シーズン3、限定他キャスト
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「コペンハーゲン (デンマークのテレビドラマ)」の記事における「シーズン3、限定他キャスト」の解説
数話に登場 ヨール・スティン・アナセン(演・ピーター・ガンゼレラ) 銀行員。ヨーンと親しく「新民主党」のミーティングにも参加する。3話で、ヨーンに対し電話で「新民主党に100万クローネを支援する」と約束する。その後、ビアギッテと高級レストランで会い「デンマーク1、期待できる新党に率先して50万クローネを支援する」と言い、のちに旧来の約束であったの100万クローネを提供し、合計150万クローネもの大金を「新民主党」に投資する。フィリップとも知り合いで、業界の中では悪名高いことをビアギッテに知られる事となる。その裏にある思惑とは「新民主党」のマニフェスト枠を投資を引き換えに買収し、法人税を4%下げる案を盛り込む事だった。本当は法人税7%下げることを求めていたが、ヨーンに反対され、4%で落ち着いた。しかしそれもビアギッテが「政治的影響力の売買はいけない」と猛反対した。結局「新民主党」が使った25万クローネを、ビアギッテのお金15万クローネとビアギッテがフィリップに借りた10万クローネで返済し銀行口座も閉じ、最終的にビアギッテはじめ「新民主党」と手を切ってしまう。しかしその後、7話で突然解散総選挙になったことに鑑みて、再びヨーンを通じて「新民主党」に対する支援を表明し、多額の選挙資金を提供する。 ドクター・モーウンス・ヴィンタ(演・プレデン・クリステンセン) コペンハーゲン病院の放射線科の部長。放射線科の医師。ビアギッテが体の異常を訴えた件に関し受診した結果、さらに詳しく精密検査をするべきだとビアギッテに推薦する。その後の精密検査の結果、ビアギッテに乳房内に弱小のガンがあったことがわかり、ビアギッテ自身が首相だった時代に法律で定めた「なるべく早く治療をするように」という規定を厳守し、ビアギッテに早期に5週間で計25回、平日全てを使い放射線治療をするように要請し、ビアギッテはそれをなくなく了承する。その後、ビアギッテが放射線治療を続ける中「完璧な治療には家族の協力が必要だ」と言って、家族に病気のことを打ち明けるようにビアギッテに進言する。最初はビアギッテは応じなかったが、のちにラウラやマグヌス、そして「新民主党」員達に打ち明ける事となる。9話では放射線治療を終えたビアギッテの「治ったんですね」という質問に対し「治療は終わった。結果は良好」と微妙な言い回しで言葉を濁した。しかし10話では、ビアギッテが心配していた自身の「胸のシコリ」について「リンパ液の塊です」と言い、取り乱すビアギッテを落ち着かせるために、その場で注射器を使ってそれを抽出する。するとビアギッテは人が変わったように安堵し、冷静さを取り戻す。 単回ゲスト ハセ(演・ニールス・エレガード) 3話にのみ登場。経済学者。社会主義者でマルクス経済学を専攻。一見、紳士だが「新民主党」員みんなに読んでもらうために、本の内容を大量に印刷し、カトリーネらに迷惑をかけるなど自己中心的な一面もある。将来の金融市場に関する本をいくつも読み込んでいる。銀行セクターの大半を国営化したいと考えている。国が産業と社会を管理する旧ソ連のソフトバージョン的な社会制度の確立を望んでいる。しかし結局、最後はビアギッテに「あなたの考えは我が党に合わない」と言われ「新民主党」を去る。 リス(演・ヘレ・ドルラリーズ) 3話にのみ登場。市民活動家。キリスト教信者。ベントの知人。キリスト教の基本的な価値観である「慈悲」や「思いやり」の精神を「新民主党」のマニフェストに入れるように提案する。人工中絶に批判的で、人工中絶の是非について議論するべきだと主張する。しかし結局、最後はビアギッテに「あなたの考えは我が党に合わない」と言われ「新民主党」を去る。 ボディル(演・ディベク・ハストップ) 3話にのみ登場。元緑の党支持者。動物愛護団体関係者。緑の党が提出した国立公園に関する関連法案を、現ヘセルボー政権が否決したことに腹をたて、無力な緑の党を見限り、微かな希望をかけて新党「新民主党」にやってきた。そして「国立公園関連法案」だけではなく、動物と人間の権利を互角にするために「動物保護法改正」まで主張し、さらに「減税したいけど、ちょっぴり増税したい」とも思っており、その全ての政策実現のために「新民主党」に入党する。しかし結局、最後はビアギッテに「あなたの考えは我が党に合わない」と言われ「新民主党」を去る。 カーン 3話にのみ登場。緑の党支持者。動物愛護団体関係者。ボディルの友人。自身とボディルのために「動物保護法改正」を求める広告を、一万クローネで出すように自身の知り合いに頼んだ。しかし、結局無駄に終わる。 ジャワド・ハミリ(演・ハディノカ・カーケンシュ) 3話にのみ登場。イスラム教徒の移民。カウンセラー。元不良。ナーアブロー地区在住。コペンハーゲンのインテグレーション賞を受賞している。イスラム教徒だが、豚肉を食するリベラル系ムスリム。だがソーセージは食さないらしい。体に刺青があり、それは恋人にプロポーズした後に彫った物である。刺青の内容はルーミーという詩人の詩で「恋人はどこかで出会う者ではなく、お互いの中に宿ってる」という内容である。14歳の時に暴行で逮捕されている。「新民主党」入党を模索していたが、「刺青が印象が悪い」という理由で頓挫した。 パディ 3話にのみ登場。有名大学院の法学部院生。イラン出身のイスラム教徒の移民。親族に医者と弁護士が多数いる。知り合いのニーテに誘われ「新民主党」に入党しようとする。しかし「ヒジャブ」というイスラム教徒の衣服を被っていることが亀裂となり、最終的に若すぎるという理由で「新民主党」入りを断念する。 ビァーネゴト・フレッセン 3話にのみ登場。農協関係者。ヨーンと会談し「新民主党」に100万クローネ寄付することを表明する。しかし途中でビアギッテに止められ頓挫する。 スティーネ 4話にのみ登場。カトリーネと別れた後に出来たカスパーの新恋人の1人。多忙なカスパーに代わり、グスタフを預かり世話をする。それをカトリーネが知り激怒する。 パエダ・ゴッグ(演・マリー・バッハ・ハンセン) 4話にのみ登場。保育士。カトリーネとカスパーの子供のグスタフの世話をする。カトリーネがグスタフを迎えに行くと「最近はカスパーではなく、時々スティーネが(迎えに来る)」とカトリーネに告げる。 ヨハン・ミケルセン 5話にのみ登場。カトリーネの母、フレディの昔の住まいの隣人。フレディの昔の不倫相手。カトリーネの兄、アスラを妊娠していた時に不倫をしていた。フレディがカトリーネに突然、全てを告白する。それにカトリーネは一瞬驚愕するが、すぐに許容する。 イリーネ・クヌーセン(演・ローラ・ブロー) 5話にのみ登場。セックスワーカー団体「SD」の代表者。現役12年目のベテラン娼婦(セックスワーカー)。娼婦達に対し、法律や税金や仕事に対するアドバイスをしている。カトリーネに対しても、売春禁止に関して的確なアドバイスをする。売春禁止法案に関し「セックスワーカーが犠牲になるから、売春禁止には反対だ」と主張した。公聴会の後「自分がレイプされたみたい」と言い、他にも売春における政府や警察の行っていることの理不尽さや、売春関連の補助金の腐敗や情報改竄などを暴露した。それがきっかけとなり、売春禁止にブレーキがかかる。さらに超党派議員達の政策会議にも出席でき、売春に関する防犯対策のために「人身売買と戦う警察の特別捜査班の設置」法案が可決成立した。 ユテ・ハンセン(演・カトリーン・ジェネセイウス) 5話にのみ登場。コペンハーゲン大学の社会学教授。売春に関する公聴会において「デンマークは世界に先駆け、1792年に奴隷貿易を廃止した。今セックス産業の奴隷制度を許してもいいのか?」と公聴者達に問いかけた。 サンドラ・ハンセン(演・オードリー・カスタネダ) 5話にのみ登場。元セックスワーカー。5年間娼婦として過ごした。子供の頃、性的虐待を受けていた。売春に関する公聴会において「ピザを注文する感じだった。17歳の少年が娼婦を頼んだ時の感想です。このような女性に対する見方を認めてもいいのか?」と公聴者達に問いかけた。 スベック・ソクルス・モーロク(演・ピーター・エッガース) 5話にのみ登場。社会学者。スウェーデン人。売春に関する公聴会において、売春禁止を必要とする持論を展開。「私の国スウェーデンでは、性的サービスをお金で買うことは、現在禁止されています。売春が性差別的な暴力であると、判断されたからです」と述べた。またイリーネの指摘に対し「世の中に、自ら進んで身体を売る女性はいないでしょう。あなたがそう思い込んでいるだけなんですよ」と切り捨てた。 ジュリー・マドセン(演・キャット・ヘルオー) 5話にのみ登場。人類学者。売春に関する公聴会において、売春禁止を必要とする持論を展開。「私は人類学者ですが、人が人間としての尊厳を失いつつあるなら、国は介入するべきだと思います」と述べた。 ゴーム・ゴポーズ 6話にのみ登場。旧ソ連共産党直下の情報機関・秘密警察である組織「カーゲーベー(KGB)」所属のスパイ。ソーレン・ラウンの親友。コードネームは「フェニックス」。デンマーク史上最大のスパイ事件の主犯だったが、1993年に死去したため事件の全貌は明かされておらず、スパイだということも公表されていない。デンマーク法務省に潜入し、デンマーク公安に関する情報を「カーゲーベー」に流していた。これにより、ソーレンの選挙立候補者としての立場はさらに悪くなる。だがコポーズ自身はソーレンの性格をよく知っており「スパイにスカウトしてもソーレンは断るだろう」とバシーリはじめ「カーゲーベー」関係者達に言って歯止めをかけていた。 バシーリ・アンドレイウス(演・クリストファー・フェアバンク) 6話にのみ登場。旧ソ連の秘密警察組織「カーゲーベー」に所属していた元スパイ。旧ソ連からスウェーデンに移り住んだ亡命者。マルムー在住。西洋民主主義至上主義者。CIAに多数のソ連内部の情報を流したために、冷戦が終結しロシアになった今も帰国できずにいる。モスクワには未練はなく、スウェーデンで生涯暮らすことを選択している。ソーレンは「カーゲーベー」ではないと主張し、ソーレンに関する旧ソ連のスパイ疑惑を全面否認した。 イーダ・スコープ 6話にのみ登場。表向きは共産主義を信仰していた大学生。裏はコポーズの部下で旧ソ連の秘密警察「カーゲーベー」所属のスパイ。1990年からソーレンと付き合いだし、交際期間は5年に及んだ。ソーレンの子供を妊娠したが流産。そのショックから鬱病になり自殺。 マルコフ 6話にのみ登場。表の顔は冷戦時代のデンマーク在住のソ連大使。裏の顔は「カーゲーベー」所属のスパイ。 クワト・ビフツボー 6話にのみ登場。コペンハーゲン警察の元警部補。ヨーンの知人。ソーレンや秘密警察組織「カーゲーベー」に関する情報を多数「新民主党」に提供する。そしてヨーンを通じ、ソーレンに関するとんでもない機密情報を、バシーリに会った後のカトリーネにリークする。 マリーエ 9話にのみ登場。ソーレンの娘のエマの友人。
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