タイニーゼビウス for MZ-700
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「タイニーゼビウス」の記事における「タイニーゼビウス for MZ-700」の解説
1986年、雑誌『Oh!MZ』の11月号に掲載されたMZ-700用の『ゼビウス』。同作の作者である古籏一浩は当時高校生であり、1984年に発表されたPC-6001版に触発される形で制作した。なお、マップなどはオリジナルをベースに構築されている。 当初は電波新聞社へ投稿の形で数度持ち込まれたが音沙汰が無かった。そのため、Oh!MZ編集部へ版権の問題があるため「投稿ではない」と明示して投稿。後日連絡があり、当時のOh!MZ編集長が実機を持ち込みの上ナムコを説得し、ライセンス料を支払うことで掲載が実現している。なお、電波新聞社への投稿時にはdempaと書かれていた部分が、掲載版ではOh!MZと変更されている。 MZ-700の後継機であるMZ-1500で動作させた場合、MZ-700とのアッパーコンパチを維持しつつステレオに拡張された回路構成の都合で音の出力が片側からとなる。 グラフィック画面を持たないMZ-700の、40文字×25文字・8色表示のテキスト画面でテキストキャラのみを用いて動作する。BGMと効果音は単音となっている。キャラクターや面の構成はアーケード版を踏襲しているが、ザカートなど一部のキャラクタが存在しない。また、ソルの本数もアーケード版と異なり多くなっている。地上マップは、面の前半部分はアーケード版に忠実だが、後半はメモリ制限のためやや圧縮された形になっている。 これを機に同誌では旬を過ぎたハードウェアであるMZ-700の扱いが見直され、時期を考えれば多数のプログラムの掲載や試み、特集が組まれることとなる。
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