attribute
「attribute」の意味・「attribute」とは
「attribute」は英語の単語で、主に二つの意味を持つ。一つ目は「属性」や「特性」という意味で、物事が持つ特徴や性質を指す。例えば、人間の属性として年齢や性別、職業などがある。二つ目は「帰する」という意味で、ある結果や状況が特定の原因や要素に由来すると考えることを指す。例えば、成功を努力に帰するという表現がある。「attribute」の発音・読み方
「attribute」の発音は、意味によって異なる。名詞として「属性」を意味する場合、IPA表記では /ˈætrɪbjuːt/ となり、カタカナ表記では「アトリビュート」と読む。一方、動詞として「帰する」を意味する場合、IPA表記では /əˈtrɪbjuːt/ となり、カタカナ表記では「アトリビュート」と読む。「attribute」の定義を英語で解説
「attribute」は、名詞としては "a quality or feature regarded as a characteristic or inherent part of someone or something" と定義され、特性や特徴といった意味を持つ。一方、動詞としては "regard something as being caused by" と定義され、ある事象や結果が特定の原因によるものと考える、という意味を持つ。「attribute」の類語
「attribute」の類語としては、名詞としての意味では「characteristic」、「trait」、「feature」などがある。これらの単語も物事の特性や特徴を表す。動詞としての意味では、「ascribe」、「impute」、「credit」などがある。これらの単語も結果や事象を特定の原因に帰するという意味を持つ。「attribute」に関連する用語・表現
「attribute」に関連する用語としては、「attributable」がある。これは形容詞で、「帰することができる」や「原因が特定のものにある」という意味を持つ。また、「attribute to」は「~に帰する」という意味の表現で、ある結果や状況を特定の原因に帰するときに用いる。「attribute」の例文
1.英語例文(日本語訳):His success can be attributed to his hard work.(彼の成功は彼の努力に帰することができる。)2.英語例文(日本語訳):Age and gender are two attributes of a person.(年齢と性別は人間の二つの属性である。)
3.英語例文(日本語訳):This painting is attributed to Picasso.(この絵はピカソの作とされている。)
4.英語例文(日本語訳):The attribute of a good leader is the ability to listen.(良いリーダーの特性は聞く能力である。)
5.英語例文(日本語訳):The increase in sales is attributed to the new marketing strategy.(売上の増加は新しいマーケティング戦略に帰する。)
6.英語例文(日本語訳):Color is an attribute of light.(色は光の属性である。)
7.英語例文(日本語訳):The decline in population is attributed to the low birth rate.(人口の減少は低出生率に帰する。)
8.英語例文(日本語訳):The attribute of water is its ability to take the shape of its container.(水の特性はその容器の形状を取る能力である。)
9.英語例文(日本語訳):The crime rate is often attributed to poverty.(犯罪率はしばしば貧困に帰する。)
10.英語例文(日本語訳):The attribute of a square is that all its sides are equal.(正方形の特性は全ての辺が等しいことである。)
attribute
「attribute」とは、原因として〜に帰する・〜のせいである・〜のおかげであると主張すること若しくは人や物・場所にもともと備わっている特質・特性・性格のことを意味する英語表現である。
「attribute」とは・「attribute」の意味
「attribute」は動詞や名詞として使われる。動詞としての「attribute」とは、ある出来事の原因がどこにあるのかを示すために使われる言葉である。「attribute」は人間や組織などが主語になって原因や功績を主張するところに特徴がある。「attribute a to b」の形で「〜のせいにする」「〜のおかげとする」「原因として〜に帰する」という意味で用いられる。「attribute」は良いことと悪いことのどちらに対してでも使われる言葉である。名詞としての「attribute」は人や物、場所にもともと備わっている性質や特徴を表した言葉である。性格の意味で用いられることもある。特質、特性、性格、属性、象徴物などと訳される。
「attribute」 のほかに「attribution」が名詞として用いられることもある。「attribution」は動詞の「attribute」を名詞化したものである。
「attribute」の語源・由来
「attribute」の語源はラテン語にある。ラテン語の「attribut」「attribuere」はad(〜の方へ)とtribuere(割り当てる、与える)に分解される。つまり、「割り当てること」がattributeの意味の中核となっている。原因を何かに割り当てることからattributeは「〜のせいにする」「〜のおかげである」という意味の動詞になった。また、備わっている性質を様々な分類に割り当てることから属性という意味の名詞になった。
「attribute」の覚え方
「attribute」はtributeが「貢献、捧げる、割り当てる」という意味であることを頭に入れておくと覚えやすくなる。また、「attribute」は「attribute a to b」の形で使われることが多いが、例文をみていくとattributeがどのように使われるかが分かるようになるだろう。「attribute」を含む英熟語・英語表現
「be attributed to」とは
「be attributed to」は「attribute a to b」を受動態にしたものである。「主語にくる事柄はtoの後にくる事柄が原因である」「主語にくる事柄はtoの後にくる事柄によって起きた」という意味で使われる。世の中で広く一般的に考えられていることを表現できるため、attributeは能動態よりも受動態として多く使われている。
「has no attribute」とは
ITの分野では対象の性質や設定などを示す付加情報をアトリビュートすなわち属性と呼ぶ。「has no attribute」とは、「主語にあたるものは属性が存在していない」と訳すことができ、オブジェクトに存在しない属性を指定すると表示される。プログラミングで属性エラーが生じていることを表している。
「attribute a to b」とは
「attribute a to b」には幾つかの使われ方がある。「attribute a to b」のaに結果、bには理由を表す言葉が置かれている場合には、「attribute a to b」は 「aの原因をbのせいにする」「aはbのおかげである」という意味で使われる。attributeは人間や集団が主語になることが多い。人や集団が考えた主観的な見解であるため、すべての人が主張に賛同しているわけではない。
「attribute a to b」のaに作品、bに作者や時代・場所を表した言葉を置かれることもある。その場合には、「作品がある作者(時代・場所)によって作られたと考える」という意味で使われる。
「attribute a to b」のaに性質・性格、bに人や生物を表した言葉を置いて、「性質・性格などが人や生物に属すると考える」という意味で使われることもある。
「attribute」の使い方・例文
「attribute」を動詞として使う場合は「attribute a to b」の形で使われる。名詞として「attribute」を使うときは特性、性格、象徴などと訳される。・「He attributed his success to hard work.」(彼は成功を努力の賜物と考えた。)
・「People attributed his mistakes to his character.」(人々は彼の間違いを彼の性格のせいであると考えた。)
・「The doctor attributed her death to cancer.」(医者は彼女の死をガンに起因すると考えた。)
・「Many people attribute global warming to CO2.」(多くの人々は地球温暖化は二酸化炭素排出の結果であると考えている。)
・「Global warming is attributed to CO2 emissions.」(地球温暖化は二酸化炭素排出が原因である。)
・「I attribute courage to the lion.」(私はライオンには勇気があると考えている。)
・「The work is traditionally attributed to Shakespeare.」(その作品は古くからシェイクスピア作と考えられていた。)
・「An expert attributed this painting to Picasso in his early days.」(専門家はこの絵画がピカソの初期の作品だと言った。)
・「Kindness is an attribute of a gentleman.」(親切は紳士の一特性である。)
・「I was impressed with Mr.Smith’s personal attributes.」(私はスミス氏の人柄に好感を持っています。)
・「A crown is the attribute of a king.」(王冠は王の象徴である。)
・「He had many attributes of a good teacher.」(彼は良い教師としての多くの特性を備えていた。)
アトリビュート【attribute】
アトリビュート
アトリビュートとは、(1)HTMLなどにおいて、開始タグの中に値(value)と共に記述されて、各要素の性質を定義する文字列のこと、あるいは(2)個々のファイルやデータに関する固有の情報、特性のことである。
(1)別名:属性
【英】attribute
HTMLなどにおいて,開始タグの中に値(value)と共に記述されて,各要素の性質を定義する文字列のこと。代表的なものとしては,「alt属性」や「align属性」などがある。HTMLでは大文字,小文字の区別はないが、XHTMLでは大文字、小文字は区別され、標準ではすべて小文字で定義さている。同じタグでも属性の違いによりさまざまな働きをするため、タグとともに属性の内容を把握することが重要となる。
(2)別名:属性
【英】attribute
個々のファイルやデータに関する固有の情報、特性のこと。具体的には、レコードの場合の形式やレコード長、データ名、ボリューム識別番号、用途、作成日などが属性にあたる。MS-DOSのファイルでは、システム属性、アーカイブ属性、リードオンリー属性、隠し属性の四種類がある。
アトリビュート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 08:04 UTC 版)
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アトリビュート(英: attribute)は、西洋美術において伝説上、歴史上の人物または神話上の神と関連付けられた持ち物。その物の持ち主を特定する役割を果たす。持物(じもつ・じぶつ)ともいう。正義の女神を例にとると、手に持った秤と剣、それに目隠しである。
宗教画
イコンなどの宗教画においては、聖人の生涯、職業、使命を表すために用いられる[1]。画面内に描かれている女性がオルガンなどの楽器を手にしていればセシリアであろうし、車輪とともに描かれていればアレクサンドリアのカタリナであると見分けることができる。
また、シュロの葉は殉教者(致命者)に共通するアトリビュートである。
ただし正教会においては、致命者(殉教者)の持つ象徴は十字架である。
主なアトリビュート
これらは非公式・公式に係わらず、表現として用いられたものである。
キリスト教の聖人
聖人名 | 画像 | アトリビュート |
---|---|---|
聖母マリア | 百合の花、とげのないバラの花、赤と青の衣、幼子イエス | |
ナザレのヨセフ | 鞄、大工道具、幼子イエス、百合の花 | |
洗礼者ヨハネ | ラクダの皮の衣、斧と切株、十字架(杖状の長いもの) | |
聖ペテロ | 鍵(金と銀の鍵)、逆さ十字、三重の横木を持つ司教杖、雄鶏 |
ギリシア・ローマ神話
ギリシア神話 | ローマ神話 | アトリビュート |
---|---|---|
ゼウス | ユピテル | 牛[2]、山羊[3]、雷、王笏、鷲[4][5] |
ヘーラー | ユーノー | ザクロ[6]、孔雀[7]、王冠、王笏、ヴェール[8][9] |
アテーナー | ミネルウァ | オリーブ[10]、蛇[11]、フクロウ[12]、アイギス[13]、メドゥーサの首[13]、兜、雄鶏、槍[14][15] |
アポローン | アポロー | 月桂樹[16]、蛇[11]、馬[17]、白鳥[18]、矢[19]、月桂冠、竪琴、弓 |
アプロディーテー | ウェヌス | 薔薇[20]、イルカ[21]、兎[22]、白鳥[18]、鳩[23]、エロース(クピードー) |
アルテミス | ディアーナ | 鹿[24]、犬[25]、兎[22]、矢[19] |
デーメーテール | ケレース | 果物[26] |
ヘルメース | メルクリウス | 牛[2]、ケーリュケイオンの杖[27] |
ポセイドーン | ネプトゥーヌス | イルカ[21]、馬[17]、三叉槍 |
ディオニューソス | バックス | 葡萄[28]、山羊[3]、テュルソスの杖[27]、蔦 |
ハーデース | プルートー | 馬[17] |
ペルセポネー | プロセルピナ | ザクロ[6] |
脚注
- ^ 千足伸行、石鍋真澄『すぐわかるキリスト教絵画の見かた』東京美術、2005年9月。ISBN 978-4-8087-0789-7。 [要ページ番号]
- ^ a b 平松、p.102。
- ^ a b 平松、p.105。
- ^ “Zeus”. Encyclopedia Mythica. 2018年9月10日閲覧。
- ^ “Jupiter”. Encyclopedia Mythica. 2018年9月10日閲覧。
- ^ a b 平松、p.66。
- ^ 平松、p.118。
- ^ “Hera”. Encyclopedia Mythica. 2018年9月10日閲覧。
- ^ “Juno”. Encyclopedia Mythica. 2018年9月10日閲覧。
- ^ 平松、p.80。
- ^ a b 平松、p.90。
- ^ 平松、p.120。
- ^ a b 平松、p.129。
- ^ “Athena”. Encyclopedia Mythica. 2018年9月10日閲覧。
- ^ “Minerva”. Encyclopedia Mythica. 2018年9月10日閲覧。
- ^ 平松、p.84。
- ^ a b c 平松、p.109。
- ^ a b 平松、p.116。
- ^ a b 平松、p.139。
- ^ 平松、p.26。
- ^ a b 平松、p.108。
- ^ a b 平松、p.110。
- ^ 平松、p.119。
- ^ 平松、p.98。
- ^ 平松、p.106。
- ^ 平松、p.46。
- ^ a b 平松、p.140。
- ^ 平松、p.60。
参考文献
- 平松洋『名画の謎を解き明かすアトリビュート・シンボル図鑑』KADOKAWA、2015年。ISBN 978-4-04-601145-9。
関連項目
アトリビュート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:33 UTC 版)
絵画に描かれた個々の人物が誰であるかはアトリビュートによって区別できる。フクロウを従えていたり、武具を身に着けている、あるいはそばに置いている者がアテーナー、エロース(クピードー)を従えている者がアプロディーテー、孔雀を従えていたり、王冠を頭に戴いている者がヘーラーである。また、男が2人描かれている場合、翼の生えた帽子やケーリュケイオンの杖を身に着けている者がヘルメース(メルクリウス)、黄金の林檎を持つ牧人の服装の者がパリスである。
※この「アトリビュート」の解説は、「パリスの審判」の解説の一部です。
「アトリビュート」を含む「パリスの審判」の記事については、「パリスの審判」の概要を参照ください。
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