一尺=約38cmの裁縫用の物差しで、元々は鯨の鬚で作られていたことに由来すると言われる。 蠅帳(はいちょう) 食料を保存しておくための場所。いわば江戸時代の冷蔵庫。 行灯(あんどん) 江戸時代の照明。ろうそくは高価なので、主に魚油で代用。 枕屏風(まくらびょうぶ) 昼間、布団や枕を隠すために使われた。押し入れの無い長屋の必需品。 朝顔売り(あさがおうり) やはり営業は昼過ぎまで。 しゃぼん玉売り(しゃぼんだまうり) 「玉やぁ玉やぁ」の売り声で売り歩き、子供達に大人気。葡萄牙語で石鹸を意味する「ザボン」が語源。 甘酒(あまざけ) 冷やが主流。水分補給に人気。 棒手振り(ぼてふり) ひと気のある所に顔を出し、てんびん棒を担いで野菜などを売り歩く。 天水桶(てんすいおけ) 防火用に雨水などを貯めておく大きな桶。今でいう消火栓。至る所にある。 江戸三大美女(えどさんだいびじょ) 楊枝屋「柳屋」の柳屋お藤、水茶屋「蔦屋」の蔦屋お芳、水茶屋「鍵屋」の笠森お仙、三人合わせて“江戸の三美人”と呼ばれていた。 お仙手拭い(おせんてぬぐい) 実際にあった。 下げ緒(さげお) 鞘についた紐。忍の下げ緒は長く、野営時のテント張りや忍術に使われていたという記録もある。 炭団売り(たどん) 炭団とは炭と泥を混ぜた団子状の燃料で、木炭の廉価版。昭和中期まで使われていた庶民の必需品。 皆焼刃(ひたつらば) 刀の刃文の一種。刃部だけでなく、平地や縞地、棟まで焼き入れされてあらわれた刃文。 為替手形(かわせてがた) 江戸時代の小切手。両替商を通じて現金化できる。日本最古の為替の仕組みは室町時代との説もある。
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