美術作品におけるマタイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 07:08 UTC 版)
聖マタイと天使(ジローラモ・サヴォルド、1529年頃) 聖マタイと天使(カラヴァッジオ、1602年) 聖マタイの殉教(カラヴァッジオ、1599年-1600年頃) マタイを描いた美術作品では特にカラヴァッジオのものが著名である。 マタイはしばしば天使と共に描かれる。これは『エゼキエル書』第1章に登場する生き物の持つ4つの顔である天使(翼がある人間)、獅子、雄牛、鷲をそれぞれ各福音書記者のアトリビュート(持ち物)としたキリスト教の伝統によっている。なお獅子はマルコ、雄牛はルカ、鷲はヨハネのアトリビュートである。マタイのアトリビュートとしては天使の他に財布、福音書、ゆりかごの中の嬰児、槍、斧がある。 マタイは正教会のイコノスタシスでは他の福音書記者とともに王門に描かれる。
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