美術博物館の存続とは? わかりやすく解説

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美術博物館の存続

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 22:35 UTC 版)

芦屋市立美術博物館」の記事における「美術博物館の存続」の解説

芦屋市立美術博物館めぐっては、東京都現代美術館問題とならぶ「公立美術館冬の時代」を象徴する事件おこっている。 阪神・淡路大震災以降芦屋市財政難により、2003年平成15年11月福祉事業職員削減などからなる行政改革計画発表されたが、この美術館についても「民間委託先を探し見つからなければ休館」との厳し方針示された。展覧会現代美術中心集客力弱く赤字続いていたためだが、この美術館が所蔵研究する具体美術協会はじめ芦屋市関係する美術作家たちの作品資料は、日本近代現代美術研究の上でも貴重であり、国内外芦屋市民からその散逸惜しみ存続を願う声があがった市内在住映画監督大森一樹はじめとする芦屋市民や美術ファンによるグループ組織され芦屋市との交渉がつづけられたが、市の財政難は深刻であり、教育委員会などの美術館運営保有に関する意識貧弱であった。また市民グループ側も存続のための十分な対案示せとはいえない状態であった芦屋市2005年平成17年)度をもってこれまで運営行なってきた市の外郭団体芦屋市文化振興財団)を解散し2006年平成18年)度からは民間業者NPOなどが市の委任受けて管理運営代行する指定管理者制度」の導入検討した。これに対し市民グループ指定管理者となるためのNPO芦屋ミュージアム・マネジメント)を発足させたが、結果的に指定管理者としては指定されず、市直営のもとNPO運営業務一部受託するという変則的な形で2006年平成18年)度の美術館運営が行われることとなった2011年度からは指定管理者制度導入し2014年度からは小学館集英社プロダクション共同体指定管理者となっている。

※この「美術博物館の存続」の解説は、「芦屋市立美術博物館」の解説の一部です。
「美術博物館の存続」を含む「芦屋市立美術博物館」の記事については、「芦屋市立美術博物館」の概要を参照ください。

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