『アカツキ電光戦記』から登場したキャラクター
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「アカツキ電光戦記」の記事における「『アカツキ電光戦記』から登場したキャラクター」の解説
マリリン・スー[Marilyn Sue] キャッチコピー:魅惑の殺人姫 声 - かるまぐ 大陸最大の国際マフィア「黒手会(ブラックハンズ)」に所属する職業兇手(殺し屋)で、劈掛拳をベースにした暗殺拳の使い手。黒孩子であり、黒手会の大当家であるインフーに拾われる前は娼婦をしていたらしい。黒手会の乗っ取りのためとミュカレの依頼の報酬に目がくらみ、インフーを殺害。そして勢力拡大のため、アカツキを追い電光機関を奪うことを企む。一見陽気でお茶目な口調と性格をしているが、欲望に忠実で冷酷かつ攻撃的な本性を持っている。自分の目的のため恩人を裏切ったことを魏から罵られても全く気にしておらず、本作では珍しい人間臭い汚さを持った人物である。 手数の多いコンボキャラであり、スピードを活かした攻撃を繰り出す。ガード判定付きの突進技を持つ。 魏(ウェイ)[Wei] キャッチコピー:復讐の心意六合拳 声 - 土方総司 / 松本忍 凄腕の職業兇手(殺し屋)で黒手会の幹部。心意六合拳の使い手で、大陸最強と呼ばれている。フルネームはウェイ・イェ・ルゥ。恩人であるインフーが何者かに殺されたので、張本人を捜す。義に篤い性格で、裏社会の人間にしては比較的常識的な感性の持ち主。マリリンに対しては性格の違いなどからあまりいい印象を持っておらず、インフー暗殺犯が彼女だと知った時も「やはりお前か」と言う程に敵対している。 ミュカレやムラクモと会った事で真実を知り、ムラクモを倒した後はムラクモが世界各地に送り込んだ複製體達を抹殺する旅に出た。 強力な突進技を使うパワーキャラだが、自らを強化する技も使う。 アノニム[Anonym] キャッチコピー:武装異端審問官 声 - すとれんじ へけ 宗教結社「神聖クラブ」に所属する異端審問官。フルネームはアノニム・メレル・ランバスだが、アノニムは「匿名」といった意味を持つ言葉であるため本名かは不明。拳銃と体術を合わせたランバス式銃術を使う。ゲゼルシャフトを支援する異端・ペルフェクティ教団の壊滅、また教団が持つとされる「復活の秘蹟」奪取のため派遣される。秘蹟奪取に成功した者には「あらゆる罪の放免」が教皇猊下から約束されているとのこと。辛辣な言動が目立つ強気な性格であり、暴力に訴えることを辞さない狂信的側面も持つ。完全者ミュカレを魔女と忌み嫌っているが、自身のエンディングでは体を彼女に乗っ取られてしまう。 リボルバー拳銃を使った飛び道具が豊富だが6発の弾数制限があり、こまめにリロードしながら戦っていく必要がある。3ゲージ技は自動発動の復活技。防御力は最低クラス。 エレクトロゾルダート[Elektrosoldat] キャッチコピー:第三帝国の悪夢 声 - 天崎響介 / 滝野洋平 秘密結社ゲゼルシャフト私兵。その正体はアドラーをオリジナルとするゲゼルシャフトのクローン兵士である。「エレクトロゾルダート」はドイツ語で「電気の兵士」を意味する。無個性に見られがちだが個体ごとにわずかに違いが有るらしく、中にはふとしたことがきっかけで強い個性が芽生える個体もいる模様。プレイヤーが操る個体のシナリオでは、アカツキからオリギナールを奪取した辺りから自らのオリジナルであるアドラーに似た野心家的性格になっていき、最終的にはドイツ人ではないムラクモが総統であることに反発しゲゼルシャフト乗っ取りを企むようになる。 電光機関の『適合者以外が使用すると寿命が縮む』という欠点を補う対策の一つとして大量生産されたクローンで、量産型電光機関を体に埋め込まれている。人間爆弾・特攻兵器といえる存在であり、戦うたびに命が削られていく。エンディングではムラクモを倒すものの、直後に自身も電光機関の使いすぎで吐血、死亡してしまう。そして倒したムラクモは転生により復活するというバッドエンドを迎える。 必殺技はタメコマンドの飛び道具と対空技のみというスタンダードなタメキャラ。使用技の性能が全体的に高く、堅実な戦い方が可能。 アドラー[Adler] キャッチコピー:アーネンエルベの死神 声 - 天崎響介 / 長瀬零司 ゲゼルシャフト武装親衛隊長。エレクトロゾルダートのオリギナール(オリジナル)にあたる人物で、上司でもある。冬眠制御で現代に甦った者の一人で、かつてはナチスドイツの研究機関「アーネンエルベ」に所属していた士官だった。チベットの古代遺跡の発掘に従事中、古代都市アガルタを発見する。野心家で、己が野望のために電光機関を独占しようとしている。冷酷かつ常に他人を見下したような態度を取るが、それ相応の実力を誇る上に、電光機関の原理を自力で推察する頭脳をも持っている。実は密かに「転生の法」を身に着けていた。 初期バージョンではエレクトロゾルダートの色違いでCPU専用キャラクターだったが、ver.1.1.0 SP1 Betaで差別化が行われ、使用可能になった。 エレクトロゾルダートと同名の技を使うが、こちらはコマンドキャラとなっており技性能も全て異なっている。癖のあるバランスキャラであり、壁になる飛び道具や変則的な突進技を持つ。 電光戦車[Blitztank] キャッチコピー:禁断の決戦兵器 電光機関を搭載している巨大戦車で、ゲゼルシャフトの秘密兵器。一般的な戦車砲塔の代わりにクレーン状の首の先端に髑髏のような頭が載った物が付いている。大戦末期に開発が中止されていたはずだったが、ゲゼルシャフトにより復元された。複数の戦傷者を動力源と自立制御装置として使っている非人道的な兵器であるが、自我を取り戻して暴走する個体が少なからず発生している模様。その意識は通常は動力源とされた人々のものが混濁している。 戦車のためビームやマインなどの飛び道具を豊富に持つ他、単発の弱い攻撃でのけぞらない特性を持っている。ただし体が非常に大きいため攻撃を受けやすく、切り返しも弱いと防御面にかなり難がある。総じて扱いが非常に難しい上級者向けキャラ。 なお、AC版のみ場に電光戦車が居る際の戦闘開始前イントロが「対戦車戦用意」という特殊なものになる。 ムラクモ[Murakumo] キャッチコピー:現人神降臨 声 - 土方総司 / 松本忍 本作の最終ボス。前大戦時に遣独軍事視察団を立案実行した駐独陸軍武官。その時にペルフェクティ教団と接触し、ゲゼルシャフトを立ち上げた。ベルリン陥落時に死亡したかに思われたが、冬眠制御及び完全者の秘蹟「転生の法」によって生き長らえ、現代に降り立った。 転生の法に加え、確立されたクローン技術と電光機関のノウハウを手にした事で、「天が自分を支配者として選んだ」と確信。現代に降り立った彼は 「増えすぎた人類は殺してでも減らすべき」 という考えに至っており、人が人を減らせないのならば、神たる自分が恩寵を与えるという思想の下、全世界に最終戦争を仕掛けようとする。また、世界を自分の意のままにするべく、世界中の要人達を自分の息の掛かった複製體にすり替えたり、予備の肉体でもある自らの複製體を政治や経済、裏社会の要職に就けたりしていた。黒手会の大当家インフーも複製體の一人であり、シナリオによっては彼の身体に転生している。 かつてのアカツキの上官でもあり、当時は「アカツキ零號」というコードネームを持っていた。電光機関の独占を目論んでアカツキらを抹殺するために北極航路に送り出したが、その際に生還者が出ることを考慮していなかったなど詰めが甘い部分がある(作中でもミュカレに指摘されている)。 圧倒的な速度の前歩き(システム上は歩きだが、特徴的なモーションで走る)や軌道の鋭いジャンプを持つ高機動キャラ。リーチの長い通常技や高性能な設置技に加え、ワープや分身といった相手を攪乱する技も持つ。 完全者[Perfecti] キャッチコピー:真理を知る者 声 - 内海慶子 『電光戦記』ではミュカレの色違いでCPU専用キャラクターだったが、『AC』で差別化が行われ、使用可能になった。ムラクモ使用時は彼女がラスボスになる。 ペルフェクティ教団の教祖ミュカレの真の姿。「完全者」とは尋常ならざる教義で真理に達した者が転生を繰り返した存在である。身の丈以上もある槍のような銃剣を持ち、黒い軍服を着た少女の姿をしている。なお、Perfectiの読みは「ペルフェクティ」である。使用している銃剣の銘は「魔剣ダインスレイヴ」、しゃがみモーションや勝利モーションなどで出てくる椅子は「玉座フリズスキャールヴ」。 ミュカレと同じく必殺技は全て飛び道具だが、こちらはボタン溜め技であるビームを主体とし、銃剣によるリーチの長い攻撃も駆使して相手を寄せ付けない戦い方を得意とする。また、投げを使うと自分の体力を少しだけ回復できる。 一方で最低クラスの防御力と切り返し手段の乏しさから、懐に潜られる事を苦手とする。また、溜め攻撃のためには投げか攻性防禦を犠牲にする必要があるため、扱いが難しい。
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