心意六合拳
心意六合拳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 10:23 UTC 版)
詳細は「心意六合拳」を参照 心意六合拳は形意拳の兄弟拳法で、河南の回族によって開発された武術で、もっとも戦闘指向的な中国武術の一つと考えられている。長い間、心意六合拳はその実戦における強さで知られていたが、その練習法はほとんど知られていなかった。心意六合拳は査拳及び七星拳(元は、少林拳の一つ)とともに、ムスリムを守るための拳法である教門拳を成していた。 心意六合拳の近接戦闘を主とし、練習法は比較的に単純なもので、十大形、四把、単把などで構成されている。 2世紀の間に渡り、心意六合拳の技法は秘密とされ一部の回族を除き伝承されることはなかったが、今世紀に入ってからやっと漢族に広まるようになった。今日でも、多くの心意六合拳の達人を河南を中心とした回族共同体で見つけることができる。漢族に広まっている心意六合拳は主に上海の盧嵩高(Lu Songgao)を通じて伝えられた。 中国では、心意六合拳は廬山と洛陽の二派に分かれていると考えられている。特に後者は回族以外にほとんど広まっていない。
※この「心意六合拳」の解説は、「回族の中国武術」の解説の一部です。
「心意六合拳」を含む「回族の中国武術」の記事については、「回族の中国武術」の概要を参照ください。
- 心意六合拳のページへのリンク