ガルガンティア船団
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「翠星のガルガンティア」の記事における「ガルガンティア船団」の解説
サーヤ 声 - 茅野愛衣 エイミーやメルティと3人で行動することが多い少女。15歳。穏やかな性格。巨乳。レドがガルガンティアを離れる際、エイミーへ一緒に行ってあげたらどうかと勧めるも、本心では彼女が残ることを望んでいた。 『ぷちっとがるがんてぃあ』では腐女子と設定されている。 小説『遥か、邂逅の天地』では17歳になり、少し背が伸びた。将来を見据えて託児所の保母としての仕事を新しく始める。 メルティ 声 - 阿澄佳奈 三人娘の一人で、色恋沙汰や噂に目ざといものの恋愛には奥手な少女。貧乳。エイミーやサーヤよりも年下の14歳で、同じくカイトを使ったメッセンジャーをしている。 美男子に目ざといため、当然ながらレドに対しても気のある素振りを見せるが、大抵はエイミーに先を越されていることが多い。後にフランジやピニオンと共にガルガンティアを離れる。クーゲル船団がガルガンティアを狙うと知った際は、レドに頼まれてカイトに乗り一人で長距離を航行、情報をガルガンティアに伝えた。 小説『遥か、邂逅の天地』では16歳になり、三人娘の中で一番背が高くなった。ツインテールの髪は一本に縛っている。 ベローズ 声 - 伊藤静 サルベージ業を営む褐色肌の少女。ユンボロイドの操縦に秀でている。18歳。ピニオンとは喧嘩するほど仲が良い。 チェインバーを海底から引き揚げた。レドが海賊への攻撃で人的被害を出して船団から追放されそうになった際に、感謝しつつも「相手の命を尊重すること」「交渉の重要性」を説いて以来、何かと彼を気に掛けている。レドの才能を高く評価しており、自身の行うサルベージ業に引っ張り込んだ。 小説『遥か、邂逅の天地』では20歳。女性らしさが増して大人びている。 リジット 声 - 大原さやか フェアロックの補佐を務める女性。22歳。フェアロックの意向を汲みながら船団のための判断を下す。 レドが船団に到着してしばらくは、エイミーを経由してレド達の対応にあたる。やや警戒心が強く、レド達を船団の安全を脅かす存在と考えており、厳しい対応を見せるが理不尽なことはしない。しっかり着込んだ服の通り理知的な性格だが、水着は結構派手でかなりのナイスバディ。 フェアロックが倒れた後、彼から臨終の際に「金色の鍵」を託され、船団長の後任に任命される。一時は抱え込みすぎて悩みこむが、先代のフェアロックもうまく「皆を頼る」ことをしていた点に気づき、残る船団をまとめあげる。クーゲル船団との戦闘では鍵で起動させたガルガンティア号のマスドライバーを使って砲撃を行った。 『ぷちっとがるがんてぃあ』でのチェインバーによる身体計測によれば、持久力は船団内では最高クラスで、スリーサイズはB94 W62 H89と、バストサイズさえも船団内で最高クラスである。 小説『遥か、邂逅の天地』では24歳。船団長として船団をしっかりとまとめあげている。 ピニオン 声 - 小西克幸 機械の整備や修理を営む気障な青年。20歳。自慢の金髪リーゼントを整えるのが癖となっている。修理屋としての腕前は確かなもの。女と酒と美味い飯をこよなく愛する。 仕事に対する姿勢はかなり不真面目ながら野心家で冒険心に富み、片手間でサルベージ業も行っているが、水に潜れないために手をこまねいており、当初は敵愾心を向けていたレドとチェインバーを引き入れたがるようになる。ベローズとは喧嘩するほど仲が良い。チェインバーの事は当初「ブリキ野郎」と呼んでおり、これがラストバトルの伏線にもなる。 過去に兄(声 - 小野大輔)をクジライカに殺されており、トラウマとなって水に入れなくなった。兄の敵討ちも兼ねてクジライカの縄張りを侵して中に眠るとされる宝を奪いたいと目論んでいたが、レドとチェインバーがクジライカを殺害したことをきっかけに、フランジなど賛同する者を集めガルガンティアと離別する。 霧の海のクジライカを殲滅した際、宿願を果たしたことなどから有頂天となり、無線で大々的に報じて宝物の独占と自己顕示を行う。宝に釣られてきた海賊などを旧文明の兵器で撃退する一方で船員などを取り込み、自らの船団の勢力拡大を目論む。しかしそれがクーゲル率いる船団を呼び込み、頼りの旧文明の兵器も通じず、またチェインバーとレドがクーゲルに合流したため、フランジ船団がクーゲル船団に下る結果を招く。その後、ストライカーに腕を見込まれてクーゲル船団に引き入れられ、豊富な旧文明の遺物に喜ぶが、同時にクーゲル船団の内情を見たことで船団のやり方に疑問を抱く。そこへラケージとフランジから反乱の誘いを受け、さらにクーゲル船団が「弱者による奉仕」と称して多数の市民を殺害する様を見たことが契機となり船団に叛旗を翻す。その後は旧文明遺産の兵器を復旧してチェインバーの武装とする、レーザー砲を復旧させてクーゲル船団とストライカーを攻撃するなどしてレド達を支援。最後は部下の仲間達を避難させ、一人遺産の島に残り敵集団を道連れに今までのけじめをつけるため自爆して死のうとするも、ラケージに助け出され生還した。 小説『遥か、邂逅の天地』では22歳。少しは大人びるも、性格は相変わらずである。 ベベル 声 - 寺崎裕香 エイミーの弟。10歳。病気を患っており、自室のベッドで日々を過ごしている(出歩けない程ではない)。レドが遠い宇宙から来た人間ではないかという考えを持つ、聡明な少年。手先が器用で、廃パーツから帆船模型を作るのを趣味としている。 人類銀河同盟では戦えない者は淘汰されるという事実をレドから聞かされるも、非効率を疑問視する彼に非効率の必然性を説き、価値観を変えるきっかけとなる。レドがガルガンティアから離れる際、ヒディアーズの牙の笛を託される。 物語の最後ではガルガンティアの人々に地球が氷河期から現在の状態に至った経緯を教授し、クジライカと人類が対話できる日が来るかもしれない、と語った。 小説『遥か、邂逅の天地』では12歳。病気は治っていないが、背が伸びてきている。 フェアロック 声 - 手塚秀彰 ガルガンティア船団の船団長。豊富な経験と常に冷静で的確な判断力から船員からの信頼も篤い。足や心臓が悪いため、車椅子に乗っている。そのため、リジット達へは通信機で話を伝えることが多い。第7話終盤に心臓発作から倒れてしまい、リジットへ「金色の鍵(ガルガンティア号のマスドライバーの制御キー)」を託して船団の未来を頼むと、息を引き取った。葬儀後、遺体は水葬にされた。 ジョー 声 - 早志勇紀 船同士を接続する連結屋。チェインバーの性質を的確に理解したことで、労働時間中のみ作業監督としてチェインバーのコマンド権限を委譲されている。 マイタ 声 - 徳井青空 ピニオンの部下の少女。13歳。クーゲル船団との戦闘にて、遺産の島に残ると決めたピニオンから部下達は退散するように言われ、悲痛な表情を浮かべるも彼の命令に従い脱出した。ピニオンの生還後は、彼をからかうラケージを面白くなさそうに見ている。 小説『遥か、邂逅の天地』では15歳。エンジニアとしての腕を上げている。 フランジ 声 - 津田英三 ガルガンティア船団の大船主で、船団の財布と武装防衛力を握っている。レドとチェインバーを厄介者として扱っていたが、その戦闘力を認め後に宝の島に眠る古代遺産を狙い、ピニオンの誘いに乗る形で彼らと共に行くことを決める。船団分離後はレドを君付けで呼び、彼の理解者となっている。 クジライカの巣である霧の海から引き揚げた宝物を人類の復興に当てようと考えており、私利私欲に利用しようとしたピニオンと対立するも、ピニオンに賛同した船主達に引きずられる形で彼に従うことになった。ピニオンが呼び込んだクーゲル船団に対しては自らが率先して対応する器量を持ち、戦力差を冷静に判断して軍門に下ることを選ぶ。しかしその実態を知って、自分たちの船団の人々も教団の構成員と同じになってしまうことに危機感を持ち、真っ先に反乱を考えた。 クラウン 声 - 星野充昭 ガルガンティア船団の大船主。フェアロックが亡くなった際、フランジからは後継の船団長になるべきだったと言われるも、年だからと固辞し、フランジとは違ってガルガンティアに残る。 ウォーム 声 - 保村真 ガルガンティア船団の護衛船団長。海賊やクーゲル船団との戦闘時に健闘する。 オルダム 声 - 梅津秀行 ガルガンティア船団の老医師で、ベベルの主治医。知の語り部である「五賢人」の一人。失われた技術の一部が載った蔵書を所有しており、船団一の物知りとして知られている。クーゲル船団との戦闘では、リジットにガルガンティア号に搭載されていたマスドライバーの封印を解かせた。なお、五賢人の他の四人は老天文学者のウェルダー、女性生物学者のニブラ、機械工学者のカルフ、海洋学者のデリック。 スピナ 声 - 日高里菜 オルダムの助手として彼の仕事を手伝っている少女。7歳。 小説『遥か、邂逅の天地』では9歳。看護師の仕事を続けている。 ストーリア 声 - 堀江由衣 第14話(OVA)に登場。リジットの親友の看護師。おっとりした性格ではあるが、仕事はてきぱきとこなす。リトナーに好意を抱いている。 リーマ 声 - 水瀬いのり OVA『めぐる航路、遥か』に登場。元クーゲル船団から来たと名乗る少女。13歳。エイミーの後輩になる新人メッセンジャーで、機械のことに興味がありユンボロの操縦もうまい。 実は戦争の激しい陸地国家の出身で、ストライカーのパイロットであるクーゲルを確保するために部下とクーゲル船団に潜入していたが、既に彼が死亡していたため、代わりにレドの確保を目的にガルガンティア船団にやって来ていた。オーグメンテッドボディのマズルの開発に関わっており、彼女のみが動かすことができる。レドに陸地へ同行してくれるよう説得するが、エイミー達の暮らしぶりを見て心が揺らぎ、さらに独断で行動した部下がエイミーを誘拐した上に彼女達を見限った陸地側の特務船団の出現を知り、誘拐されたエイミーとガルガンティア船団を守るためにレドとマズルを動かす。マズルの大破後は彼との会話に涙した。その後は迷惑をかけた後悔からガルガンティアには戻らず、同じく船団を離れると決めたラケージに同行する。 小説『遥か、邂逅の天地』では15歳。ラッセルの実の妹であることが明かされた。 フライス 声 - 鳥海浩輔 OVA『めぐる航路、遥か』より登場。サーヤ達6人兄弟の長男で、家でもあるアルテミア号のブリッジを任されている。 小説『遥か、邂逅の天地』ではルエルと結婚し、家を出ている。 イザベラ 声 - 瀬戸麻沙美(ゲーム版) キャラクター原案 - 竜崎いち pixivが行っていた「キャラクター原案コンテスト」の優秀賞受賞12人の内の1人。優秀賞の特典がアニメラストへのキャラクター原案としての出演だった。アニメ第13話(最終話)のラストでベベルが考古学を教えているシーンに登場しているがセリフは無い。 DMMゲームズの「翠星のガルガンティア ONLINE FLEET」にも登場。プレイヤー率いる船団の副長を務める。ゲーム中のプレイヤー船団に来る前は、ガルガンティアに逗留していたと語るシーンが有り、エイミーやメッセンジャー娘達とは知り合いの模様。
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