ガルガンティア船団の船舶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 05:05 UTC 版)
「翠星のガルガンティア」の記事における「ガルガンティア船団の船舶」の解説
「ガルガンティア船団」は複数の船舶を連結器などを用いて連結し、一つの都市のような形を形成している船団の総称。船の形に隊列を組んでおり、船団の前後の距離は直線距離で4kmほど。風を動力にしているため、凪になると船が全く動かなくなり銀河道を逸れてしまう。そのため、凪の時は船団の電気を止めて船のメンテナンスに当てており、その要員以外は仕事ができず休暇に当てている。船団は主に居住船や農場船、工業船、サルベージ船、修理船、護衛船など、多種多様な船舶で構成されている。 ガルガンティア号 船団のほぼ中央に位置し、大型の農場船で船団の象徴ともいえる高さ数百メートルに達するクレーンタワーがある。実はこのクレーンタワーは旧文明時代の遺産であるマスドライバーキャノン(ガルガンティアでは「天の梯子」と呼ばれている)で、船団長のフェアロックが管理していた金色の鍵(制御キー)を差して起動、長砲身の砲台となる。その際、頂上部のスプリンクラーは水を使った衝撃波の軽減装置になり、砲弾は爆発物を満載した廃棄船を使用する。 ガルガンディアの建造経緯は地球放棄の際に発生したコンチネンタル・ユニオンとイボルバーとの戦場が軌道上と地球の打ち上げ施設であったことから、移動しながら攻撃を回避しつつ物資や人員を宇宙に打ち上げるために、イボルバーが建造したとされる。 オケアノス号 ガルガンティア船団の陣頭に位置し、船団全体の運行および運営の要となる船で船団長のフェアロックやリジットらが乗船している。 ステュムパリ号 船団で暮らす人々の住居が集まった船で、左右に張り出している連結通路は広場としても使われている。ヒロインのエイミーもステュムパリ号の最上部付近に居住している。 バイコルン号 船前方と後方に大きくつきだした居住区画が特徴で、巨大な砲を備え付けた船。船所有者はガルガンティア船団を構成する大船主の一人フランジ。 一般船 アーチの形状をした独特の居住区画を持ち、船の両舷にはクレーンが並んでいる。 スヴァロギア号 いくつものパイプラインが縦横に走る大型の工業船。サルベージされた資材から生活に必要な工業製品などを生産する船。 クルルキス号 大型の工業船より小型であるが、工場がまるまる一つ船に乗ったような形状の船。 一般工業船 小型の工業船よりさらに小型で、パイプの形状も大型、小型の工業船と比べるとよりシンプルな形をした船。 パイストス号 修理業を営むピニオンの所有する船であり、日々使用され続けているユンボロから船までありとあらゆるものの修理を請け負っている。 船体修理船 船体自体が通常の船を丸ごと収容ができる大型ドック船で、深刻な不具合が起きた船を収容して修理を行うことができる。 カーキナス号 ベローズが所有するサルベージ船で、巨大なクレーンを2基備えている。冷凍睡眠中のレドを乗せたチェインバーを海底よりサルベージした船はこの船である。 サルベージ船(大型タイプ) 資材を海底から引き揚げることができる専用船。ベローズが所有するカーキナス号の数倍の大きさがあり、より巨大で重量のあるものでもサルベージできる。 サルベージ船(中型タイプ) 固定型のクレーンが備わった中型船。 サルベージ船(小型タイプ) 回転式のクレーンが備わった小型船。 マーウォルス号 船団の護衛船団旗艦で、4基の旋回砲塔を装備し、艦橋上部には長距離砲用の測定儀を備えている。 中型護衛船 3基の旋回砲塔を備え4基の推進用スクリューを備えた攻撃、速度共にバランスの取れた船。 小型護衛船A 小型の船体を生かしながら索敵や陽動などに活躍する船。マスト上部には回転灯やスピーカーを備え、味方の船に情報を伝達することができる。 小型護衛船B 主に索敵や陽動に使用される船。
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