アトリームの住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 08:35 UTC 版)
「スーパーロボット大戦K」の記事における「アトリームの住人」の解説
ミスト・レックス 本作の主人公。「惑星アトリーム」防衛隊に所属していた新人パイロット。20歳で一人称は「俺」。 イディクスによって故郷の星が滅ぼされたのち惑星ベザードに漂着し、そこでシェルディアと知り合う。しかし、ベザードも同じくイディクスによって滅ぼされてしまい、その後愛機のレヴリアスと共に地球に漂着。文無しで食事もままならず行き倒れたところをダンナーベースで救助され、記憶喪失を装いながら恩返しも兼ねて働くことになる。 明るく熱血漢だが、結構お調子者でおっちょこちょいなところがあり(特にカガリ・ユラ・アスハからはこう称されていた)、一人で事態を解決しようとして袋小路に陥ってしまうことが多い。 アトリームとベザードという二つの惑星を滅ぼされた悔悟の念から、レヴリアスを封印して戦わないと決めていたが、地球の危機を目の前に再び立ち上がる。一方、二つの惑星を滅亡させたイディクスに対しては激しい怒りを抱いており、彼らのことになると見境がなくなってしまう。パイロットとしての腕前は確かであるが、なにかにつけてアンジェリカから批評を頂戴している。危機に陥った際の潜在能力には目を見張るものがあり、エルリックもその点を高く評価していた。 アトリームでは全ての人々が協調していたらしいためか、同族同士で争っている地球人を理解できないでいる。そのため一時は戦いを放棄しようとするが、アンジェリカかシェルディア(どちらになるかはゲーム中の条件で変化)の励ましによって再び立ち上がる。 専用BGMは「Active Mind」、「Shinin'Heart」、「Astral Burst」。 アンジェリカ・シャルティール 惑星アトリーム防衛隊に所属していたパイロット。一人称は「私」。ミストとは幼馴染で、パイロット歴はミストより若干長い。眼鏡をかけているが動体視力は高い。イディクスとの戦闘中に行方不明になるが、ミストに先んじて10か月ほど前に地球へ漂着していた。その後は正体を隠してビルドベースにてオペレーターとして働いていたが、邪魔大王国と戦っている味方機体群の中にレヴリアスを発見、ミストとの再会を果たす。 戦術立案の面において優れた才能を持つ。レヴリアスとセリウスによる連携技「チェイサー・コンビネーション」は彼女の考案によるものであり、防衛隊エルリック班の必修項目に採用されている。また父親に似て厳格な面をもち、周囲から絶賛されたミストと再会後初の「チェイサー・コンビネーション」でのミストの動きを「あれではピッタリとは言えない」と辛い評価を下した。一方、「自分とミストの連携は防衛隊トップクラスだった」とも発言している。 基本的には冷静な性格だが、時折間違った知識を周りに得意げに披露し、失笑を買うこともしばしば(例:「五十歩百歩」を「50ポイント100ポイント」と言うなど)。ミストとプリシラが何気ない会話をしただけで機嫌を損ねたり、シェルディアが合流してからは彼女とミストの関係に苛立つなど、嫉妬深い面も見受けられる。 愛機は惑星アトリーム時代から使用しているカスタマイズタイプのセリウス。メインヒロインになった場合にのみセリウスが大破し、セルケリウスに乗り換える。 専用BGMは「Autumn Loneliness」、「Winter Call」。 エルリック・シャルティール アンジェリカの父親にして、ミスト達が所属していた隊の隊長。当時はオリジナル仕様のレヴリアスを駆っていた。アトリーム防衛隊に入る前は単なる一般人だったのだが、強い正義感と人命救助の経験を買われてスカウトされた、という経歴を持つ。機動兵器の操縦技術は確か。ミストをはじめとする隊員からの信頼は非常に厚いものだったが、指導方針が根性論になりがちだったため、首をかしげる新人も多かったようだ。 普段は厳格だが、家庭では抜けている部分が目立つ。また、アンジェリカがメインパートナーとなった場合での「優柔不断END」ではミストの取り合いをするアンジェリカとシェルディアにミストが「何か言ってやってくれ」と助け船を求めるも「専門外だ」として逃げるなど恋愛関係には疎い模様。シェルディアがメインパートナーとなった場合の「優柔不断END」では「基礎がなっていない」としてシェルディアを訓練学校に半ば強引に入れ、ミストを自分の後継者として鍛え上げると共にアンジェリカとくっつかせようと画策するなど親バカな一面も見せる。 イディクスとの戦闘の際「自己犠牲」の精神でクリスタル・ハートの力を最大限に引き出しル=コボルに特攻するも結局倒せず、機体ごとイディクスに囚われる。その後、パートナーがシェルディアならガズム、アンジェリカならル=コボルに憑依される。体内に秘めた「欠片」が強かったにも関わらずクリスタル・ハートを起動できているが、本人は「精神鍛練の賜物ではないか」と推測している。 戦いが終わったあとは地球防衛隊に所属している。
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